人類が生殖能力をなくし最年少は18歳。主人公夫妻はかつて事故で子供を亡くしている。そんなSF要素に惹かれただけの人を満足させるような映画ではありません。ストーリーやその結末に期待を寄せるだけ無駄です。そんなことは主題と全く関係がないので。舞台背景はあくまで添え物に過ぎません。
本作はズバリ「親」である人こそがメインターゲット。条件に合致しない人は感動度に雲泥の差があることでしょう。喜べる場所でピンとこない可能性が大です。
終盤の赤ん坊を見て兵隊が道を開けるシーンはなにか水戸黄門の印籠のようで奇妙なおかしさがありました。あの後の兵隊は強かっただろうなぁ、きっと。ここもやはり、本当なら感動するところなんですかね。
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