久しぶりに不定期映画鑑賞記を更新しました。長らく更新していなかったのはあれ以来、映画を見ていなかったからではなくて、なんとなく更新する気が失せていたから。本日、見た「ストレンヂア−無皇刃譚−」はそんな私の沈滞ムードを吹き飛ばすに十分な作品でした。劇場でもう1回見たいと思った作品は久しぶりです。気になっている人には強くオススメ。なんか公開劇場数も少ないし、あんまりお客さん入ってそうにないですしねぇ。
ところでこの作品、本来的な魅力とはまた別に個人的に強く惹かれるところがありました。犬に萌えた作品なんてアニメじゃ初めてですよ。なに、あの可愛さ。卑怯すぎ(平静さを失い中)。
「Sugar+Spice!」。2周目終了。2人目は早乙女司。
1周目を終えた時にアレ? とか思い試行錯誤していました。オトメカイセキの画面でイベントCGや立ちCGの鑑賞ができるはずなのに出来ないと。その時は他に必要な条件でもあるのかしら、と思っていたらその条件は作品外にあったようで。まだダウンロードしていませんが修正ファイル1.2の中身はそれらを搭載するためのものなようです。
拡張ファイルを用意するという発想は良いと思います。しかし、その中身に必須機能を含んでいるというのはどうでしょうか。10年前まで逆上ったとしてもCG鑑賞がないゲームがどれくらいあるというのか。34MBという数字を見ても未完成というイメージがとても強いです。
複数アカウントが使われていたら対応しないという処置もどうかと。ネット環境がない人は迂闊にネットカフェや友人に頼れないし、自分の環境であっても引っ越しでもしたなら終わりのような。ただでさえ、エロゲユーザーって入学、進学、就職などで環境が変わりやすいと思うんですけどねぇ。
結局、私は登録しましたけど残念です。
閑話休題。
2周目に入ったことでシステム部分もより気になるようになりました。シーンスキップがあるせいか通常のスキップはかなり遅めです。未読スキップが出来ないのでわかりませんが、未読であっても辛うじて読めそうなほどのスピードです。
ということで実用的なのはシーンスキップなのですが困った問題もあります。マップ画面からエピソードを選ぶ時はその内容がわかるのですが、それ以外の月の最初と最後の共通イベントがわからないんですよね。鑑賞モードではちゃんとタイトルも用意されているだけにそのあたりのフォローも欲しかったところです。
実際、2周目でタイトルが表示されないことで困った事態も起きていまして。司に告白しようとしたらシーンスキップの画面が出たんですよ。1度目の失敗は1周目で見ていましたから、「はぁ、失敗か」と思いながらもスキップせずに見ていました。そしたら雲行きが違っていて実はOKと。鑑賞モードを見る限り、告白する前半と返事の後半は分離しているようでもあるのですが、ゲームではまだわかりません。そうだとしたらスキップしていた場合、いきなり返事部分から見ることになっていた訳で。既読判定に対する信頼が確立できていないということもありますが、シーンスキップは風情を考えるなら告白システム使用時にはオフにしておいた方が良さそうです。
司シナリオで何がホッとしたって実は幼少時に出会っていたとか、そんなオチが待ち構えていなかったことです。ただでさえ、ヒロインの事前攻略の疑いの強いゲームですから本当に心配でした。というか、歌や夢路シナリオに対する軽いネタバレみたいなものが後半の個別シナリオにはありましたからねぇ。まぁ、予測して当然だろ? ということなのかもしれません。
しかし、個別シナリオを見る限りやはり、エピソード回収のスタイルこそが本作の成功の秘訣のように見えます。劇的状況で谷を作り出しても、その谷があまりにもなだらかな傾斜なのでプレイヤーが焦燥感を味わうよりも早くエンディングに至ってしまいました。先日も書きましたが、もし本作が通常のアドベンチャースタイルのゲームであったなら良い読後感が残ったとは思いにくいです。
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