顔3話。野球中継の後だったので見逃さずにすみました。
内容は相変わらず地味の一言。このドラマを通して何が言いたいのかよくわからないのも困りもの。
今回のエピソードに限ってもなんだかなー的印象。過去に起きたヒロインの場合はともかく、今回の仕打ちは人権蹂躙とか言いたいのかも知れませんけど、弱いなぁ。この方法が法的に問題があるのかどうかはしりませんが、どうも似顔絵捜査官は甘ったれな気が。仕事というのはいつどんなときでも本人のプライドを守ってくれるものじゃないと思うのですが。こんなわがまま言ってたらサービス業なんてどうするんですか。
オダギリジョーのキャラは今回も前半冷たく、後半優しい二重人格プレイを続行中。先週見ていないのでわかりませんけど設定でそうなってないなら、やっぱこれは不自然だよなぁ。不自然といえばあのカウンセリングの先生も同様。ヒロインを追い詰めているようにしか見えないのは気のせいではないと思います。
「ショコラ」。ようやく終わりました。実に1ヶ月もプレイしていたんですね、このゲーム。まぁ、最後に時間がかかったのは翠シナリオでゲンナリしたことと、もうひとつは実にわかりやすい理由からなんですが。つーことで7人目は橘さやか。
もう「ショコラ」を購入する前から最大の不安材料がこの方でした。なんとも今時では珍しいくらいの見たまんまのメガネ様。メイド喫茶という華やかな舞台にあっていくらパティシエだからとはいえ、あの地味な格好。もしこれがシミュレーションゲームなら確実に2軍行きです。
そうはいっても大事なのはキャラよりもシナリオ。翠シナリオがアレだったとはいえ、このゲームなら期待できるかもしれません。
…………シナリオも2軍ですた。何と言いますか、このシナリオも主人公が駄目すぎ。
大事な話があると言われて彼女のアパートに向かう主人公。色恋沙汰だとはまるきり思っていません。言われるままに部屋に上がる主人公。なぜか脱ぎ出すメガネ様。ここで主人公は天啓を受けたように悟ります。「そうか、俺はさやかちゃんが好きだったんだ」と。……駄目じゃん。
こんなおポンチな流れであっても二人は恋人同士に。ここからの展開は私的にまるでデジャブのような流れ。夢を持ったパティシエ→今よりも優れた職人になりたい→それには整った環境で優れた職人に師事すること→役職名からもその先は当然のように海外→そうなると二人の恋は、といったようなわかりやすいシナリオ。あ、念のために書いときますけど主人公は猫にはなりませんよ?
しかし、いくらわかりやすいと言っても何の描写もなくていいはずありません。二人は一切の衝突なく、いつの間にか仲違いにしてすれ違い状態。説明不足にも程があります。もっと葛藤する様子などを描くべきとか、そういう要望を出す以前の問題のような。最後にはそういう描写もあるんですが、根っこになる動機が描かれていないので説得力は皆無。そもそも主人公が基本的に賛成なのか反対なのか、それさえ明言されていないんですよ。ただ人に意見を求めるだけで。
ラストは真打ち登場との期待を込めて残しておいた真名井美里。どーでもいいですが、こんな名字あるんですか? エロゲーには明らかな創作名字も多い訳ですが、これはありそうでなさそうな微妙な線。漢字違いならありそうですが。
共通シナリオからそのポテンシャルはわかっていましたが、個別シナリオに入ってからはさらなる力を見せつけるような体当たり攻撃。各シナリオの平均値で見て流されやすい主人公ではひとたまりもありません。あっさり陥落というより秒殺の域。まぁ、心理的にですけど。
主人公とヒロインがいちゃつく=周囲から鬱陶しがられる描写は、このゲームで一番といってもいいのですが、終盤の問題と向き合うあたりがどうにも。美里の父親がヤクザという事実は意表を突いていて良かったと思いますが、その解決方法のくだりがねぇ。主人公が全く完全完璧パーフェクトに何の役にも立ちません。美里の残した物がなければまさにお手上げ。あとバラさんの設定は詳細は不明とはいえ、どうかと思います。安易すぎ。
何よりバッドエンドの方がノリも後味も良いというのは問題かと。つーか、バッドエンドに見えないんですよ。
一月に渡った「ショコラ」もこれで終了。やはり長く時間をかけてプレイする方が評価も厳しくなりがちですね。ゲーム感想は近日中に。
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