蘭州の臭い

旅の6日目 8/31 早朝
蘭州(ランシュウ)

蘭州は盆地の中の大都会である。
市内に入ると独特な臭いが漂ってきた。

『石炭の臭い』である。

私の学生時代の工房では、
金属を溶解する時にコークス(石炭の一種)を使っていた。
鋳物の街「川口」の臭いを想像してもいい。

ただ、ここではもっと濃くて強い臭いである。

中国では、煮炊きする燃料にも石炭を多く使っているからだろう。
途中、岩のように大きい石炭を山積みしたトラックを何度も見かけた。

地形が盆地であるために、街全体の空気が澱んでいる感じがする。


果物市場には珍しい果物がいっぱいである。
瓜はさらに西へ行った方が美味しいそうだ。

蘭州までの走行距離:990km


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