もしかしたら単館上映の作品というのは初めて見たかもしれません。たまたま安く見れる機会だったので足を運んできたんですが、初めての劇場ということで戸惑うことが多かったです。京浜東北線で行き過ぎてしまったり、高をくくっていたために道に迷ったり、それで時間が押してCMは始まってしまったり(初めての劇場で暗いのはツライ)とかイロイロ。
内容の方はほとんど鑑賞価格の足代を払って後悔しないくらいには楽しめました。しかし、同時にこの辺が単館上映なのかな、という弱さも見られました。
筋書きとしては新郎の父親に新婦の父親が振り回される、この一点につきます。もちろん家族ドラマでもありますけど、これはほとんどオマケみたいなものでしょう。つまり、いかに新婦の父親の悲劇が見ている側にとっての喜劇になるか。基本的なお約束は押さえていると思うのですが、弾けっぷりが足りない印象があります。最終的に新婦の父親が受けた仕打ちはプラスに転化するものがほとんどなのだからもっと思い切ったネタを用意した方がより効果的だったと思います。劇場の反応も確認しましたがあまり爆笑という感じはありませんでしたしね。
とはいえ物語の基本を満たしているのは確か。見て損した、ということはないかと思います。
|