「ウインドトーカーズ」以来、久しぶりのジョン・ウー映画ということで期待と不安は半々程度で見に行きました。前情報はＣＭだけ、それもあまりじっくりと見た訳ではないので、正直どんな映画かもよく知らないままで。

　結論から言うとかなり面白かったです。二丁拳銃や横撃ちがなくとも間違いなくジョン・ウー映画でした。これまでの作品の印象的なシーン、演出を思い出させるような展開が随所で見られます。

　シナリオもなかなか意欲的で考えられてました。主人公の職業とそれに付随する設定を考えついたあたりで良いものになるであろうことはほぼ決まっていたのではないでしょうか。それに加えて２０個のアイテムの活用の仕方というのがうまかったと思います。映画というよりは昔のゲームのような印象でしたが。

　全体の流れに関して言えばやや都合のよい点も見受けられますが、それを差し引いても充分に引き込まれる内容でした。伏線もうまく機能しているので２度目は違った視点で楽しめそうです。

　久しぶりにＤＶＤを買いたくなる映画でした。