徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2007年10月1日(月)    Sugar+Spice!継続中
 天元突破グレンラガン最終話。うーん。期待しすぎたつもりはないのだけれどイマイチな最終回でした。前半は良かったんですけどねー。あそこまでやっておいてニアを消滅させてしまうのはどうかと思います。そもそも何のためにアンチスパイラルの本拠地に行ったのか。何のためにグレン団の男たちは死んでいったのか。第3部ラストでニアを生き残らせ、先週のラストでもわざわざ窮地を演出しておきながら救って見せた。それでこの結末では失ったものを考えた時にグレン団の敗北としか思えません。
 そして、ラスト。まだ40代半ばくらいのはずなのにやたらと老け込んでいるロシウ、シモン、ヨーコさん。他のメンツはそれほど歳をとっていないのにねぇ。なんか虚しくなるだけだったような。結局、1話冒頭は事実上なかったですね。途中で色々あったんですかねぇ。ブータも元に戻ってましたし。
 最後は少し残念でしたが半年間、楽しませてもらいました。スタッフに感謝を。
 
 「Sugar+Spice!」。8月途中。
 スタートしてしばし、いきなり各ヒロインに告白して玉砕するとことから始めてみました。最終的にどうなるかはわかりませんが、このいつでも告白できるシステムはなかなか良い感じです。他ではまず見られない仕組みですからね。
 しかし、予想はひとり目から早くも当たってしまいました。1周目は個人的に珍しく気に入っているメガネさん深山藍衣から始めたのですが、見事にかつては恋人同士でした。しかも、かつては、とある通り一度は別れていてゲーム開始時までは間が開いているんですよ。事前の予想では歌か夢路かと思っていただけにまだすでに攻略済みという可能性はありそうです。さすがにはねるは違うでしょうが。
 ショートエピソードを積み重ねていくゲームスタイルはなかなか面白いです。まさにキャラクターたちの日常というエピソードばかりなので愛着がわきやすいかと。日常が退屈な方には必須エピソードだけを追っていくことも可能です。ただ、ヒロインを攻略できるかどうかは不分明ですけど。
 今のところ気になるのはエピソードの消滅の仕方がよく分からないということ。マニュアルによると取得ポイントが足りない以外は「特別」、「必須」イベントを選ぶことでしかエピソードは増減しないと書いてあるのですが、実際には「普通」エピソードを選んでも増減するんですよねぇ、これが。目当てのヒロインだけを追っていればいいという訳でもないようで難しいです。今は単に見たいと思っていたエピソードが消えた時だけロードしているので取りこぼしは多そう。
 6月の下旬に2度目の告白をすることで無事成功。失敗したままのデータで続けていましたが藍衣に関しては1度でも2度でもあんまり関係なさそうです。見なければならないような特殊イベントも特に見当たらなかったですからね。最初に振られた時は確実にキーイベントがありそうだ、とか思ったものでしたが。
 告白に成功してもシステムが使えなくなる以外は特別、変わったことは起きません。恋人用のイベントが増える以外は他のイベントに影響はあんまりなさそうです。もちろん、出現しなくなっているものはありそうですが。同イベント内のテキストの中身が若干、変化ということもなさそう。まぁ、主人公は恋人いない状態でもハーレムみたいなものですからね。「炎の孕ませ同級生」の主人公に勝るとも劣らずのモテっぷりですよ。絶対に同性のクラスメイトからは恨まれてます。
 そういや修正ファイルが出ているらしいのですが、これの詳細を知るためだけでもユーザー登録が必要なので二の足を踏んでいる状態。あんまり進んでしたくはないんですよねぇ。せめて修正内容くらい教えてくれもいいんじゃないかと。必要なくても登録しなくてはいけないというのはねぇ。ボイスが出なくてバックログ画面で聞こうとしたらエラーが出たのがそれかしら。

 2007年10月3日(水)    Sugar+Spice!継続中2
 1周目終了。1人目は深山藍衣。
 いや、なかなか良かったです。シナリオではなく深山藍衣というキャラクターが。ニヤリと笑う姿や目を閉じて恥ずかしがる姿など立ちCGが非常に大きな役目を果たしています。一年間という長丁場でも飽きることのない魅力ある立ちCGを用意できているかと。正直イベントCGはプレイ時間に比すればそれほど多くはないので立ちCGの出来は重要です。1回ですけど衣替えもしてくれますしね。
 才女であるがぐうたら。ふてぶてしいが実はさびしがり屋。厳しいようでいて主人公には結局あまく、生き方はどこまでも不器用。そんな藍衣はとても魅力を感じるヒロインでした。Hシーンで幼くなるのもポイント。日常を過ごすことが楽しい、これはキャラクター造型とシステムの勝利といっていいと思います。エピソード収集が終わってしまった時、とても寂しく感じましたから。
 11月になるとエピソード収拾のシステムは消滅して通常のアドベンチャースタイルに切り替わります。藍衣シナリオ限定かもしれませんが、視点はそれまで以上に主人公とヒロインで切り替わるように。短い期間ですし、これはこれで一向に構わないのですが、内容を考えた時についもしもを想像してしまいます。もし本作が従来通り最初からオーソドックスなアドベンチャースタイルであったなら。恐らくはいま私が抱いているような好感触の作品になっていないような気がします。ラストの一幕を見る限り。
 作る方は大変でしょうがこのエピソードを収拾するスタイルは利点も多いです。好きなところを自由なタイミングで見せることができますし、制限も少ないと。特にHシーンに変化をつけるのがたやすくなります。いわゆるお膳立てがほとんどいらないですからね。無理のある流れ、なんてことにはまずなりません。世界観を詰めることで自然とキャラが立ちやすくなるのも特徴です。当たり前のように生活感が出るのでキャラの魅力もより出やすくなります。まぁ、それらと引き換えに必要な素材数は半端ないですけど。
 8月の旅行イベントはすごかったですね。前作「あまなつ」の素材を使いまくり。ファンサービスというにはあまりに前面に出た演出でちとびっくりでした。ただ、存在感ある本作のキャラに絡ませる、という意味では良かったのではないかと。空と奈美がいつの間にか付き合っているという点に複雑な思いをする人もいるのでしょうか。

 2007年10月5日(金)    Sugar+Spice!継続中3
 久しぶりに不定期映画鑑賞記を更新しました。長らく更新していなかったのはあれ以来、映画を見ていなかったからではなくて、なんとなく更新する気が失せていたから。本日、見た「ストレンヂア−無皇刃譚−」はそんな私の沈滞ムードを吹き飛ばすに十分な作品でした。劇場でもう1回見たいと思った作品は久しぶりです。気になっている人には強くオススメ。なんか公開劇場数も少ないし、あんまりお客さん入ってそうにないですしねぇ。
 ところでこの作品、本来的な魅力とはまた別に個人的に強く惹かれるところがありました。犬に萌えた作品なんてアニメじゃ初めてですよ。なに、あの可愛さ。卑怯すぎ(平静さを失い中)。
 
 「Sugar+Spice!」。2周目終了。2人目は早乙女司。
 1周目を終えた時にアレ? とか思い試行錯誤していました。オトメカイセキの画面でイベントCGや立ちCGの鑑賞ができるはずなのに出来ないと。その時は他に必要な条件でもあるのかしら、と思っていたらその条件は作品外にあったようで。まだダウンロードしていませんが修正ファイル1.2の中身はそれらを搭載するためのものなようです。
 拡張ファイルを用意するという発想は良いと思います。しかし、その中身に必須機能を含んでいるというのはどうでしょうか。10年前まで逆上ったとしてもCG鑑賞がないゲームがどれくらいあるというのか。34MBという数字を見ても未完成というイメージがとても強いです。
 複数アカウントが使われていたら対応しないという処置もどうかと。ネット環境がない人は迂闊にネットカフェや友人に頼れないし、自分の環境であっても引っ越しでもしたなら終わりのような。ただでさえ、エロゲユーザーって入学、進学、就職などで環境が変わりやすいと思うんですけどねぇ。
 結局、私は登録しましたけど残念です。
 閑話休題。
 2周目に入ったことでシステム部分もより気になるようになりました。シーンスキップがあるせいか通常のスキップはかなり遅めです。未読スキップが出来ないのでわかりませんが、未読であっても辛うじて読めそうなほどのスピードです。
 ということで実用的なのはシーンスキップなのですが困った問題もあります。マップ画面からエピソードを選ぶ時はその内容がわかるのですが、それ以外の月の最初と最後の共通イベントがわからないんですよね。鑑賞モードではちゃんとタイトルも用意されているだけにそのあたりのフォローも欲しかったところです。
 実際、2周目でタイトルが表示されないことで困った事態も起きていまして。司に告白しようとしたらシーンスキップの画面が出たんですよ。1度目の失敗は1周目で見ていましたから、「はぁ、失敗か」と思いながらもスキップせずに見ていました。そしたら雲行きが違っていて実はOKと。鑑賞モードを見る限り、告白する前半と返事の後半は分離しているようでもあるのですが、ゲームではまだわかりません。そうだとしたらスキップしていた場合、いきなり返事部分から見ることになっていた訳で。既読判定に対する信頼が確立できていないということもありますが、シーンスキップは風情を考えるなら告白システム使用時にはオフにしておいた方が良さそうです。
 司シナリオで何がホッとしたって実は幼少時に出会っていたとか、そんなオチが待ち構えていなかったことです。ただでさえ、ヒロインの事前攻略の疑いの強いゲームですから本当に心配でした。というか、歌や夢路シナリオに対する軽いネタバレみたいなものが後半の個別シナリオにはありましたからねぇ。まぁ、予測して当然だろ? ということなのかもしれません。
 しかし、個別シナリオを見る限りやはり、エピソード回収のスタイルこそが本作の成功の秘訣のように見えます。劇的状況で谷を作り出しても、その谷があまりにもなだらかな傾斜なのでプレイヤーが焦燥感を味わうよりも早くエンディングに至ってしまいました。先日も書きましたが、もし本作が通常のアドベンチャースタイルのゲームであったなら良い読後感が残ったとは思いにくいです。

 2007年10月8日(月)    Sugar+Spice!継続中4
 機動戦士ガンダムOO1話。SEEDのレベルに慣れているせいでしょうか。画面がすごく綺麗に見えます。CGとの融合もうまさを感じるくらいにまでなりましたし、このレベルを維持できるのなら文句のつけようもありません。
 お話はわざとやっているのか、というくらいにガンダムWとの共通性あり。正直、違いの方が少ないのでは。美形度の高さも実にいい勝負。これからの展開(差別化)に期待したいところ。取りあえず登場人物が多すぎます。アニメだけを見て全員を覚えるにはかなりの時間がかかるのではないかなぁ。
 
 「Sugar+Spice!」。3周目終了。3人目は春瀬歌。
 はねるのイベントをあんまり選んでいないせいでしょうか、3周目ともなると相当なスピード展開になります。Hシーン以外の新規イベントは数えるほどしかありません。落差というものを強く感じてしまうのは仕方ないながらももったいないところ。まぁ、気に入っているイベントはスキップせずに見ている訳ですが。
 ええと伏線の張られていた終盤の展開はどうなの? というのが偽りのない感想です。再発すれば寝たきりになるかもしれない持病持ちがダイエットキャラですぐに太ってしまう体質、しかもそれをネタに他にヒロインに絡む性質というのはどうなんでしょうか。いくらなんでも嘘くさいというか、真実味が足りないように思います。まして歌は嘘を得意とするキャラであるというのに。藍衣や司に比べて個別シナリオの尺が長いせいもあってどうも空々しい感じでした。ちょっと属性と劇的状況の組み合わせに問題があるのではないでしょうか。
 拡張ファイルをダウンロードしてみました。
 結論から言うとガッカリです。登録制にしてまで初めからあるはずの機能を後付けにしたというのにイベントCGはHシーンのものしか見られません。これはどういう意図からなんでしょうか。随分と意地悪をされている気分になります。イベントCGの枚数をあまり数えられたくないということなんでしょうか。立ちCGの方も用意されてはいるのですが、表情と衣装の組み合わせを自由に選ぶことができません。衣装ごとの表情は固定されています。もうちょっとまともな機能を望みたかったです。

 2007年10月10日(水)    Sugar+Spice!継続中5
 取りあえず一通り終了。4人目は南条寺夢路。
 世話焼かせすぎじゃー! というのがエンディング後の周囲の声なのではないかと。カップルになった当初、クラスメイトたちの前で付き合っている事実をお披露目し、秋の文化祭では学園中にお披露目したのに、冬になると本当に些細な理由で仲違いしてしまう。当人たちにさえなぜそうなるのかわからないぐらいなのだから、周囲にはよりわからないはず。そして、わかったようなわからないような理由で仲直りしてしまう。2人のことで気を揉んだ人間ほど馬鹿馬鹿しくなりそうな顛末です。無自覚にまわりを巻き込んでしまうタイプのカップルですな。
 正直ですね、将来も心配な感じです。事あるごとに別れの危機が潜んでいそうですよ。記念の日に不可抗力で約束をすっぽかしたとかそんな理由で。
 4周目ともなると初見のイベントがぐっと減ってしまうために、個別シナリオが短いことが随分と寂しく感じられてしまいます。シナリオらしい(流れの感じ取れる)シナリオがないことがいきなり気になってしまうんですね。滲み出る生活感という意味で少し似ているところのある「とらいあんぐるハート2」などとはこのあたりが違います。エピソード収集の時に単発ではないイベントが少しでもあると違ったのかも知れませんが。やはり、エンディングのためだけのワンエピソードだけではねぇ、物足りなさも残ると。
 5人目は足利はねる。
 将軍とかあだ名がついても仕方のないような名字です。
 まぁ、それはともかく何ともぬる〜いラストエピソードでした。もともと引っ越しという基本のネタバレは他シナリオでしているだけあって、よりそんな気分が強まってましたよ。あんまり緊張感がないもんでなぜまだシナリオが続いているのか、とか思ったくらいですから。
 はねるの決断はどうかなぁ、と思います。一旦、断っているだけに親戚の人もいい迷惑なのではないかと。人ひとり預かるってのはとても大変なことでこんな気分次第みたいな理由でコロコロ変えられても応援しにくいですよ。なんとも根拠が薄弱であるし。いつまでいるかわからないというのもそれに拍車をかけてます。というか、特待生が勝手な理由で辞めてもいいのでしょうか?
 ラストの主人公はよくわからなかったです。噂はともかく、よくよく聞いてみるとなんら自立していないような気がするのですが。偏差値の高い(?)大学に受かっただけのような。何を持って迎えに行ける、と判断したのでしょうね。大学に受かるだけでいいならはねるも想定してそうなものだし。
 
 11月のラインナップが久しぶりというくらいに詰まってます。16日のlightの「Dies Irae」を皮切りに22日にはライアーソフトの「赫炎のインガノック」、etudeの「そして明日の世界より」、HERMITの「世界で一番NGな恋」、SIESTAの「ぱすてる」、30日にはSiriusの「こいびとどうしですることぜんぶ」、Whirlpoolの「MagusTale〜世界樹と恋する魔法使い〜」と詰まりすぎです。しかも、29日のあかべぇそふとつぅの「G線上の魔王」も気になっているくらいで。まぁ、延期しやすいタイトルをかなり含んでいるので悩むには早すぎるかもしれませんが。「Dies Irae」が1週だけ延期して後はそのまんまというのは勘弁デスヨ。

 2007年10月15日(月)    Sugar+Spice!終了
 機動戦士ガンダムOO2話。右を見ても左を見ても美形ばかり。まだ2話だというのに早くも食傷気味です。一部は微妙に見分けがつかないしなぁ。改めて考えるとガンダムWは美形ばかり、というほどでもなかったのか? とか本作を見ていると思います。
 1話があまりに飛ばしていたせいか、2話は比較的、親切に感じられる作りになっているように見えます。解説があるし、キャラクターたちも説明に近いセリフを言ってくれますし、実に助かります。この程度なら不自然というほどでもないんじゃないですかね。
 モビルスーツはガンダムよりも雑魚が愛しい感じです。あのもっさりした動きを見ているだけで癒されるような気がしてきます。ああいう動きだとガンダムの強さも納得しやすいですし、一石二鳥な感じです。私限定かもですが。
 
 「Sugar+Spice!」。
 繰り返しプレイすることでほとんどのイベントを見ることができたので一区切り。
 2周目以降、好感度を引き継がない方法がわからないので一部のヒロインに振られることができません。まぁ、一度目は全ヒロイン分を見ていますし、無理に見ることもないんですけど。後は恐らく一部のヒロインの告白OKその2が見ていない感じ。てっきり相手から告白してくるパターンのことかと思えば違いますしねぇ。このあたりはどうしても見たい訳ではないのでまぁいいかな、と。
 二転三転してサポート態勢がまた変わったようですね。修正ファイルだけならパスワードのみで拡張ファイルにはやっぱり登録が必要と。どのみち正規ユーザーが面倒という点においては少しも変わらない訳で。それと今後も少しずつ増やしていくなら追加部分だけのパッチも欲しいところ。今は35MB程度だからいいんですけど、これが徐々に増えていくとなるとねぇ。サーバーのこと考えてもその方が負担が減っていいのではないでしょうか。
 で、こういうシステムにしたからには一度くらい追加イベントのパッチを作って欲しいですよねぇ。アイキャッチの種類が増えたってすでにクリアしている人間にはあんまり意味がないですし。儚い希望かもしれませんが期待したいところです。
 
 来月の激しいタイトル攻勢に対して今月はなんとも寂しい限り。数だけ比べればそこまでの違いはないんですけどねぇ。いわゆる○○版ってのが多いのが今月の特徴かと。純粋な新作となると実はわりと少ないんですよねぇ。まして注目作となると。CUFFSの「Garden」も来年になってしまいましたしねぇ。私の場合だと「ツナガル★バングル」くらい。しかも、どうしても欲しい作品という訳でもないですからねぇ。

 2007年10月23日(火)    ぱすてる体験版
 まずはお詫びから。先月の日記でアトリエかぐやの「艶女医」が要起動ディスクと書きましたが勘違いによる誤りでした。迷惑をかけた方々には誠に申し訳ありません。インストール時にぼーっとしていたのが原因のようでフルインストールを選択していなかったようです。最初は理由に気付かずやたらとシークすることに疑問を覚えてましたよ。
 こんなところを読んでいないとは思いますがアトリエかぐや様にも申し訳ありません。
 
 機動戦士ガンダムOO3話。正体不明のモビルスーツに対する各勢力のアプローチは現代的な作りが感じられて好感が持てます。「W」よりも一歩進んだ構成なのではないでしょうか。しかし、それにしてはあっさりIRAがテロを止めてしまうのはなんだかなーと。まぁ、シナリオ上の都合ってのはわかるんですけども。
 エロゲーの主人公なみに優柔不断で鈍い学生くん(サジ)の存在意義は何かと思えばお隣さんでしたか。ということはこれからも視聴者に近い視点で色々と解説してくれるのでしょうか。ルイスさんは最終回まで苦労すると思います。
 
 「ぱすてる」体験版。テックジャイアンVer.
 メインヒロイン桃瀬美緒の最初のHシーンまで。その他の部分は選択肢こそ表示されますが実際に選ぶことはできません。
 ヒロインは5人しかいないというのに、その最初のHシーンまで収録とはなかなか思い切った体験版です。しかしながら、嬉しいとは言いかねる内容なんですよねぇ、これが。
 日常はひたすらに同じことの繰り返し。昼飯を食うことと放課後の水泳部入部をかけた追いかけっこ、この2つのみ。本当に来る日も来る日もこの2つを繰り返すだけ。その中身も潤いに欠けること甚だしいです。一応はプロット通りに書けていますが、それ以上は全くないというある意味で清々しいほどの割り切りが感じられます。もしかしたら毎日のテキスト制限が30行以内とかあるのでは、とか邪推したくなるほど。もうちょっとヒロインの魅力を引き立たせるようなテキストを求めたいところです。
 CGは立ちCGが予想外に安定していません。バランスが悪いというか、上半身と下半身が繋がっていないかのようなものが散見されます。雪乃やはるかなどに。それとお色気演出(?)としてありすの胸がたびたび揺れるのですが、この揺れ具合がなんだか不自然。エロいというよりも奇怪に感じられてしまうのが困りものです。あとサブキャラが同じ世界の住人とは思えないくらいに濃いです。
 背景は手描きっぽさが出ていて良い感じ。立ちCGともうまく融合しています。
 曲はほぼ固定ルートということで美緒のテーマ(?)ばかり聞いていた印象があります。出だしが迫力ありすぎで聞いていると次第にヒロインの曲とは思えなくなってくるのが困りもの。
 エロ度はテキスト、CGともにほどほどと考えておくのが無難かと。全CG中のエロの占める割合は多いらしいですが、数があればまぁなんとか、というところでしょうか。サンプルから判断する限り。それくらいに思っていた方が効果は高そうです。
 総合すると原画買いくらいのつもりで購入するなら、というライン。シナリオは複数ライター制なのでもうちょい良くなる可能性もありますが、それにしても限度があると思われます。やはり期待しすぎないことが肝要かと。

 2007年10月27日(土)    ツナガル☆バングル開始
 結局、買いました。まだまだ始まったばかり。雫といつきが登場してしばらく。
 ん〜、何と言ったらいいのでしょうか。あんまりエロゲーらしくないゲームですね。主人公の精神年齢がかなーり幼く見えます。まだまだ冒険したい年頃という感じで、エロゲーの主人公というよりは少年漫画の主人公と言った方がしっくりきます。ここまでの流れは魔法使いが作った街で宝探しですからね、なんかプレイしているゲームを間違っているような気がしてきます。
 冒険している姿を微笑ましい目で見られないと本作は厳しいかもしれません。やはり、どうしたってプレイヤーが疑問を抱いてしまいますから。エロい訳でもなく、物語が引き込まれるほど面白い訳でもなく、キャラクターの魅力だけで作品を引っ張れる訳でもない。じゃあ、どうしてエロゲーらしくないこの作品をプレイしているのだろうと。
 個人的には違うところに楽しみを見つけられたので進められているといった感じ。妄想系の幼なじみが誰よりも主人公に近いと思っていたところに、前触れもなく主人公と気の合う転校生が現れ、日ごとに増していく脅威にあわあわする様子を見て和むゲームかな、と。未来への恐れから必死になり過ぎる姿がまた良し。本質的にはあまり好きなキャラではないんですけどね。それを嬉しそうに観察する樹里にすっかり同化してプレイしております。
 ポイントは個別ルートに入った後の流れでしょうかね。それによっては心象に大きな動きが出そうです。場合によっては続けるのが辛くなる可能性もあるかも。そうでないことを祈るばかりですが。
 立ちCGは「はぴねす!」と比べてもさらに賑やかになりました。冷や汗が流れる様子までわざわざ動きで表現していて無駄に凝っているのが感じられます。表現の数自体がかなり多く、ヒロイン毎に特別っぽいものが用意されているのが特徴かと。例)後ろ姿があるのは樹里だけ(今のところ)とか。ただ、書き文字があるのはちとどうかな、と。擬音をビジュアルで見せるならともかく、セリフを書いてしまうのはやり過ぎのようにも。まぁ、悲鳴みたいなうめき声ですけど。

 2007年10月30日(火)    ツナガル☆バングル1周目終了
 機動戦士ガンダムOO4話。タリビアはすごいなぁ、とか素直に思いました。化石燃料の埋蔵量が関係ない世界観だから、何事もなかったように済みますが普通なら米国にタリビアを救うという名目で一体どれだけのものを要求されるかわかったものじゃありませんよ。MSも多数失った訳だし、指導者がそのままってことはないんじゃないかなぁ。かなりシナリオの都合が優先されている展開ですな。
 カスタムフラッグは「W」視聴者にはまんまトールギスにしか見えません。かつての「W」が序盤の展開で宇宙世紀ガンダムを下敷きにしているようなところがありましたが、この「OO」にもそんなようなのがあるんですかねぇ。全体的にかなり踏襲しているように見えますよ。
 沙慈くんはすごいなぁ。名前を覚えていない人間に話しかけるってのはなかなかたいしたもんだと思います。特に用事もないのにねぇ。
 
 「ツナガル☆バングル」。1人目は一ノ瀬悠夏。
 そろそろ飽きたという頃にようやく個別ルートに入りました。ホッとしたのも束の間シナリオは意味不明の流れに入り込んでいきます。
 過去に同じように腕輪をつけて宝探しをしていた悠夏の祖父と雫の祖母はお付きの従者とお嬢さまという関係。雫の祖母は政略結婚の相手がいたために2人の恋は悲恋に終わる。
 マジックアイテムでそれを知った主人公たちはけったいな思い込みをし始めます。宝探しをすると必ず悲しい結末を迎える、と。過去にそんな一例があっただけでなぜか一同は絶対的な運命にも等しいという認識を持つように。悠夏は根拠のかけらもない、そもそも論旨がおかしい話にショックを受けて引きこもってしまう始末。妄想が現実化する前に自ら主人公と不仲になろうとする自己矛盾にも程がある行動です。わざわざ主人公が説得しに出向くというプレイヤーには疑問だらけの展開に。行動の全てが理解できません。
 オチももちろん、そんなラストではないのですが終わった今でもなぜ、こんなシナリオになったのかサッパリわかりません。どういう効果を狙っているんでしょうか。つーか、プロットにはなんて書いてあったんでしょう。かなり気になります。
 ところで終盤でしていた悠夏の誕生日の話はどうなったんでしょうか。シナリオ中もエピローグも何も触れていないんですけど。

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