徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2006年2月2日(木)    すくーるヘブン終了、Imitation Lover1回目終了
 「すくーるヘブン」。予想通り途中からは著しく作業プレイとなりました。ハーレムルートに入るためには当たりイベントをしっかりメモって計画的にプレイしないとちょっと無理。根性のない私は攻略サイトのお世話になりました。どうもありがとうございます。
 で、肝心の内容なんですが恐ろしいことに人柄だけで8股を成立させるという超展開。他には何もありません。いつも通り弱みを握ってとか、肉欲でとかの方がまだしも納得できるなぁ。性格もいいとはとても言えないし。なんとか誉めてもいつもの凌辱ゲー主人公よりはましという程度。まぁ、こんなのはこだわった方が負けなのかもしれません。現実だってモテる呪文が〜とか、催眠術が〜とかなので気にしてはいけないんでしょう、きっと。ああ、でも「魔法はあめいろ?」のハーレムルートへの移行過程は秀逸だったなぁ。
 個人的にはハーレムルートって別段、嬉しくないなぁ、とか改めて思いました。特にCG的にサッパリ面白くないというか、見た目に工夫しようがないというか、何より半脱ぎとはほぼ無縁ですからねぇ。ノーマルエンドの集合CGの方がずっと良かったですわ。いつもでは見られない表情ばかりだし。
 「すくーるヘブン」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。
 
 「Imitation Lover」。1人目は一之瀬響。
 誰にするか決めかねながら進めていたら、いつの間にか展開上、響以外は選びにくくなっていました。キャラ的にはそれほど好きって訳でもなく、青山ゆかりさんのボイスが大きな後押し。やっぱりボイスの力は偉大です。
 エンディング間際まではまるでメリーゴーランドのようなゲームだ、とか思ってました。ヒロインである響との仲がうまくいかない。すると残る2人のヒロインが交互に出てきては主人公を揺さぶるんですよ。憧れの先輩は主人公を辛い恋に対する逃避先として、優しい後輩は自分を選ばなくとも側にいられればいいと言って。そうしたアプローチの度に主人公は悩み、気持ちを新たにして響と向かい合います。しかし、一歩は進んでもやはりうまくいかず、先輩と後輩が現れる。このサイクルの繰り返し。もちろん状況は少しずつ悪化していきます。もしかしたらこれはすでにバッドルート確定で、そのうちループしたような文章が出てくるのでは、とか思い始めた矢先にようやくラストへたどり着きました。
 妙な思い込みに駆られたのも主人公を合わせて登場人物が5人しかいない、ということもあると思います。男2人、女3人ですからね。絡ませるとどうしてもキャストが足りなくなってしまうと。
 響の抱える問題はいいとして、それが明かされてからエンディングへが色々と足りていない感じ。明かされたら大した尺もなくエンディングへ入ってしまうのでどうしてもカタルシスがもう一歩というか、苦労した甲斐というものが感じられません。「聞けば大したことではない」というのを答えとする時はもうちょっと慎重にシナリオを運ぶべきではないかと。三角関係が終わってからしっかりと2人が向かいあう流れがあった方が待たされた分だけの重みがあって良かったように思います。正直、あっけなさ過ぎるなぁ、と。せっかくの設定なのに。模造品から本物へ、という流れがきっちりと書かれているとは言い難いです。
 Hシーンは数が豊富で展開上も無理なく入っています。エロ度もなかなかの頑張りがありました。しかし、テキストは筋書き優先でひとつひとつのシーンの尺も短めなので、そのあたり重視する人にはイマイチかも。
 全体的に厳しいこと書いてますが、印象は悪くないです。ただ、人数制限があるゆえに展開に幅がないのがとてももったいない。もう一押しあれば名作になりそうなんですけどね。

 2006年2月3日(金)    Imitation Lover2回目終了
 本日今年に入って初めて同人ショップへ。調子悪いとか面倒とか思って後回しにしてしたらいつの間にか2月になってました。その割には買うものはほとんどなくて、そのうち行かなくなりそうです。もう新しいサークルの発掘なんてしてないしなぁ。それでも数冊(そのうち1冊はPCエンジェル……)ほど買おうとレジに並んだら目に入りました。「PiaキャロGO」が。
 1月第4週にあれほど集中しなければ買おうかな、と思っていたタイトルです。もちろん、縁起物といいますか、ネタとして押さえておきたい、ってな意味ですけど。それにしても改めて情報に触れてみるとなんともしょっぱい匂いがしまくってますね、このタイトル。3の時点で迷走している感はあったのですが、ダメな方向への突っ走りばかりを器用に継承しているように見えます。そもそもユニフォームが10種類以上ある、という時点で終わっているような気が。優れたデザインが売りだったのにそんなに乱発してどうする、と。ヒロインまで量産したかのように大量投入。原画家的に統一カラーはあるけれど地味さは否めません。しかし、なによりも私を唖然とさせたのは春恵さんとかあるちゃんの劣化版みたいなキャラがいること。名前は似てるわ、髪の色は同じだわ、境遇も同じだわ、クリエーターとしてやる気があるのかと。
 
 「Imitation Lover」。2人目は園村円香。
 ほとんどメインルートである響シナリオに対するサブルートという感じの園村後輩シナリオ。何を思ったか突然、このシナリオだと園村後輩の一人称視点が随所に入ったりします。それもなんだかすごく陰気なものが。城戸のキャラといい、ライターはもしかして女性不信ですか、とか思いたくなるほど。つーか、純情キャラの裏面がこれじゃあ、エロゲー(に限らないけど)をプレイする人に対する皮肉のようにも思えてきますよ。少なくともこんな描写でヒロインに人気が出るはずがない。裏面を書くなら響の方がよほど相応しい人材だと思うけどなぁ。正直、汚れ役を押しつけられたような格好の園村後輩が気の毒でしょうがない。響シナリオでも最後は嫌な部分を1人で引き受けているし。
 シナリオとしてはどうにもドラマ的すぎるのが気になります。色々な問題を抱えながらシナリオが進んでいくのに、エンディングになると喉元過ぎれば熱さ忘れる、とばかりに全て問題がなかったかのようにしているのはどうかと。2人の恋愛のスタンスの違いとか完全にスルーだし。響シナリオでもそうでしたけど、互いに向き合う(=カップルになる)ことで生じる摩擦とその解消といった描写がまるでないのはテーマ的に不足しているように思えてなりません。恋人とは、カップルとは何ぞや、というのがスタート時の問いであったはずなのに。ボリュームから考えてもこの辺を書いてもいいと思うんですけどねぇ。

 2006年2月5日(日)    Imitation Lover終了
 すでに昨日のことですが「すくーるヘブン らぶえろハーレム☆ももいろタイフーン」のゲーム感想をアップしました。まぁ、一芸のみって感じのゲームでしたかね。本作の成果が次作以降にどういかされるかが楽しみです。
 
 時効警察4話。今回はオダギリジョーの魅力が炸裂している感じでした。あの笑い方はキャラ的にも余人には真似できず変人ぶりに最適のアピールになっているかと。
 
 メジャー2nd Season8話。改めて思ったんですけど、アニメだけ見ている人にとって寿也ってちゃんと特別なキャラに見えているんですかねぇ。試合内容とか見ても地味すぎて何か心配になるような。まぁ、オープニングやエンディングであれだけ演出しているから平気だとは思うんですけど。
 前回の話ですけど、どう見てもアウトローのボールをホームランにしたように見えませんね、アレ。インコースのボールかと思いますよ。
 
 仮面ライダーカブト2話。カブトフォーム(?)初お披露目ってことなんでしょうけど、個人的にはその前の状態の方が好きだなぁ。まぁ、重りを外して超スピードってのはドラゴンボールの例を出すまでもなく昔からのお約束な訳ですが。
 2話目としての密度はもう一歩。繰り返しによる設定定着を狙っているように見えました。起承転結の「承」ではなくまだ「起」という感じで。
 ライダーキックがただの後ろ回し蹴りというのは少し寂しい。クウガやファイズに比べるとどうしても見劣りしてしまいますよ。
 人生当て馬みたいなカガミくんがいい味出してます。それに引き立てられる主人公もなかなかよろしいかと。
 
 「Imitation Lover」。ラストは桐沢伊織というか城戸シナリオ。
 その名の通り城戸視点で物語が進みます。ヒロインは伊織で本来の主人公である樹にもこのシナリオに限ってはボイスがあったりします。思わず椅子からずり落ちそうになるほどのショタ臭の漂う声に驚き。一体どの辺りをターゲットにしているんですか、と。個人的にはどうせなら全部喋れば良かったのにと思います。せっかくイベントCGにも出まくっているんですから。嫌な人はオフにすれば良いだけですからね。
 メインの視点が変わるとなると、では種明かし的なシナリオなのかというとほとんどそんなこともなく。起きる事実も基本的なところは同じでも最終的には第3のルート扱い。つまるところ外伝も同じなんですよ、このシナリオ。
 結局、本作は5人ではなく2人と3人の物語なんですよね。だから樹が主人公の時の伊織シナリオが当たり前のように存在しない。正直、びっくりしましたよ。ヒロインが3人しかいないのに2人しか攻略できないんですから。そのくせ関係ありそうに響や円香シナリオに絡んでくるという。実態がないのに思わせぶりな展開だけはある。別にそういうのがいかんとはいいませんけど、プロデュース的に間違いではないかなぁ、と。
 ボリューム面を考えても普通に伊織シナリオがあるべきなのではないかと。もともと選択肢による展開の多様性がゲームの持つ味なのだし。ただでさえヒロインが少ないのだからどうしたって不足感を感じてしまいますよ。
 シナリオとしてみると城戸視点によるヒロインの見え方の違いというのは意味があったと思いますが、本編に対する補完という意味では効果が薄いです。伊織視点まで用意していながら城戸がなぜ好きなのか、なぜ惹かれたのかが一切、書かれていないというのはどうかと思います。ホームページの情報にはさっくりと書いてあるのにねぇ。城戸や響が樹に執着する元々の理由も同様。本編にはなく、ホームページには書かれているという不思議。
 それに複数の視点を用意したのに響視点はないという肩すかしぶり。プレイした人間にとって知りたいのはそこではないのでしょうか。テスト期間中に何を考えていたか、とか描写としても楽しめるものになりそうだし。円香視点なんて知らなくてもいい事実を知らされるだけで意義も意味も薄いのになぁ。実際、すごく短いものばかりだし。
 響シナリオを終えた時には残るシナリオにも大きな期待を寄せられたのになぁ。見事に失速してしまったような。
 ゲーム感想は近日中に。

 2006年2月9日(木)    めいどさん☆すぴりっつ!1回目終了
 もう一昨日の話ですが「Imitation Lover」のゲーム感想をアップしました。発売前の予想よりかなりいいペースでこなしております。ゲーム感想まで書いて2本で10日くらいですからね。まぁ、そんだけボリュームがなかったってことなんですけどね。印象としては書いた内容ほどには悪くないのですが、ひとつひとつ書き出してみるとあまりいいようには見えなくなるんですよね。文章的には。正直、こういう作品に当たった時にはやはり点数評価も必要かなぁ、とも思います。
 それに関連して近いうちにページを少しいじるかも。今さらだけどゲーム感想のタイトルが多すぎて探すのとか不便ですからねぇ。へっぽこホームページ作成ソフトでも工夫すれば今よりは使い勝手が良くなるかもなんで。なんとか新着タイトルだけでもリンクできればなぁ、と。まぁ、クリック数としては変わらないんですけど。
 
 「めいどさん☆すぴりっつ!」。1回目はクオレリア・ルティエ。
 取りあえず、これだけは気になったこと。なんですか、主人公の怪しい言葉遣いは。一応はファンタジー世界なのになぜ和のテイスト全開なのか。どんな時にも「〜しておくんなさい」とか言うしなぁ。職業の絡みもあってうさん臭さは只事ではないですよ。一体どういう狙いなのやら。何にしてもシリアスなシーンでもイマイチ決まらないのは確かです。
 架空世界のお約束として初めて聞く造語が山のように会話中を飛び交います。水紋盤やら魔素やら刻神流やら色々と。ライターはリアリティでも追求しているのか、主人公がそうした単語をプレイヤーに説明することはありません。誰か富樫@魁!男塾を呼んでください。解説してもらわないと細かい話はサッパリですよ。このクオシナリオでも終盤、主人公の面目躍如たる魔術を行使するシーンがあるんですけど、結果以外は何をしているのだか全くわからない。それが本当にすごいことなのかどうかも。ただ言われるままに「はぁ、左様ですか」と頷くほかありません。クライマックスで本気で傍観している気になれるゲームってのもねー。
 ゲームを始めたのが日曜日朝。間にゲーム感想を挟んだとはいえ、1周目が終わったのが水曜深夜。これだけ時間がかかったのはやはり理由があって、本作ってある程度なら同時攻略が可能なんですね。2人なら特に気にかける必要もなく、頑張れば3人同時くらいは。しかも、「ここで分岐しますぜ、ダンナ!」ぐらいの勢いでわかりやすく個別ルートへの分岐点を教えてくれるので管理も非常に楽。1周目から自力で同時攻略するゲームというのもなかなか珍しいです。
 メインであるメイドのフィエナとの研究Hは本人以外には恐らく関係ないので単独で進めた方が良さそう。他のヒロインを目当てに(しかも、同時攻略で)進めているとテンポが悪くなりますしね。つまりは、だからこれだけ時間がかかったと。
 まぁ、時間についてはシステム設計にも問題があります。立ちCGの表情やポーズが変化する度にメッセージウインドウが画面内と外をスクロールするだとか、場面転換にいちいち暗転してそれが長いだとか、日が変わると一画面使って演出してやっぱりこれも長いだとか、慢性的に時間がかかる仕様です。もうちょっとなんとかならなかったんですかねー、コレ。クリック連打でもほとんど実行速度が変わらないってのは問題ですよ。
 シナリオは可もなく不可もなく、が正直な今の感想。日常の掛け合いは笑えるというより微笑ましい感じ。しかし、次の会話(小イベント)が楽しみになる、というほどではありません。あらすじとしては上で書いた理由からもう一歩、入り込めませんし。仮にそれが解消されたとしてもすごく面白いとか、興味を引くとか、目新しいとかいう感じではないです。
 頑張っているのはやはりHシーン。恐らくは一番の売りでしょうが、それに相応しい仕上がりではないかと。クオだけでも6回ありましたので(うち1回はノーカンといってもいいかもですが)。ただ、素材的に使い回し(ほんの少し)があるのは残念。研究Hのフィエナならともかく他のキャラはね。

 2006年2月10日(金)    めいどさん☆すぴりっつ!2回目終了
 時効警察5話。ゲストの豪華っぷりに軽くびびる。これまでは有名なのは1人だったのにいきなり倍ですか。
 相変わらず推理ものとしてはいい加減だけど、この作品にしてはましな方でした。つーか、去年このネタのニュースがありましたよね、たしか。アレルギーは別のだったと思いましたけど。
 脇役でありながらメインを食いつつある十文字疾風くんが素晴らしいです。毎週どんな痴態を晒すのかすっかり楽しみになってますよ。
 
 メジャー2nd Season9話。軟式野球は9話で終了ですか。これで高校生編を2クールで収めるとなるとすごい巻き展開が必要ですよねぇ。でも、やるんだろうなぁ、きっと。
 何度見ても海堂付属との試合結果はおかしいよなぁ。3回で19対0を当たり前のものとして受け止めるなんて最低でも中学最強と最弱くらいの力の差が必要ですよ。なにより野球ってそんな絶対で当たり前を見込めるスポーツじゃないよなぁ。
 
 「めいどさん☆すぴりっつ!」。2人目はリーチェ・ベッセン。昨日のクオレリアと同時攻略だったので割合さくっと終了。
 恋も自分が女であることも知らないヒロインが少しずつ変わっていく様子は滑稽で面白味があります。あるんですけど、全体としてはパンチ力不足かなぁ。意外と長いわりにそれしか話のネタがないというのはさすがにちょっとねぇ。隊士の試験に受かった後は結構なスピード展開で面白いかと思えばなんとも予定調和で実にあっけない。いくらエピローグとはいえあれほどの長さがあるのに。
 館で店子たちと同居生活、というのを有効利用しきれていないあたりにも問題がありそう。それなりに会話をこなしているわりには生活感がほとんど出ないし。ファンタジー世界だけに描写は現代ものよりも欲しいくらいなんですが、実際にはどうも淡白で。もうちょっと共通で日々起こるちょっとした事件の数々みたいなのがあればねぇ。印象もずっと変わってくると思うのだけれど。
 クオレリアシナリオもそうでしたが恋仲になった後の展開がちょっとやりすぎなくらい激しいです。そのうちフィエナのメイド服がピンクになるんじゃないのか、というくらいの時間も場所もわきまえないイチャつきっぷり。しかし、あけすけで開き直りが基本のカップルの姿は賛否ありそうです。私としては脇に回ったヒロインたちに冷やかされるのがいいのであって、あまりにぶっちゃけすぎて退かれてしまうのはどうかと思ってしまうのですよ。っていうか合体報告まで素でするなと言いたい。しかも、クオ、リーチェともにだからなぁ。
 結局、「魔法はあめいろ?」をどう感じたか、なんでしょうねぇ。シナリオがそこそこ良かったからもっと上を求めるか、それともシナリオにそれほど注力しなくていいからエロを充実して欲しいと思ったか。それによって本作の評価が決まるんでしょうね。

 2006年2月12日(日)    めいどさん☆すぴりっつ!3回目終了
 仮面ライダーカブト3話。順調に自らのポジションを確立しつつあるカガミくんが素晴らしい。どうやら北条さん@アギトに似ているのは顔だけではないようです。惚れ惚れするほどの引き立て役っぷり。果たしてサバミソを食べられる日は来るのか。
 一方で主人公の尖りぶりもナイス。「世界は俺を中心に回っている」発言にはゾクゾクしましたよ。ガンダムWの初期に引けをとらないエキセントリックなセリフに今後も期待です。どうやらシスコンらしいところとかちゃんと人間味があって良い感じ。これからも有言実行でお願いします。
 戦闘は早くもマンネリの兆候が見え始めたのが心配。クロックアップとかお笑いの方向に進み始めたのも同じように心配です。スナッチャーを思わせる敵の基本設定はよろしいんですけど、それはあくまでも種の設定で個別の魅力がゼロなのが厳しい。ようは量産型状態なのがね。クウガほどとは言いませんけどもう少しなんとかならないものですかね。敵に個性がなければカブトの強さも意味が薄いですよ。
 
 「めいどさん☆すぴりっつ!」。3人目はメインヒロインフィエナ。
 疲れました。何がって研究Hに。豊富な組み合わせが魅力と仰られてますけど、組み合わせる3つのカテゴリーの中身はおんなじじゃないですか。順番が違うだけで。つまり早い話が同じCGで最低でも3回は違うテキストを読まされるんですよ。実際にはそれ以上に豪快に使い回してますからね。これを延々と繰り返すのですから疲れてくるのも当然な訳で。最初はイベントの合間にこなしている感じでしたが、次第に研究Hの間にイベントがあるようになってきて。最後の方は耐えられずCtrlキー全開でした。実際の文章量はわからないですけど、体感の文章量では異常に長く感じてましたわ。個人的には同じ素材で平等に分配した普通のHシーンが良かったです。
 研究Hを辛く感じるのはメインのシナリオにも関係があります(そもそも辛く感じるのが〜という話は置いといて)。簡単に言うと辛さを吹き飛ばすような牽引力が全くないんですね。無条件に従順なフィエナですから恋愛が成立する過程なんて存在しません。奴隷なみの盲目的絶対服従。これって慣れると面白くないんですよねぇ。加えてあらすじとして書くような主題がどこにもないんですよ。事実、他のヒロインと違ってマップ移動ではたまにしか出てこないですからねぇ。終盤のフィエナが精霊と発覚する流れは異様に不自然ですし、それが修復する流れは物凄い予定調和が感じられて読んでいるのがツライぐらいでした。ラストもなんだかなぁ、と思える内容で。館が館を生むってなぁ。深く考えると嫌な気分になりそうだったんで途中で止めましたけど。「魔法はあめいろ?」はもう少しまともだったんだけどなぁ。

 2006年2月13日(月)    めいどさん☆すぴりっつ!4回目終了
 4人目はアヤリ・アヤリエ。
 なんつーかねぇ。第一印象からして苦手な雰囲気を感じていたんですが、実際にはそれ以上でした。
 すぐムキになる性格。それもすごく高い頻度で。しかも、そうでない時は背伸びして母親ぶりたがるか、同じく説教したがるかという二極性。そして、フィエナとの研究Hを覗き見しながら一人H、他のヒロインと日常的な会話をかわすだけで見境のないヤキモチ、恋仲になった以降はやたらともったいぶると見事なフルコース。相当に気に入っていなければかなり重いヒロインさんだなぁ、と。せめてもうちょっと空騒ぎを控えてくれたらねぇ。微笑ましいレベルなんてとうに越えていますよ。
 シナリオも相変わらず苦しい。恋仲になるあたりとか、フィエナが精霊であることを知らない以上、恋人同士にしか見えないのだからどう考えたって衝突するはずなのに気にする素振りさえなくスルーだし。
 全体を見ても先が見えすぎていて意外な展開など皆無。いくらなんでももうちょっとプロットを練りましょうよ、と。真面目な話、このシナリオ書いていて楽しかったのかなぁ、とか思ったり。少なくとも「魔法はあめいろ?」レベルのものが書けるのならこれは課題練習文ってとこでしょう。
 あとデザイン面。頭につけている髪飾りなんですが、これをアヤリはドレスを着る時も風呂に入る時も寝る時もHの時も外しません。結局、作中では一度たりとも髪を下ろした姿を見せてくれないし、その理由も特に書かれていないのですが呪いでもかかっているんですかね?
 HシーンというかイベントCGやはり使い回さずに入られないようでアヤリシナリオでは3〜4回ほど同じCGを使っております。別に素材を増やせってことではなく、単に使い回さないで欲しいだけなんですけども。それだけで随分と印象は良くなると思うんだけどなぁ。
 
 サイクの「戦場デ少女ハ躰ヲカケル」の特典情報が公開。初回特典はどこでも同じだからいいとして問題は通販特典のDark Side。どうやら新規ストーリー、新規マップ搭載の外伝シナリオのようなんですが、どれくらいの規模かというのが焦点。イベントCGなども新規にありそうなんですが、確かにそうと書いてる訳でもなく。また名前からすると凌辱シナリオかとも思うのですが、ストーリーを読むと洗脳されたヒロインを救うシナリオのようでもあり、判断に悩むところ。
 要するにこのDark Sideに店舗で買う時の実売価格と通販価格の差額分だけの価値を感じられるかどうかなんですが……。恐らく店舗価格は7000円くらいで通販価格は8800円。つまりは1800円ほどということなんですが、う〜ん。まさに悩めと言わんばかりの差額です。まぁ、こうして書いている時点で購入に傾いているといっても過言ではないんですが、何度やっても通販って個人的には敷居が高いんですよねぇ。今度もまた違うところだし。
 
 戯画の新作「この青空に約束を−」のボイスドラマが先週くらいから公開されているようです。どうやら特にネタバレもないようでプレイ前でも後でも好きな時に聞いて構わない作りになっているようなんですが、私はいつものように保留。プレイ後に興味がわいたら聞くってことで。「パルフェ〜ショコラsecond brew〜」の初回特典の冊子も読んだのはクリア後だし。
 丸戸史明氏ですからほぼ鉄板扱いってことで聞いてもいいのかも知れませんが、どうも気になることがあるんですよね。体験版をプレイした時に思ったんですが、どうもこの作品ってヒロインの年齢が従来作より低いってことで意図して精神年齢がかなり下げられているような気がしたんですよ。これまでの作品ってほとんどヒロインは就職しているか大学生キャラばかりでしたからねぇ。や、細かく見ていけば「FOLKLORE JAM」とか「ままらぶ」とかあったんですけど、それらと比べても明らかに低く設定されているというのがどうにも不安を誘うんですよねぇ。メーカー(ライター)によっては学生を描く=ヘタレ描写みたいなところもありますからねぇ。ああ、ただの考えすぎで終わってくれればいいんですけど。

 2006年2月14日(火)    めいどさん☆すぴりっつ!終了
 ラストはシャロ・プルチーニ。
 ようやく終わったか。これがスタッフロールを迎えた時の嘘偽りのない感想。や、本当に辛かったです。本作は気に入った順にクリアしてきたので最後が厳しくなるのは予定通りなんですが、それにしても苦しかったです。好きでないキャラの予定調和シナリオってツライわ〜。
 シャロシナリオみたいなのをプレイしているとつくづく実感します。自分はどうあがいてもロリコンにはなれないな、と。エロゲーのお約束ゆえ年齢は18歳以上。しかし、外見はどう見たって幼女というか重度の発育不良。それでいて背伸びしたがり、意地を張りたがりという病を発症している。大人ぶりたがる子供が放つ殺し文句は「そんなことありません。お色気ムンムンですー」。類似語もたくさん使いこなします。誰か彼女にいい医者を紹介してあげてください。
 そして、そんな娘さんにひたすら入れ揚げる主人公。「女を感じる」とか言われても背筋が寒くなるだけデスヨ。儚い期待で障害を克服すると成長してくれないかなぁ、と思いましたが当然のように無駄でした。ミヤスリサ氏の絵にロリはあまり向いていない気がしますよ。
 シナリオはここまできていきなり奮起するはずもなく相変わらずやる気の薄い感じ。中盤以降に落ち込んだシャロに対して、ここまでろくすっぽ説明してこなかった魔法の話で説得。当然の如くプレイヤーには意味のよく分からぬ話ばかり。困ったもんです。
 今まですごく気になっていたこと。店子ヒロインはなぜ2人ずつやたらとキャラが被っているのか。リーチェとクオレリア、アヤリとシャロが実に。前者は恋を知らないこと。後者はやたらと背伸びしたがり、素直になれないこと。しかも、それがシナリオに主題として絡んでいるあたりまで同じ。わざとやっているんですかねぇ。なんのために? 楽だから?
 Hシーンも変わらずに使い回す。枠は違えど構図は同じ。CGは変わらずに主人公は何度もお出しになられます。こんなことリーチェやクオレリアシナリオではなかったんだけどなぁ。
 そういやなんだかCGモードは使い勝手が悪いです。1画面に6つしか枠がないし、20ちょっととはいえ差分はその数だけクリックするしかありません。また「戻る」アイコンが小さくとてもクリックしにくいです。ビジュアルアーツシステムのため右クリックでは抜けられないのでなおさら使いにくさが増しています。もうちょっと設計には気を配って欲しいなぁ。
 予想より長かった「めいどさん☆すぴりっつ!」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

 2006年2月15日(水)    特にネタなく
 どうにかこうにか「めいどさん☆すぴりっつ!」のゲーム感想をアップしました。書いていて辛かったというのはやはり私はこのゲームに期待していたということだと思います。それも結構。ゲームの素性だけなら同日発売の「すくーるヘブン」と似たようなものなのにこうもプレイ後の感触が違うというのはなぁ。取りあえずかなり厳しいこと書いていますので好きを自称する方は読まない方がいいかも。
 
 サンデー11号。
 「金色のガッシュ」:復活はめでたいです。心配していた絵にも問題はないようでなにより。
 「MAJOR」:え、これは誰ですか? もしかしてあの三つ編み少女だったりするのですか。まさか涼子ってことはないよなぁ。
 「聖結晶アルバトロス」:主人公のわかりやすい感情の発露がいい感じ。モノバイルの所業にちゃんと怒っているところとか好感が持てますよ。
 「ブリザードアクセル」:なんかリアクションばかり磨きがかかっている気がするなぁ。そうは言っても六花の姿は可愛いです。最終的には吹雪と相合い傘(死語)になってるし。
 「絶対可憐チルドレン」:蕎麦を触媒にしての日米交流が素晴らしい。予想もしないところから攻めてきましたなー。
 「最強!都立あおい坂高校野球部」:決勝まで残るは4試合。そろそろ息抜きっぽい試合になるかと思ったらこうきましたか。今回も監督対決という形になりそうで楽しみ。最初は苦戦するけど、終わってみればあっけないという試合内容になりそう。
 バンソコさんがスタンドから見たブルペンの様子、というカットがいい感じです。しかし、雅治は気の毒だなぁ。見ていて涙が出そうですよ。もしかしてこの試合で苦戦する理由はここにあったりして。
 気のせいか鳥越メンバーの中でメガネくんだけはやけに絵に気合いが入っているように見えます。監督とかすごくテキトーっぽいのになぁ。
 この漫画ってその回で鈴姉を出すか出さないかをきっちり決めている感じですねぇ。中途半端には絶対出さない姿勢が見えますな。
 「グランドライナー」:初めからエンドが決まっていた割には駆け足な最終回でしたなー。本連載にはならんのかしら。

 2006年2月17日(金)    サルバとーれ!1回目終了
 1人目は押川凛。
 久々に馬鹿に徹したゲームということで買った本作ですが想像以上に面白いです。企画原案に「行殺新選組」の岩清水新一氏の名前があればそれも納得な感じです。氏はなぜかライアーソフトと組むと良いゲームを作るなぁ。どうしてでしょ。
 何でも応援アドベンチャーということでイメージとしては去年、上戸彩と亀梨和也が共演していたオロナミンCのCMがすごく近いです。あんな感じでとにかく強引にネタを探して応援しようと。そうそのためには法を犯してでさえも。というようなノリが全体に蔓延しています。カップルの応援ともなれば最後はホテルへ共に直行して、その場で応援みたいな。もちろん、事が済んだ後はしんがりの副団長(凛のこと)が警察のお世話になると。
 ゲームは各話ごとに分かれていて双六パートで知名度を稼いでメインエピソードへ進みます。どうやらパートナーとするヒロインによってエピソードも多少変わっていくようです。ぶっちゃけ双六パートそのものは面倒で面白くないんですが、しかし無意味ということもありません。ここで挟まれる小ネタの数々が応援団のしょうもない武勇伝になっているんですよ。この積み重ねが応援団の空気を作っていくといいますか。あ、一応はヒロインとのエピソードもあったりしますよ? そして、その中には特殊極まりないマスがあってそこに立ち寄ると世界で一番危険な妹エンドに到達できたりします。さすがはライアーソフト。突然のバッドエンドはお手の物です。
 笑いはいつものようにマニアックなものが多いですが、それだけに相性が良ければかなり笑えるのではないでしょうか。元ネタ付きのものだけでなく、キャラを用いた本作ならではのネタも用意されてます。「行殺」や「ぶるまー2000」が好きなら問題ないかと。
 しかしながら、無軌道なギャグが光っている分だけ恋愛描写はとても苦しいものがあります。基本路線としてシリアスになることがない(本人たちはシリアスかもしれませんが傍からはそう見えない)ので恋人になるシーンはものすごい勢いで浮いてしまっています。もうこれはわざとですか、というくらいに。別にライアーソフトにエロは求めていないからそのあたりは構わないのだけれど、さすがにこれはちょっとねぇ。主人公の変人ぶりが問題なんでしょうけど。自分の色恋沙汰とか興味なさそうに見えるし。
 で、本日の日記は上にあるようにクリアしたヒロイン押川凛のことを書くべきなのでしょうが、ツッコミ役としてはともかく、それ以外には魅力の薄い彼女はどうも苦手で。つーか、赤ブルマの上に学ランとかお召しになられて常識を語られてもねぇ。ちょっと頷けってのは難しいかな、と。
 それよりも一際目を引くのが応援団の宿敵である学生会長の河野穂香。なんでも学園で最もナチの制服が似合う女にぶっちぎりでランクインだそうでまさに体全体でクールビューティーというものを体現しています。苛烈な舌鋒で応援団を追い詰めていく姿も良い感じなのですが、体力勝負はめっぽう弱いとか追い詰めつつも詰めが弱いから最後は泣かされてしまう姿が何ともいえず素晴らしいです。
 加えてツンデレ度の高さ。昨今、なんでもかんでもツンデレキャラにカテゴライズされていますが、個人的にはこれぐらいの手強さでないと属性として特筆するものはないのではないかと思います。まぁ、シナリオには入っていないのでデレ状態はまだ不明ですが(片鱗は見えた)。メガネキャラは苦手な私ですが、ズレメガネはまた別の属性のようです。そういや「こみパ」の牧村南も平気だったなぁ。氷川へきる氏もそのへんは提唱されてました。
 
 某所で「この青空に約束を−」の裏ヒロインは会長ではないかと書かれていた。その理由は名前に「子」がついているから。「ショコラ」の秋島香奈子、「パルフェ」の夏海里伽子という訳で。まぁ、言いたいことはわかるけれども恐らく外れでしょう。いえ、結果としてそうである可能性は充分ですけど、法則は違うでしょうね。つーか、「Ripple」をプレイしていればすぐにわかるんですけどね。加藤あおいだから。それにそもそも「ショコラ」から「パルフェ」の間だけでも「V.G.NEO」や「ままらぶ」といった作品が出ているけれど該当するようなヒロインはいないしね。はっ!? そうすると「この青空に約束を−」にもいない可能性があるということも?

 2006年2月19日(日)    サルバとーれ!2〜3回目終了
 時効警察6話。これまでのふざけたノリから一転してのシリアス話。ここまでの蓄積が見事に効いている格好でなかなかの効果が出ています。理由としては今さら感がすごく強いんですけど。十文字疾風くんとのまともな会話も初。となれば一気に今回のメインキャストへ大躍進。正直、ずっと脇を固めるキャラかと思ってましたよ。
 
 メジャー2nd Season10話。果たして今回は原作で何話分を注ぎ込んだのであろうか。手元にコミックスがないのでわかりませんがかなり詰め込まれているような。
 
 仮面ライダーカブト4話。先週から今週は完全にワームの設定説明ですな。加賀美くんの弟の話なのに最初から誰一人として本物だとは思っていないあたりがすごい。そら確かに都合が良いけどちょっとくらい本物かもとか思ってもねぇ。しかし、あの論法で撃てなくなる加賀美くんは意志が弱すぎるなと。偽物の過去のコピーにそんなに意味があるかなぁ。単純に弟の姿を撃てないって方がまだしもわかるんだけど。
 それにしても雨の処理はいくらなんでも駄目すぎ。天道の向こう側に明らかに雨の降っていないエリアが見えていますよ。そして、アクションも。飛べる敵は初めてで強敵のはずなのにわざわざ1・2・3と準備しているところに突っ込んでくる。クウガの時はとんでもなく苦労したのになぁ。
 
 「サルバとーれ!」。2人目はエルナ・インブリー。
 うーん。1周目はなかなか評価高かったのですが2周目に入って急降下してしまいました。5話か6話くらいで構成されている本作ですが、ヒロインを凛からエルナに変えて変化の出たシナリオは1話分くらいであとはほとんど同じ。シナリオも応援パートもスキップしまくりで微妙な違いをちょこちょこ読むくらい。あとは何をしているかといえば、残された双六パートだけをひたすらに進めるだけ。さすがにこれはどうかなぁ。
 凛シナリオを進めた時にいくらなんでもこのネタを使い回しはしないだろうと思った野球部ネタを小指の先ほどの違いで派手に使い回してました。おかげでかかる時間の違うこと違うこと。1周目の半分以下で終わってしまいましたよ。
 シナリオとしては凛シナリオよりはましですが、それがどうかしましたか、という程度。エルナ・インブリーというキャラのシナリオという意味はすこぶる薄いです。せいぜい恋敵が出るくらい。
 3人目は河野穂香。
 もはや書くのもアレですが、基本的なシナリオはエルナ・インブリーと全く同じでした。1回も応援パートをプレイしませんでしたよ。ここまで来ると手抜きとしか思えなくなってきますな。確かにライアーソフトはボリューム的にも佳作が多いけどこれはなぁ。
 応援活動は岡崎と組むせいか、結果としてイベントは会長と絡むことが多くて良かったです。ここまでの2人に比べるとかなり良くなっていると言えます。どうやら応援団のメンバーでないことが幸いして焦点がぶれずに済んだようです。他のヒロインはあくまで応援団の話になってしまうんですよね。
 それでも満足いく描写とは言い難く、ツンからデレへの変換期のイベントが少ないです。イベントそのものも工夫がなく残念でした。もう少し強烈なきっかけを期待していただけに。綻びが見えた後はひたすらになし崩しという展開は本作らしくていいかと思いましたけど。
 本作はキャラとシナリオが結びついていないのでエンディングはかなり唐突な印象があります。キャラクターの進む道というものに対して本編中で一切、踏み込んでいないのでどんなエンディングも可能で、プレイヤーは何を提示されても「はぁ、左様ですか」としか言いようがない。好きなキャラがいるならやはりこれは悲しい。もう少し考えて欲しかったなぁ。
 穂香シナリオプレイ中に遭遇したバッドエンドシナリオがかなりツボでした。恐らく3回特訓させられるとヒロインルートに入らずこちらに来るのだと思われます。内容はかなりぶっ飛んでいて変化に飢えていたせいもあってとても面白く感じました。ネタのヤバさもこれが一番でしたよ。まぁ、でもバッドエンドルートが一番面白いというのはあまり歓迎できることではないですよね。あくまで「バッドエンドルートも楽しめる」がいいのであって。

 2006年2月23日(木)    サルバとーれ!終了
 どうにかこうにか「サルバとーれ!」のゲーム感想をアップしました。本来なら残ったヒロイン橋戸春奈のことでも何か書くべきなんでしょうが、それほどの内容がなくそのままゲーム感想を書くことにしました。まぁ、今週がちょっと忙しかったということもあるんですけど。
 
 「この青空に約束を−」体験版テックジャイアンVer.。
 従来のものに加えてオリジナルとして島内を主人公とヒロインが観光案内するようなミニシナリオが用意されています。どうやら本編でいうところの中盤過ぎ(夏休み)にあたるエピソードのようで、さすがに本編でこの時期にヒロインの紹介をしながら島内を順繰りに歩くはずもありません。恐らく形を変えて本編に入っているということもないのではないかと思います。まぁ、夏休みの前振りとしてあってもおかしくはないですけど(ヒロイン紹介を除けば)。
 それにしても中盤過ぎであるせいか、主人公のモテ度が半端ないことになっていて素で怯みました。これで(たぶん)個別ルートに入っていない状態かよ、と。この状態ならつぐみ寮が主人公のハーレムとか称されるのも当たり前です(断言)。むしろ称さない奴はおかしいというくらいです。同じクラスに普通に男連中がいれば間違いなく血の雨が降ってますよ。
 しかし、このシナリオで一番目立っていたのは間違いなく三田村兄妹だと思います。兄の魂からの警告に大爆笑。声優さんいい仕事してます。そして、警告に臆することなく茜たんを攻略したいです。どうせ無理と思いつつも隠し扱いしてくれんものかなぁ、と虚しい期待を寄せてみたり。だって丸戸史明氏の作品ってファンディスク出ないし(泣)。

 2006年2月24日(金)    もしも明日が晴れならば開始
 今週の買い物は「もしも明日が晴れならば」と「AR忘れられた夏」の2本。サーカスのゲームなんて買うのはもういつ以来か。記憶が確かなら「D.C.」以来ではないかと思います。そして、相変わらず箱がデカイと。最近ではゲームも増えてきて拙宅で大きな箱はあまり歓迎されなくなってきました。で、何が入っているのかと言えば白河家秘伝掛け軸とか書いてあります(まだ開けてない)。中身も相変わらず意味不明だなぁ。これでお値段9800円。通常版も同日発売なら間違いなくそっちを買ったのに。パッケージも通常サイズでしょうし。
 閑話休題。
 迷うことなく表題作から始めました。昨日の夜に体験版(それもバージョン2)をプレイしていたのが最大の理由。おかげでCapter1→プロローグの順にプレイすることに。ほどなく気付いたんですけど、面白かったので止められなかったんですよね〜。現在、本プレイのCapter1まで。
 で、ここまでの出来ですが、もう書きましたようにかなり良い出来です。夢中になってプレイしております。
 移籍組のデビュー作ということで立ちCGもぱれっと流の演出に変化しました。くすくす氏の人物絵の後ろ姿の数々というのはなかなか新鮮です。馬鹿なコメントをするなら美少女は後ろ姿も可愛いというところでしょうか。そして、可愛いのは後ろ姿だけに留まりません。かなりのバリエーションがあって驚かされてます。メインの野乃崎明穂ならここまでだけで(後ろ姿を除いて)7種類もあって実に豪華。掛け合いに彩りを加えております。
 ポーズだけに限らず表情、表現も実に豊か。前者は焦ったり、むくれたり、呆れたり、怒ったり、笑ったり、後者はハートマーク、青筋を浮かべる(赤いですけど)、音符、冷や汗など本当に多彩。立ちCGによる掛け合いをとても重要なものとしてとらえている、そう感じます。イベントCGが少なかったとしても気付かないくらいの地力を秘めているかと。
 シナリオは初手から盛り上げ上手だなぁ、と。ヒロインがいきなり死んでしまって幽霊となって帰って来るという序盤のあらすじは知っているのですが、にもかかわらずぐいぐいと物語に引き込まれてしまいます。心情描写が丁寧なので展開に無理がなく容易に感情移入できるのは間違いなく本作の武器でしょう。そして、開始数時間で使う巧みなボーカル演出。もちろん、劇的状況ってやつですから心を動かされるのは必至、ってな感じです。
 どうやらCapter毎に次回予告が入るようでこれがまたお楽しみです。微妙に本編のノリを越えたトークをしてくれるので普通に次が楽しみになります。しかし、そうすると個別シナリオに入ったらどうするのかしら? もしかすると個別シナリオはそれほど長くないのかも。個人的には当該ヒロイン以外からの冷やかしを希望です。

 2006年2月26日(日)    げんしけんのためにアフタヌーンを買う
 時効警察7話。録り逃し。
 
 仮面ライダーカブト5話。えー、天の道を征く人が約束を破るんですか〜? それはちょっとなぁ。アギトの展開と同一にしないためかもしれないけどサラッと拘束されてしまうのはなぁ。
 
 げんしけん47話「set eyes on」。
 先月までは漫画喫茶に突入していましたが、なんだか面倒になったので購入。1コの漫画のために650円は高いわ、やっぱり。代わりに飽きるほど読むつもりですが。もちろん「げんしけん」だけ。
 もうエピローグっぽかったのであまり期待していなかったのですがどうしてどうして。かなり楽しませてもらいました。先月と違って描かなくてはならない内容のわりにページ数が多めなので読み応えある内容に仕上がってます。
 2人の表情の数々を見ているだけでも楽しめました。ここまで読んできた読者に対するサービスのようにさえ感じたくらいです。特に荻上さんが別室にいる時の表情は良い感じ。その後も笹原の言葉に翻弄されるような反応が素敵です。「わかる」四段活用にどれだけの想いが込められているのか、とか。52ページラストの嬉しそうな表情なんて出色の出来かと。
 興味深いのは部室での斑目とのやりとり。服装に関してはまだ何とも言えないですが、態度に関しては早くも変化が出てきている様に見えます。余裕が出てきたというか、顔を赤くして慌てることがあっても以前に比べてむきになるような反応が出ていないようです。できれば斑目だけでなく咲あたりと話している時の反応も見たいところ。
 
 「もしも明日が晴れならば」。4章途中まで。週末が仕事だったせいもあってまだ1周終わっていません。
 どうやら章ごとにヒロインに焦点を当てて進める構成のようで個別シナリオは5章か6章からでしょうか。1章が長いので2周目以降が面倒そうです。「次の選択肢へ」機能があれば便利なのになぁ。
 ここまでの印象はメインヒロイン野乃崎明穂はすごい女だ、ということ。本作は要所要所で彼女の大物っぷりを見せつけられるゲームではないか、とか思うくらいデスヨ。
 例その1:明穂さんは主人公と恋仲になった1週間後に死んでしまいました。幽霊となってきて帰って来た後、1人の妖怪に出会います。彼女はとてもいい子なのですが実は疫病神でした。そして、2人のことを以前から見守っていました。2人が恋仲になった時、彼女は思わず嫉妬してしまったのです。その漏れ出た力が明穂さんを死なせてしまいました。
 この事実を聞かされた時の明穂さんの反応。
 「別に怒ってないわよ。もう済んだことだし」
 多少コンパクトにまとめてありますが間違いなくこんな態度でした。恨み言なんてサッパリ出てきません。言われてから気持ちを整理する時間もなくこの対応。自分を殺した相手にですよ? 私には逆立ちしても真似できそうにありません。
 例その2:明穂さんにはつばさという妹がいます。今時、エロゲーでも珍しくなってきた特殊なところのほとんどない直球ど真ん中な妹さんです。強いて言えば義妹ではなく親戚というくらい。ですからもちろん、お兄ちゃんが大好き。明穂さんはそれを知っていて本人は気付かれていないと思っているところもセオリー通り。
 明穂さんが死んだ時、つばささんは悲しみましたが心の中のブラックつばささんは囁きました。良かったね、これでお兄ちゃんは私のことを見てくれるよ。そう、ほとぼりがさめた頃に明穂さんが幽霊として帰ってきてしまったのです。
 最初は喜んだつばささんですがすぐに苦しくなってきます。なにせ息をするように嫉妬する娘さんですから姉が恋人と仲良くしている、という当然の状況に追い詰められまくり。徐々に明穂さんの目を盗んで色々と画策するようになっていきます。
 そして、決定的な出来事が。ちょっと明日、付き合って欲しいと言われた主人公。デートだなどとは思いも寄らずいつもの荷物持ちかと思います。出掛けに明穂さんに会った主人公はあっさりと同行を許可します。寸前で気付いた明穂さんですがもう手遅れ。つばささんに見つかって修羅場突入です。
 遂に嫉妬心がMaxに到達したつばささんは禁断のワードを連発します。
 「お姉ちゃんなんか死んでるくせに! お姉ちゃんなんかいらない!!」
 存在を望む心が幽霊の明穂さんの姿を見せているのです。もしそれがなくなってしまえば……。大好きな妹に存在を全否定された明穂さん。さすがにへこみますがそれも一晩のこと。帰るに帰れないつばささんに向けた言葉は……。
 「今のカズちゃんの1番は私だけど明日はどうなっているかわからない。つばさと私はライバルなのよ!」
 抜き差しならぬ修羅場を和みフィールドに変えてしまう女。野乃崎明穂、恐るべし。実際、すごい人を彼女にしているよなぁ主人公は。それでいて普段は「私はカズちゃんのことが大好きです、まる」なんて可愛らしいことを言う天衣無縫キャラなんですから。レベル高すぎ。一人無敵艦隊?
 ということでたいへん楽しんでおります。チームが違うとはいえぱれっとはぱれっと。今後は知名度、注目度ともに上がるでしょうねぇ。

 2006年2月28日(火)    もしも明日が晴れならば1回目終了
 メジャー2nd Season11話。うーん。高校入学までおよそ半分。高校編を残り半分でいれると。さすがにちと苦しいような気がします。でも、無理矢理にでもいれてしまうんだろうなぁ、きっと。
 
 「もしも明日が晴れならば」。1人目は野乃崎つばさ。
 正直に申しまして苦手な人から片づけようと思いましたです、はい。とてもとても失敗でしたけど。今はすでに2周目の途中。だからわかるんですけど、本作ってほとんど一本道なんですよねぇ。ヒロインの違いによる差分イベントってほんのちょっとしかないという。結果として2周目以降は退屈です、かなり。必然的にテンションも下がるし、細かいイベントの繋ぎ、あるいはあるなしもわかりにくくなるので1周目は素直にお気に入りのヒロインに進んだ方が良いかと思われます。
 個人的な主観を剥き出しにすればつばさシナリオは相当に辛かったです。嫉妬女王であることはすでに書きましたけど、他にもキツイ特性を幾つか持っていまして。常に両極端の思いを持っているところとか。例えば料理なら「私の料理なんて食べられるものじゃない」と「私の作った料理が食べられないんだ」の2枚のカードを用意しているんですな。プライドが低いのだか高いのだかわかりゃしない。しかも、基本的な腕前が芳しくない上でこの態度ですからいつでも腫れ物に触るくらいの危険度が伴うという有り様。態度を間違えれば即ヒステリー発動。部屋に引きこもったり、家出したり、余計にレベルが下がったりと大変です。2食で1キロの塩を使い切ったり。確実に致死量クラスです。
 で、それだけならまだしもそうした負の感情の動きを逐一モノローグでプレイヤーに教えてくるんですね。妹属性がない人間にこの無差別攻撃はかなり厳しいです。まして明穂の存在というものがいつでも対比としてある訳でそうなるともうフォロー不能だったり。
 物語のオチとしても結局、明穂が死んでいるからうまくいく話として書かれている(言葉に出している)のはさすがにどうかと思います。問題を抱えた時点から見れば解決不可能と言っているも同然だものなぁ。何より、主人公が明穂よりもつばさを選ぶ理由が選択肢以外に何もないってのも苦しさを増幅させてます。
 つばさシナリオは置いといて驚かされるのは主人公のモテっぷり。一体どんなフェロモンが出ているのだか、その散布濃度は尋常でなくサブキャラはもちろん、名前のないキャラであっても女であるならば即座に轟沈。会話をかわしてしまえばもう攻略終了です。ほとんどバンコラン級の能力といっていいかと(異性にしか効きませんけど)。ああ、釣った魚に餌をやらないところもよく似ていますね。

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