徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2006年8月2日(水)    はぴねす! りらっくす継続中3
 渡良瀬準シナリオ。
 これだけ長くて最初はちと驚きました。
 待望の準シナリオな訳ですが実際はIf実現シナリオというところ。準とのエピソードは少しだけで残りはハーレムのようなシナリオになってます。その内容は悪くないのですが、根本的な欠点みたいなのも抱えています。
 それはパラレルシナリオであること、事実上の夢とそう大差ないことですか。現実に戻った時に主人公もヒロインも記憶を持っているのはその描写を書く意味ではなかなか面白いんですが、所詮は夢ですからねぇ。そのおかげで叶う展開もあるとはいえ、魔法のあるゲームが夢(正確には違いますけど)に頼らなくてはいけないのは普通にどうかと。設定を変えなければハーレム展開に持ち込めないというのもね。準にしてもそれは同じな訳で。どーして恣意的に作った世界での話かなぁ。醒めてしまえばそれで終わりに見えてしまいますよ。
 この大きなポイントに目をつぶれればまぁ、なんとか。「男でもいい!」という桜庭導師の声が聞こえてきそうな気がしますデスヨ。追加された準の正面を向いた立ちCGは可愛いです。男と女と両方の選択肢を用意したところはなかなかの英断かと。恐れていましたがCGモードも別に分かれていますし。ただ、そこまで配慮するならCGもしっかりと別々に用意して欲しかったです。違いは1枚であとは差分ではありがたみもだいぶ薄れますわ。胸がつるぺたなのも素材節約に見えて仕方ないです。っていうか思うがままの世界でサイズが全く同じというのは準としてどうなのよ?

 2006年8月4日(金)    変身淫魔少女かりん、おしえてRe:メイド開始
 「はぴねす! りらっくす」。
 「まーじゃんもりらっくす」を触ってみる。パートナーを選んで2人麻雀がストーリーモードなんですが、あまり出来はよろしくないです。シナリオは脱衣麻雀なみかそれ以下であるのにCG(サービス)は脱衣麻雀に遥に劣るというのは正直どうかと思います。
 自分と負かした相手の魔法(イカサマ技)が使えるというシステムで対局中にボイスのフォローも全くなし。ではパートナーは何のためにいるのかと言えばどうやらラスボスということらしいです。ホント、何のためのパートナーなのやら。参るのはコンプリートするのに全員をパートナーに選んでプレイしなければならないということ。とーても面倒です。
 肝心の麻雀も出来はイマイチ。魔法演出も2度目以降はキャンセルできないので軽くイライラが溜まります。魔法を使わないと勝つのはしんどいですからねぇ。特に最終戦は。また、たまにロンできない時があるのはかなり痛いです。ましてヘボにはねぇ。
 
 「変身淫魔少女かりん」。
 同人ゲーム、それもダウンロード版もあるということで数時間ですんなり終了。分岐もありますけど、ほぼ一本道と言って差し支えないかと。
 短い内容ながらノリツッコミ会話は意外と面白いです。声優の好演もそれに十分、貢献しています。5800円くらいで倍くらいのボリュームがあると良かったかな、と。
 原画家買いをした身からするとCGはもう一歩かなぁ。ミヤスリサ氏の良さを引き出しきれていないように思います。彩色はもちろんですが、輪郭をもっと際立たせた方がエロくなるのではないですかね。特に氏の絵の場合。人体と触手の境が色以外ではわかりにくいというのはね。そこが各商業作品との差でしょうか。
 
 「おしえてRe:メイド」。
 まだ始めて2時間くらい。レッスンプランが出ていません。
 やー、このゲームを買うのは賭でした。なにせOSは2000とXPのみなのに我が家はMe、CPUは必須が1.4GHzに推奨が2GHzだというのに800MHzですからねぇ。動かなくても不思議はない訳で。メモリが512MBあるのがせめてもの救いというくらい。まー、そのせいかどうにか動いてます。若干、動きがもっさりしているような気もしますが推奨環境でもこんな感じかも、という程度。今後も順調に行くよう祈りつつプレイしてます。
 推奨環境が高い理由は立ちCGによるドタバタ劇に一因があるようです。とにかくよく動く。動くんですけどそれが効果的かと聞かれると難しいところな訳で。全員が順番に震えるところとか喋る度にスクロールして回る双子とかかなりうざいです。もう少し考えて演出して欲しいところ。掛け合いのテンポが悪くなるだけだし。
 ボイスのボリュームレベルが一定でないのはかなり気になってます。特に色物キャラである小次郎太の声がサッパリ聞こえない。聞こえるようにすると草柳順子声が素晴らしいことになってしまってもう。切実にキャラ毎のオンオフが欲しかったです。せっかくのラインハルト様なのになぁ。オカマだけど。

 2006年8月7日(月)    8月展望
 仮面ライダーカブト27話。まさに映画版の口直し気分。本編はこんなに面白いのにどうしてあんなにねぇ(嘆息)。
 メイクアップ対決はさすがの面白さ。それだけに新星メイクアップアーティスト相楽氏はもったいなかったなぁ。もっと出番が欲しかったです。天道との再会はネタが良かっただけにワームより本物の方が良かったような気がします。取りあえず予告展開はブラフだと思いたい。せっかくゴンが出てきたのだから。
 遂に神代家の財政破綻を知ってしまった剣くん。進めば進むほど痛々しさには磨きがかかるばかり。おかげで加賀美くんが霞んできましたよ。
 
 気がつけば8月にはほとんど買うものがありません。バナナシュッシュの「たまたま」くらいで残りは全て9月に延期。普通に困ってます。ゲーム的には今月は暇になりそう。また何か昔のでも再プレイしようかしら。
 で、9月は現時点で結構な数になっています。1日はハイクオソフトの「よつのはDVD」、15日は同じく「幼なじみとの暮らし方」と上旬はおとなしいのですが29日はクロスネットの「AYAKASHI H」、銀時計の「おたく☆まっしぐら」、ビタミンの「どうして?いじってプリンセスFinalRoad」、フロントウイングの「めがちゅ!」とやたらと多いです。他にも何か移動してきそうな気がしますし、選ばないといかんですな。
 
 lightの「Dies Irae」の情報が少しずつ出てきました。伝奇ならではの匂いが至るところからしてきていい感じです。しかし、明かされている情報を見ているだけで思うのですが、1本で終わるんですか、コレ。なんかそれなり以上に大きい物語に見えるんですけど。特にlightだということを考えると大作と呼ぶほどのボリュームを備えているとは考えにくいだけにねぇ。せいぜい「群青の空を越えて」クラスとしてもあれだけのものを全部書けるのかなぁ。期待するがゆえの不安です。

 2006年8月8日(火)    おしえてRe:メイド1回目終了
 ようやく1周目が終わりました。1人目はフィリネ。
 さすがに1年ともなると時間がかかります。内容がそれほどでもないだけに演出に強い疑問を感じます。
 それはマップ移動時。ヒロインの誰かひとりを選ぶとなぜか続いてそのヒロインのアイキャッチが登場。本作は主人公がいないところで話が展開することも珍しくなく、一人称視点の文章が主人公とヒロイン全員にあります。つまりはこれを知らせるためのアイキャッチかと思われますが、そんなの始まればすぐにわかる訳で明らかに必要ありません。5秒近くも待たされるのは明らかに無駄です。ただでさえ、通常のアイキャッチも頻繁に、それこそ意義が感じられないほど多用されているだけに。付け加えるならヒロインの一人称視点なのに地の文とモノローグ(ボイス付き)が混在しているのが普通に意味不明です。何のための一人称視点なのか。
 シナリオはないと言ってよく、あるのはテキストのみというところ。主人公の再生請負人と落第メイドたちの交流はしっかりと描かれています。季節に応じたイベントも意欲的に配置されています。メイド服が課題になっていて季節毎に新しく変わるのも目に鮮やかでいい感じです。もちろんHシーンに繋がっています。メイド服だけで各ヒロイン別々に5種類もあってびっくりです。もちろん立ちCGも用意されています。
 しかし、1年を通してのフィリネの物語なんてものはほとんど見られません。あくまでメイドとして成長する過程フィリネ編とでも呼ぶのがせいぜい。裏の仕事をしている主人公がメイドを育てているのにその対象と恋に陥るのはどうか、なんて展開は匂わすだけでありません。葛藤などなくすんなりとエンディングへ。
 イベントCGはエロに傾いていますがかなり豊富に用意されていて原画家の気合を感じます。立ちCGは前述したように衣装は豊富なんですが表情は平均クラス。とくにシリアスなシーン用の表情が不足していて、真剣に気持ちを訴えるシーンで情けない泣き顔(口は半開き)とかセリフと合致しないこともしばしば。
 Hシーンは単体はそれぞれエロいんですがシナリオ的には疑問も。どうやらフィリネの場合、全てのHシーンを描写しているようなんですよ。それは別に構わないんですが、ゲーム期間が1年ともなるといかにHシーンが多くともおかしくなってくる訳で。いわゆるそういう関係になってから中盤過ぎまで一ヶ月に一度あるかないかというのはさすがに少な過ぎると言うか、ちと酷いような気がします。
 ところで純粋な疑問なんですがエンディングのフィリネさんは控えめに見ても明らかに若返っています。その姿は子供と言ってもいいほど。一体何があったのでしょうか。
 小次郎太の声優ネタでました。人参食べられないよ発言が炸裂。よくやりますなぁ。まぁ、どうせやるなら「嘘をつくな、ミッターマイヤー。 卿は嘘をついている」ぐらいは言って欲しいものですが。あ、固有名詞はヤバすぎですか。

 2006年8月11日(金)    おしえてRe:メイド2〜3回目終了
 2人目はライラ。
 予想以上に2周目は書くことがありません。基本的におんなじですからねぇ。攻略情報を見ながらプレイしているんですが、それでも被って見なければならないイベントが多いんですよねぇ。なにせ全員をある程度の能力値まで上げなければならないのでオンリープレイ不可ですから。
 シナリオがないようなものであるのはこのライラシナリオも同じ。それだけにキャラが好きになれないとツライです。ライラはいわゆるひとりで頑張ってしまう、ダメ頑張りが得意なので見ている側はとてもイライラとさせられましたよ。どうしても有能には見えないだけにね。
 エンディングはどうにも本末転倒ぎみ。お金持ちの主人に仕えて弟妹たちに楽をさせるんじゃなかったんですか?
 3人目は白羽。
 キャラとしては面白いが活用度はイマイチ。せっかくの武装メイドも虫と戦うだけではねぇ。克服もいつの間にか少し我慢できるようになった、ではどうにも。ただ、精神面が未熟な白羽が努力し、普通である他のメイドたちに近づいていこうとする描写は秀逸。まぁ、描写が少なすぎるとかうまくいきすぎるとか問題がない訳ではないですけど。
 それより気になったのはメイドの扱いですかねぇ。なんかこのシナリオではメイドの業務に性欲処理が含まれているんですけど。他のシナリオではそんなことなかったのに。主人公が手を出していたのは「何をしても構わない」という条件があったからなのにねぇ。だいたいメイドがそういう存在なら落第生である彼女たちが処女であるはずないのになぁ。
 
 久しぶりに色々とデモを見る。
 「おたく☆まっしぐら」(銀時計):なんとなく程度のアニメーションがあるためにますます「こみっくパーティー」っぽく見えます。秋葉の背景は色使いのせいか、どうもピンと来るものがありません。すでに景色が変わってしまっているところもあるしねぇ。駅前とかあったらかなり悲しそうです(ゲーマーズ側はある)。
 意外と声優陣が豪華で驚き。というかかなりの鉄板ぶりです。お金かかってそう。
 
 「めがちゅ!」(フロントウイング):スタート時の演出が色々と可愛いです。特にあのアニメーションは短いながらも素晴らしい出来。こんな可愛いヒロインが出るんだよ、というメッセージが強く伝わってきます。影絵が踊っているのも良い演出です。好感触。まさにつかみはOKという感じ。ただ、それ以降が続かず残念。文字表示をちょっぴり工夫しているくらいであとは至って普通のデモに仕上がっています。
 
 「個室病室」(アトリエD):脱力系お馬鹿ソングが絶妙。ヒロインひとりのゲームなだけあってこのインパクトは大きいです。「やんやや、ややんや〜ん」はクセになりそうですよ。どうせなら声優の榎津まおさんが唄っても面白かったんではないかと。

 2006年8月13日(日)    おしえてRe:メイド終了
 仮面ライダーカブト28話。なるほど。死体の方がワームというオチでしたか。ま、それはいいとしても色々と無理のある展開でしたな。今回に限ってライダーが力を合わせるなんてどう考えても不自然だし、誰もこの奇妙な提案を疑問に思わないのも変です。それにグリップを持っていれば偽物でも問題ないというのはおかしいのでは? カダックに限らずゼクターは資格者を自ら選んでいるはずなのに。
 そして、極め付きはこの目論見がうまくいった時のお話。えっと、なんつーか、それほんとーに利害が合致していますか? 私にはとてもそうは思えないし、危ない橋を渡ってまで利用する価値があるとも思えないんですけど。
 今週はひよりの出番なし。ということはマスターの出番もなし。悲しいなぁ。
 
 「おしえてRe:メイド」。ラストは朱里。
 さすがに4周目ともなるとかなりの流しプレイという風情でありました。もう漫画を読みつつ個別シナリオに入るのを待つという感じでしょうか。
 シナリオも4本の中では最も苦しい。ドジ属性の持ち主がリーダーになって皆をまとめるというのは控えめに考えても随分と無理があります。しかも、株を上げるためのイベント、学園祭が結局、誰が企画してもその内容が同じというあたりどうしようもありません。それでヒロインならではの良さが出ているとか仰られましてもねぇ。
 人並みに動けばミスが発生するから時間をかけてゆっくりとやる。落第してから半年以上が経過してまだこんなことをしているのに、みんなをまとめて動かせなんて冗談としか思えません。学園祭で無理をして朱里は倒れたというのに他のヒロインはピンピンしているという事実。明らかに仕事の割り振りができていないということ。みんなが心配したからそれが朱里の才能で株が急上昇とか言われてもねぇ。倒れたこととか全く関係ないらしいです。無理ありすぎ。
 おまけのメイドさんハーレムなんてのもありましたがサブキャラ用のHシーンとしか思えませんでした。家に着いたらヒロインたちが始めていたっていうのはどうかと。
 「おしえてRe:メイド」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に、と書こうとして気付きました。そういや「はぴねす! りらっくす」の感想書いてないじゃん、と。ん〜? なぜかしら、としばらく考えて納得。まーじゃんもりらっくすを全然やっていないからだ、と。終えた気になっていなかった訳ですな。でも、面倒だからあまりやらないで感想を書くかも。
 
 「Edgeworth Box」さんとこの告知を見て悔しがる。仕事がある身にはコミケなんて行けません。仮に行けたとしてもそのためだけにカタログを買うのはねぇ。あるいはパルフェのSSであれば万難を排して突撃したかも知れませんが。欲しかったなぁ、「こんにゃくのごった煮」。とらのあなに委託してくれないかなぁ(無茶言ってます)。
 
 こんにゃく繋がりでもうひとつ。今日初めて「オフィシャルファンブック」を目にしました。まぁ、ビニールがかかっていたので外だけなんですけど。そこに書かれていた一文。ゲームが始まる前、静との出会いを描いた描き下ろし小説。…………。まさかと思いますけど、この展開を予定していてゲームでは描かなかったんですかね。こういう必須なエピソードは本編に入れてくださいよ。オマケで知ればいい内容ではないでしょうに。

 2006年8月15日(火)    結い橋R1回目終了
 お値打ち価格で売っていたのでヨドバシのポイントでさくっと買ってみました。1人目は有坂まつり。
 要するに「はぴねす!」繋がりというか、こーちゃ氏繋がりで買ってみた訳ですが、やはり随分と雰囲気が違います。4年前ということを考慮してもだいぶ差があるような。あの時はこの絵を見て買いませんでしたが、今でも8800円ならやはり買わないと思います。しかし、描き下ろしのパッケージのレベルで統一されていれば「はぴねす!」のことがなくとも買っていたかもしれません。比べた時に今の塗りの方が好きということもありますが、こーちゃ氏の技量が明らかに上がっているのも大きなポイント。「結い橋」はまだ人体のラインがぎこちない感じです。
 シナリオは大いに興味がありました。当時はかなり話題になっていたようで、あちこちで取り上げられていたのを覚えています。つまり、知っていながら進めていったのですが、それでも例の箇所にたどり着いた時には素で笑ってしまいました。足の外科手術当日に麻酔が切れると即退院。神社の石段を駆け上がり、そのまま走って主人公に攻撃を仕掛ける女、桜井知絵。すごすぎます。手術前は杖なしでは歩けなかったのに。リハビリ? なにそれ? な姿勢が漢らしすぎます。しかも、プレイヤー的に本気ですごいと感じるのはこの事象を前にして誰も驚いている人間がいないこと。しごく当然のこととして受け取られています。まー、つまりこれがライターの天然であることを示す証左であると。
 肝心のまつりシナリオについては何といいますかコメントに窮する内容で。キャラはよろしいんですけど、独特の設定がねぇ。最後なんて何をやっているのやらサッパリわかりませんでしたよ。あまり知りたいとも思いませんでしたけど。ひとつだけ上げるなら妹の詩奈さんはなぜ結界から出られるのですか? ということでしょうか。彼女たちの一族は出られないから12年も結界の中にいるんでないの? 本人のシナリオで明らかになるのかなぁ。
 
 バナナシュッシュの「たまたま」のデモを見る。ボーカルを務めるのはヒロインである湧井咲。声優の卵である彼女ですが……。うんまぁ、声優だからって歌がうまいとは限らないよねっ。つうかそれがリアルですか? 
 ところで気になるのがデモ中のコメント。湧井咲デビューと謳っているのですが、もしかしてこのタイトルが当たると今後も湧井咲名義で他のタイトルに出たりするんでしょうか。

 2006年8月17日(木)    結い橋R2〜4回目終了
 2人目は有坂詩奈。
 まつりシナリオで感じた疑問は解けました。
 Q:どうして結界の外に出られるのですか。姉は出られずに不便な生活を強いられているのに。
 A:アイスクリームだから!
 や、脚色でもなんでもなくて100パーこんな答えなんですよ。詩奈さん曰く、アイスクリームだから溶けるまでは、間があるらしいんですよ。それまでは平気らしいです。溶けた分はどうすんだよ、という疑問は誰しも思うでしょうが特に答えはないようで。っていうか、これぐらいでないと(ヘンな意味で)話題にもならないでしょうねぇ。
 シナリオは中盤から終盤手前までは個別シナリオといってよかったですが、それ以降はほとんどまつりシナリオの差分でありました。まー、何をしているかよく分からないし、知ったところで感動を呼ぶとも思えないし、理解しても面白いとも思えないですけど。
 詩奈シナリオで最も気になったところ。それは知絵と出会った時。
  詩奈:「知絵さんと呼んでいいですか」
  知絵:「んーもうちょっとくだけた方が」
  詩奈:「では、ちえさん? でいいですか」
 あなた方は一体何を言っているのですか? 本気で意味がわからないのですが。
 3周目は姉妹丼。
 身も蓋もないですが、シナリオは正真正銘、差分くらいしかなくルートと呼ぶのもアレなくらい。しかし、事前に姉妹丼をネタにした冗談が用意されているあたりちょっぴり驚きます。ちっともシャレじゃないですよ、と。ちなみにそういう流れに至る過程は追加分の文章がほとんどないのでとても苦しいです。
 3人目は桜井知絵。 
 例の手術の詳細がわかるシナリオ、なんですがねぇ。ある種の期待はしていた訳ですがそれもあまり満たされなかったかなぁ。まぁ、それでも「ホントは魔法だけど、それじゃ信頼してもらえないから大腿骨を人工のものと外科手術で交換とか言ってみたの」はちょっと笑いましたけど。もしかしてそれはナイスなフォローのつもりなのか、と。
 で、気になる描写はこのあと。主人公は知絵が手術後に即、走り回っていたのを実は気にしていた、とか言い出すんですよ。アンタ、自分で手を引いて走っておいてそれはないだろう、とか思いましたがそれよりも気付いていた発言は驚きです。まぁ、気付いていても行動に反映されないのでは全く意味はない訳ですが。それに他のメンツが誰も気付いていないことに変わりはないですからねぇ。今さらすぎるフォロー発言です。まさか、これリニューアルで加えられた一節だったりして(ありそう)。
 本作のパッケージには「4人の女の子たちに囲まれて過ごす12日間の甘〜いお祭りの日々…」とあるんですが、実際そんな印象はちっともありません。4人のうち当人以外はほとんど出てこないし、お祭りなんてシナリオ上の描写がほとんどないですから。4年も経ってからこんなことをいうのはなんですが、イマイチ狙いが見えないゲームですよねぇ。萌えゲーとしても色々と中途半端なような。
 
 ソフトハウスキャラの新作が発表。タイトルは「王賊」。予想通り原画は佐々木珠流氏のようです。デザインの方向性を少し変えたようで完成形が楽しみ。ストーリーはなかなか面白そうですがジャンル的にはどうなることやら。しかし、発売日が来春予定というのは気になるところ。3月に出たとしても「グリンスヴァールの森の中」から9ヶ月ですからねぇ。2ライン制(ライターは同じ)に無理が出てきているのでしょうか。それとも単にスパンが9ヶ月になったのでしょうか。「Dancing Crazeis」との間は9ヶ月だし。

 2006年8月22日(火)    えむぴぃ体験版
 すでに昨日のことですがどうにかこうにか「はぴねす! りらっくす」のゲーム感想をアップしました。残暑が厳しいせいかなかなかやる気が出なくてこんなにかかってしまいました。もちろん、「まーじゃんもりらっくす」をあまりプレイしていなかったという理由もあるのですが。
 内容は悪くはないですが、ボリュームや素材的な面から見るとやはり不満を感じない訳にはいきませんでした。もともとシナリオとかは捨てているだけに原画買いとしてはちょっと……という感じです。
 
 仮面ライダーカブト29話。なんかすごい展開ですな。面白いんですけど、普段の世界観から逸脱しすぎていてついていくだけでも大変でした。怪盗シャドウの時以上の衝撃です。
 料理ネタはカブトにとって切っても切れないものなんですねぇ。まさか執事さんが敗北する日が来ようとは。肝心なのはあれが誰か、ということですよね。ワームといっても誰かを擬態している、ということなのでしょうから。色々と本末転倒な気がしないでもないですが、続きが楽しみです。
 
 「えむぴぃ」体験版。TGVer。
 序章部分だけプレイできるようです。
 まだ買った訳ではないのでアレですが、またメイドか、というのが素直な第一印象になってしまいました。ここんところタイトルが偏っているということもありますが、業界的にもけして少なくはないですよねぇ。にしてもやはり私にはメイド属性はないのだなぁ、としみじみ思ったり。つーか、どんな職業であっても全員がソレ、ってなゲームを続けていればやはり飽きてきそうな気もしますけど。
 閑話休題。
 本作もやはりメイドが一般的というか、それ以上の憧れの職業としてとらえられている世界の物語。あ、ヴィクトリアとかいう称号はなさそうです。主人公は研修員という立場で5人の娘さんと同じ家で暮らすことに。まぁ、当たり前というかシナリオにはそれほど期待するゲームではなさそうです。
 掛け合いはそれなりに実績あるライターらしくなかなか面白いです。ただ、際限なくグダグダしていく感が無きにしも非ずなのでテンポはもう一歩かも。まぁ、本編に入ればこういったところも改善されていくかもしれませんが。
 主人公にやや特徴があって場合によっては賛否を分けそう。わりと淡々とした様子で真面目そうでありながらエロに積極的であったり、そうかと思えば驚くほどストイックな反応を見せたり、とどうにもつかめないキャラのよう。
 どうやら章仕立てになっているようで「もしも明日が晴れならば」と同じスタイルのようです。まぁ、終盤はどうかわかりませんけど。
 立ちCGはもはや伝統芸能っぽくなってきた横向き姿、後ろ姿が今回も健在。絵柄的に違和感の出やすい横向き姿もキャラに応じたうまいカットが用意されています。
 背景もなかなか頑張ってます。雲が流れていたり、それが窓ガラスに写り込んでいたり、星が瞬いていたりと工夫が凝らされていて好印象。
 正直なところ、体験版ではもう一歩わからないかな、と。シナリオにおけるシリアスな比重がどの程度なのかというあたりがね。エロは濃さそうですけど。今の感じだと競合タイトルがなければ、というところでしょうか。

 2006年8月23日(水)    AYAKASHI H&おたく☆まっしぐら体験版
 「AYAKASHI H」体験版。TGVer。
 今月号で体験版の(上)と(下)が揃ったので遊んでみました。分量的には合わせて普通の体験版くらい。昨日の「えむぴぃ」体験版の方がよっぽど長かったです。
 選択肢が本当はあるのにカットされている、ということでなければシナリオはエイムシナリオの後日談であるようです。彼との戦いから1ヶ月後、入院していたエイムを迎えに行くところからスタート。主人公がモテモテであるところは各ヒロインエンド後も同然ですがエイムとパム以外は処女らしい、というところ。
 エロコメを謳うだけあってHシーンはなかなか多そうです。極めて強引なハプニング系エロシーンとか好きな人はかなり楽しめそうです。個人的には苦笑ものでしたがまぁ、エロいことはエロいかな、と。コメディ要素はSDカットが大きな役割を担っている模様。各カットがいい味出してます。
 メーカーの説明を信じるならエロコメの合間に真面目なストーリーを進める、という感じであるようです。まぁ、目的なくひたすらにエロが続くと食傷ぎみになるのでそれなり程度のストーリーがあると飽きにくくてよろしいのではないかと。
 システム的には本編と同じでそこそこに重そうです。無印の時に苦労した人は今回も苦労するでしょう。取りあえずコンフィグをちょっといじっているとすぐにフリーズするのは勘弁です。それ以外は平気なのになぁ。
 競合タイトルを考えるとツライですけどなんとか買いたいところ。
 
 「おたく☆まっしぐら」体験版。TGVer。
 最初の段階で未完成であることをかなり言っているのでどの程度、完成版に近いのかわかりませんが、プロローグと3週間ほどを遊べるようになっています。
 月曜から金曜はシミュレーション部で週末はアキバ探索パート。シミュレーション部はコミックやゲーム、ミリタリーなんてのを選ぶだけで自動進行。パラメータやフラグによってイベントも勝手に起こります。
 アキバ探索パートはその名の通り各ポイントをまず調べ、以降は選択式でイベントを発生させられるようです。
 シナリオというかテキストは当然のように変わってます。オタクであることは当然にして正義であり、それ以外のことなど及びもつかぬというのが主人公像。正しい意味でも間違った意味でも漢らしいです。現実に則したネタは面白いですが当たり前のようにクセは強いです。これに比べたら「こみパ」がいかに初心者向けであるか、よく分かると思います。まぁ、「CROSS CHANNEL」が平気な人は問題ないでしょう。こっちの方がやや突き放したテキストではありますが。
 しかし、イベントの地の文でちょっと言っていますが主人公の基本スタンスは三次元に興味がない、なんですよね。ということはヒロインと結ばれることは堕落なのでは……。
 ヒロインも紹介されている方は(たぶん全員)大なり小なりおかしいです。主人公と掛け合いを展開するに相応しいものを持っています。
 肝心ともいえる背景はまだまだ未完成だからか使い回しが多かったです。完成しているものも色々と工事中だったりするのでやや微妙ではありますが。
 完成版はもうちょっと面白さが上がって欲しいところですが、それでも2周目以降は作業プレイになりやしないかと心配です。まぁ、普通に買うでしょう。

 2006年8月24日(木)    いな☆こい!体験版、げんしけん8巻
 「いな☆こい!」体験版。TGVer。
 ゲームには収録されない1.5章、セーブ機能なしというだけあってボリュームはすこぶる控えめ。1時間程度で終了します。
 シナリオはなかなか変わっています。ヒロインがお稲荷様であったり、狛犬の神様であったりというのももちろんですが、呪いでモテモテ状態にあり、そのために主人公が生活に疲れてしまっている、というのは面白いです。せっかくヒロインと同居していても食事を作るのは自分だし、幼なじみは団子部と称する新手の嫌がらせで金銭を搾取するし、洒落にならないほどのバイオレンスを振るってくるし、甘やかせの先輩は不幸を呼び寄せるし、とさすがはサブタイトルが「お稲荷様とモテモテのタタリ」なだけあります。
 そんな訳でモテモテ状態にあってもあんまり幸せそうに見えない主人公はヒロインたちにちっともなびきません。それが逆に新鮮でちょっといい感じ。そんな主人公の気を引くためにお稲荷様ヒロインは特殊な力を使います。生活に潤いの欲しい主人公は妹のような、けれど妹ではない食事も作れて暴力も振るわない娘さんを希望します。なんかデリヘルみたいですね。
 そうして異界から連れてこられたのが狛犬の神見習いのヒロイン。2日間だけの出会いで、因果律があるから別れれば記憶はなくなってしまいます。まー、有体に言えばそうしないことには2章で会った時に初めまして、にならないからなんですが。いくら覚えていないからって刹那の別れすぎ。
 ヒロインの反応も新鮮だったりします。主人公が自分に萌えないことを嘆くヒロインなんて初めて見ましたよ。しかも、口に出してますからねぇ。この開き直りっぷりは全く現実的でないけれどもひとつの売りになりますよね。
 CGというか原画はまだまだこなれていない印象を受けます。それなり以上に可愛い絵を描く方ですが量産はまだ板についていないのかも。立ちCGもイベントCGも可愛いものとそうでないものの差が大きいような気がします。特に前者はちと気になるレベル。
 意欲的な佳作って印象なんですが、悲しいかな個人的には発売日が悪すぎます。競合タイトルが1本ないし2本延期しない限り買えないでしょう。
 
 「げんしけん」8巻。
 てっきりこれが最終巻かと思っていたのですがさにあらず。ではどうなっているかというと掲載されているのは一段落する47話「set eyes on」まで。そこから2話を完全描き下ろし。笹原、荻上のその後が描かれています。最終9巻も雑誌掲載分は3話しかないので、2話もしくは3話分が描き下ろされるのではないかと。講談社にしては異例ではないでしょうか。原稿料は出ているんですかね、コレ。普通は描き下ろし分は出ないと聞きますが。
 巻中描き下ろし:いかにも大野さんが帰国子女及び腐女子らしい発想でいい感じ。や、普通に考えれば最低でも修学旅行や林間学校などの類で一緒のお風呂に入るでしょ。こういう時に入らないのは別にオタが理由ではないだろうし。まぁ、妄想だからなんでもいいんでしょうけど。
 
 第45話その後:旅行時の日曜朝のお子さま系番組ですが、ぶっちゃけた話として文科系であればあるほど今でいうなら仮面ライダーカブトが終わるくらいまで誰も起きてこないんじゃないですかね。それこそ朝練みたいなのでもない限りでは。スキーとか行った時でもむしろ起きなくて困るくらいですよ、個人的には。録画しているのに暇潰しに見ているくらいだし。そして、食事の時間が終わりそうになっても起きないからそれでようやく起こすと。女性陣がいる時はなお困ったりも。普段起きる人も酒が入っているとまず起きない。迂闊に部屋にも入れずとても困ると。旅先で寝起きのいい人なんてクラス単位でも1〜2割しかいないような。そこに酒が入るわけだから……。
 
 第47話その後:「エロゲーは役に立ちますか?」の問いですがこれはなんか笹原と斑目の言っている意味が違うようにも見えて面白い。笹原は恋愛の展開そのもののことを言っているようですが、斑目が聞いているのはそういうことではないのでは。45話「夢酔い」のモノローグを見ても役に立っていると言えないこともないし。成就後も48話「放課後デート倶楽ブ」で活用してますしね。
 「リアル」の方を見ると笹原のことはやはり意外と描かれていなかったのだな、と改めて思います。コーサカならわかりますが、笹原もそこまでエロゲーが好きだったんですかやっぱり、というような。つーか、同人誌の方じゃないの? と。会長になって以降ってオタク度が下がって見えていましたからねぇ。
 
 第48話「放課後デート倶楽ブ」:これですよ、これ。47話「set eyes on」を読んだ人間が何を見たかったって2人の変化していく関係の変遷、平たく言えばイチャイチャするところが見たいんですよ。素晴らしい。
 見事なまでにエロ親父化していく大野さんが香ばしくて素敵です。自分の時のことなんて冥王星(時事ネタ)の彼方まで投げ捨ててますよ。ところで大野さんのお召しになっている服はなんだかエロゲーみたいです。
 デートする必要ない発言。推測ですけど、笹原のことですから最初はデートしようとしていたのではないかと思うんですよね。でも、荻上さんはあの通りのキャラですからいつものように真っ赤になってツンぶりを発揮してしまったのではないかと。なんか目に浮かぶような。
 ゾウとの触れ合いも電車のやりとりもサービス満点なのですが、やはり最後には待っていました、こーゆー展開。致し方ないとはいえ、ちと荻上さんの反応は激し過ぎるような。ナチュラルにヒステリーを起こしているようで笹原にはついていけていません。最初は何を言っているのかすらわからなかったのでは。
 
 第49話「メイド喫茶と三顧の礼」:漫研とのいさかいは情報が少なすぎてどうにも反応に困るというか、終始はぁそうですか、という感じでありました。だって新キャラだしねぇ。謝罪云々も詳細がわからないことには何も感じようがないし。
 このエピソードだけでは12月の冬コミのエピソードに繋がらない(とてもこのすぐ後にスージーに言ったセリフが荻上さんから出るとは思えない)でしょうから9巻は描き下ろしから始めるのではないかと。
 9巻は再び同人誌がつくようで楽しみでありますがドラマCDはいらんなぁ。せめて原案が木尾士目氏なら楽しみになるんですけどねぇ。

 2006年8月26日(土)    たまたま開始
 うーん。サブタイトルを書かないとゲームのタイトルとは思いにくいですな。現在1周目が終わったところ。見事なまでのバッドエンドでしたが。一目惚れをしてくれたはずの相手に去られるってすごい惨めでした。まぁ、それは今だから言えることで、実際に迎えた時にはかなり唖然としていたのですが。
 実のところ、買うまでは普通のアドベンチャーだと思っていたのでちと驚きました。シミュレーションというか簡易「下級生」ってな感じなんですな。原画が門井亜矢氏なので特にそんなイメージがあります。マップがないことを除けばイメージ的にはほとんど同じ。
 上で書いたように一定の期間が決まっていて、その間に決まったフラグを立てないと最終日よりも前にバッドエンドとなってしまうようです。好感度上げも無闇にやればいいのではなく、特定の必須イベントをこなさなくてはならないようで意外と面倒だったりします。
 まずデートできるようになるまでが(一目惚れしてくれたわりには)意外と大変で、のんびりしていると無駄に時間を食ってしまいます。しかし、デートできるようになってからも油断は禁物。約束を取り付けるための電話がなかなか繋がりません。好感度不足なのか、と思っているとどうもそうではないようでランダムっぽいんですよね。「朝に戻る」コマンドはこういう時に使うようです。
 肝心のヒロインさんはなかなか可愛らしいんですが声の方がちょっとね。頑張っているとは思うのですが、ちょっとクセのある声なので好き嫌いが別れそう。おまけに親友役の声優が青山ゆかりさんですからねぇ。比較の対象として相手が悪すぎます。
 ボイスに関連して気になるのは主人公の名前の扱い。変更できるようになっているためにヒロインが主人公のことを「彼」とか「あなた」とか言うのは違和感があります。もうちょっとなんとかねぇ。
 さらに名前つながりでひとつ。本作に登場する名字は明らかにある種の共通性を持っています。主人公が「今江」、ヒロインが「湧井」、その親友が「小坂」、大家の娘は「初芝」。ライターはロッテファンで今のお気に入りが湧井なんでしょうか(西武だけど)。それとも単に野球から引っ張ってきただけ?
 
 lightの「Dies Irae」のデモを見る。どうやらコミケで流したものを再編集したもののようです。4分弱の内容で半分以上、ひたすらに問いかけが続くだけだったので最初はもしかしてこのまま終わるんじゃ、とか思いました。そのあとは予告編らしく断片的に色々とフラッシュするように見せていくという感じでしたが、雰囲気はなかなか。素直に期待したくなります。ただ、発売日はいつなのかしらねー。

 2006年8月28日(月)    たまたま継続中
 仮面ライダーカブト30話。闇キッチン編(勝手に命名)は無事終了、でしょうか。とても実験的でついていくだけでも一苦労でしたが、視聴するための何かを捨ててしまえばこれほど楽しめるものもなかなかありません。いっそこれを映画化すれば良かったのに。きっと子供も大喜びですよ。
 予想というより期待であったのですけど、白包丁の持ち主は田所さんかと思いました。いかにも使い捨てでいながら、とても濃い引き立て役の弟もいたし。きっともう出ないのだろうけど、もったいないなぁ。
 伝来の包丁に関する一連の流れもナイス。ファンとしては大満足でした。
 唯一の不満といえばオチらしいオチがなかったことでしょうか。間宮麗奈がそれ見たことか的なセリフでも言ってくれれば良かったのに。
 今まで深く気にしていませんでしたが、もしかしなくとも神代剣は偽物という可能性があるってことですよね。本物は姉と一緒に死んでいると。擬態したワームがああなってしまっていると。でも、それだとサソードゼクターの意志はどうなっているのか? という問題もあるし、間宮麗奈が剣くんを目の前にして気付かないのも変だしなぁ。やっぱ一体化してしまっているというのが妥当な線でしょうか。
 
 「たまたま」。No.1エンド確認。
 最初のバッドエンド前にメモしておいたので今度は驚くほど手早く卵が孵っていきました。偶然ですがバンのお散歩依頼を受けなかったのも早くなった要因かも。
 定期的に締め切りが設けられている(恐らくは卵の孵化数に応じて)のはまったりプレイしたい人間からすればちょっと苦痛でありました。金銭面や体力面もそれほどゆとりがある訳ではないですからねぇ。まして、設定ではヒロインの方が一目惚れしてくれた、になっているだけに。
 仲が進展していくことによってデート先がメインスポットからサブスポット、ディナースポット、アフタースポットへと連結していくというアイデアは面白かったです。これのおかげで「下級生」シリーズのデート時の違和感がだいぶ解消されました。繋がりによっては電車賃がそれなりにかかったりとか、うまく同系統で繋げばサブでもイベントが発生するというのも楽しかったです。
 しかし、全てのイベントを見た訳ではないとはいえ、声優の卵らしいイベントが少ないのは残念。もうちょっと普通のカップルとは違う面が出せると良かったのだけれど。
 ヒロイン視点があるのは本作の長所というか醍醐味といってもいいほどだと思うのですが、それが極端に序盤に集中してしまっているのはもったいないところ。もっと細かにたくさん用意して欲しかったデスヨ。おかげで小坂さんの出番も中盤以降はすごい勢いで減少していったし。
 「下級生」をイメージしていると猛烈に肩すかしを食らうのがHシーン。勇気を奮い立てて告白し(すでにキスは済ませてますが)、最初のHシーンへ。おいおい最初から随分と尺が長いねぇ、とか目を細めていると奈落へ真っ逆様。朝を迎えるとエンディングへ大突入。え!? ここからがエロエロになっていくんじゃないの? 喫茶店のメイド服Hとかめさめさ期待してたんですけど! あのう、服装の関係で半脱ぎですらなかったんですけど。サムネイルの残りを見る限り、より良いエンドでHシーン倍率ドン、さらに倍なんて無理そう。篠沢教授〜(錯乱してます)。
 No.3エンド確認。
 早い話が莉子エンド。とてもとても苦労しました。咲にヨイショしつつ(←オイ)、莉子のフラグを地味に立てるのはとても面倒でした。だって莉子だけ相手にしようとすると速攻で咲さんに引っ越されてしまうんですもの。二股する気がない(できない)のに行動は二股をするってとても苦労するわ〜。よもや卵を全部孵化させるまで付き合わされるとは思わなかったし。そのくせプチ修羅場さえないし。しかし、莉子でこんなに苦労するってことはやっぱり小坂さんは攻略できないんでしょうか。せっかくの青山ゆかりさんなのに〜。
 肝心の莉子はイベントが少なすぎてどうにもこうにも。部活の後輩(女)に告られたイベントは華麗にスルーですか。それであんな真面目なコメントもらってもなぁ。
 極めて個人的にはHシーンよりも花火大会のカットの方がエロかったと思います。

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