もう当然のように見てきました。ピクサー作品といえばデフォルト鑑賞の対象ですから(とここまで書いてファインディング・ニモの鑑賞記を書き忘れていたことに今さら気付く)。
今回も本編の前に短編アニメーションが入ってます。これまでは実験作という感じでしたが今回のは映像化した絵本のようになってます。そろそろ冒頭に入れるものとしては微妙になってきたような気がしないことも。
本作は初めての人間ものということで期待と不安が半々でしたが、蓋を開けてみれば非常に良い出来でした。デフォルメのセンスが良いからではありますが、見ていて気になることはほとんどなかったです。
予告を見ていればわかりますけど、ヒーローものとしての面はあまり期待しない方が無難です。家族物語の舞台としてヒーローものを選択したという面が強いですから。やはりヒーローの世界に現実主義を持ち込めば息苦しくなるのは避けられません。
シナリオは単純にして明快。良くも悪くも展開に驚くことはほとんどないでしょう。安心して見ることができます。個人的にはもうちょっとひねりを入れるか、そうでなければさらにど真ん中の方が良かったです。敵は宇宙人やミュータントだというくらいに。
キャラクターは主役一家よりも脇役の方が印象深かったです。仲間のヒーローであるフローズンやかつてヒーローの衣装を作っていたデザイナーとか。
設定がしっかりしているのでテレビシリーズなどにもできそうです。30分から45分くらいで1本とか。作らないでしょうけど続編が見たくなるような作品でした。
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