A Tour Desk of


Optional Tour

Chichen-Itza


 カンクンのホテルゾーンを出て一旦高速道路のような所に入ると、到着するまで延々この風景です。何の面白味もないので、ガイドさんの話に集中できますし、帰りは熟睡できます・・・
 私はチチェンでたくさん汗をかいてしまったので、バスの中の冷房が少し寒いくらいでした。幸い風邪は引きませんでしたが、出来れば換えのTシャツなど持参した方がいいと思います。 ちなみに、帽子とサングラスは必需品です。


 行きの道中で休憩に止まってくれたレストランです。レストランと言うよりは売店という感じですが、ここで食べたタコスが、結局のところ一番美味しかったです。もっと食べてくれば良かったと、後悔しています。
 ただし、英語は通じず、スペイン語オンリーです。 とはいっても、向こうは慣れたもので、身振り手振りがちゃんと通じます。それでもダメなら、ガイドさんに頼みましょう。


チチェンへ行く途中に立ち寄るレストランは1つではなかったようです。コスモスツアーズで申し込むと、このようなレストランに連れてってくれるようです。ちなみに、この写真ははまこーさんのご提供で、はまこーさん絶賛のタコスを撮影のためオアズケ喰らっているのがはまちゃんでしょうか?
 総じて言えるのは、チチェンに行く途中で食べるタコスはうまい!ということでしょうか?

 



 チチェン・イッツアーの象徴的構造物で、内外二層の構造からなるピラミッド型の神殿です。高さおよそ三〇メートルで、今のところ登ることが出来ます・・・が!!・・・正直なところ、とても怖かったです。とても急勾配な上に手摺りが無く、階段には鎖が一本あるのみでした。大人がようやく擦れ違える程度の幅しかない頂上にも、やはり手摺りが無く、高所恐怖症でなくても思わず壁際に固まってしまいます。


 マヤ文明において蛇は神格化されており、至る所に右のような彫刻が施されています。その理由は、蛇の脱皮がリインカネーションを想像させたからだそうですが、後に西欧文明と交わるに至り、エデンのアダムとイヴを誘惑し堕落させたが故に蛇を悪魔と忌み嫌うキリスト教によって、邪教の烙印を押され迫害されたという話です。
 この蛇(ククルカン)はピラミッドの中央階段下にも ありますが、頭しか無くその体はどこにもありません。何故か?・・・その答えは春分の日と秋分の日に分かります。夕方になると、9層の神殿がなす影が徐々に下り、遂には蛇頭と一体化し、完全な姿のククルカンが現れるのです!
 この一大スペクタクルは天気に左右されやすい上に、当然大混雑するそうですが、一見の価値ありでしょう。


 この写真でお分かり頂けるでしょうか?登りはいいんですが、下りは結構怖いです。4つある階段の内1つだけには鎖が垂らしてあって、それを頼りに降りることが出来ます。
 それでも、たまに転げ落ちる人がいるらしく、常に救急車がスタンバってるようです。




 苦労の末に辿り着いた頂上からの風景は、何とも言えません。ちなみに、左の写真は「戦士の宮殿」ですが、果てしない森が360度地平線まで続きます。そんな中を走って来た訳ですから車窓の風景に変化がないのにもうなずけます。
 その時は気づかなかったんですが、高い木が一本もないのは不思議だと思いませんか?説明によると、チチェンのあるユカタン半島は大昔に海中から隆起して出来たもので、その土壌成分が石灰岩であるため、養分が少なくて大きな樹木が育たないんだそうです。
 これはカンクンも例外ではなく、よーく見ると街路樹のヤシの木が、ハワイなどに見る典型的なヤシの木に比べて、異常に背が低いことに気付くでしょう。


 これが神殿内部のもう一つのピラミッドです。非常に暗くてジメジメしてヌルヌルしています。その上、階段は外の階段同様急勾配で、大人二人が擦れ違うには横向きにならないと無理なくらい狭いです。私は一応チャレンジしたんですが、運悪く怖くて動けなくなってしまった子供がいるらしく、前に進めなくなってしまったので途中で引き返してしまいました。頂上には、ヒスイの眼を持つジャガー像と生け贄の心臓を置いたとされるチャックモール像があります。
 ちなみに、左の写真に写っているオジさんは、その直後に足を滑らせて階段を転げ落ち、さらにメガネが割れてしまいました・・・




 これは球戯場です。ちょっと写真では確認しづらいですが、下の写真の両壁に右のようなゴールが設けられています。
 ルールについては諸説あるようですが、勝ったチームか負けたチームのどちらかが首をはねられるという恐ろしいゲームだったようです。壁面にはそれを物語るレリーフが彫られています。




 これは、生け贄の泉です。薬で眠らせた生け贄を簀巻きにして投げ込んだと言われており、例によってその目的については諸説紛々です。だいたい、血生臭い話が出てくるのはトルテカ文明の影響を受けた新チェチェンの方です。
 この泉の壁面を見て下さい。白っぽく層になっているのが分かるでしょうか?これを見ると、石灰質の土壌というのがよく分かります。




 暑くて暑くてあまり上の方には注意が行かないと思いますが、よく見るとおかしな風景があります。これは、大きな木の枝に根を下ろす寄生植物の一例です。他にもいろんな寄生植物がありましたので、たまには木の上にも注意してみて下さい。


 木陰に何かうごめくものがあれば、それは多分イグアナです。チチェンの中では至る所で見かけました。でも、非常に弱虫なので襲ってくることはありません。向こうの方からシッポを切り離して逃げていきます。




 入り口付近にある、金銀細工でマヤ文字のネームプレートを作ってくれるお土産屋さんです。文字数によって値段が違いますが、それほど高いものではなかったと思います。チェーンをつけてネックレスにするといいと思います。10分くらいで出来上がります。




 チチェン見学が終わると、バスで少し移動して昼ご飯です。私が連れて行かれたのはバイキング形式の大きな食堂で、ショータイムもありました。メキシコの伝統的な踊りなんでしょうか・・・頭の上にビンを乗せてクルクル回ります。ガイドさん曰く、本当はもっと楽しい踊りなんだそうですが、ちょっと疲れていたのか投げやりな感じでした。それにしても、目が回らないのかと思うほど回っていました。
 食事の方は満足の行くものでした。豆やら肉やら好きなものを採ってきては、トルティーヤで巻いて食べるんですが、向こうのトルティーヤは本当に美味しいと思いました。ちゃんとトウモロコシから挽いて作ってあり、日本ではなかなかお目にかかれません。




 食事が終わると、後は帰るだけですが、時間に余裕があれば途中でお土産屋に寄ってくれます。お土産屋といっても、カンクンのホテルゾーンにあるようなショッピング・センターではなく、地元の生粋のマヤ人が経営する民族工芸品のお店です。店の人たちに限らず、地元の人たちは写真のような茅葺きの家に住んでいるそうです。





 店内には、色鮮やかな工芸品が所狭しと並んでいます。ここもやはり、相場よりは高い値段設定になっているようです。気をつけて下さい。交渉次第では、驚くほど安くなります。




 上がマヤのカレンダーです。詳しい説明はガイドさんに聞いて下さい。とても興味深いもので、驚いたことに、これ一枚で一日分を表しています。チチェンの入り口付近に専門の店があって、見学前に注文しておけば、帰りまでに好みの日付で作っておいてくれます。
 下はアステカのカレンダーです。円盤の中央に太陽神を描いた図柄で、こちらの方が有名だとは思いますが、それにしても何故マヤンのお店にアステカのカレンダーが・・・?




 こんなモノも売っていました。ただの笛と置物なんでしょうけど・・・驚いたことに、これが結構売れたりしてるんですよね。思わず、買おうかと思いましたが、止められてしまいました・・・


 レストランやお土産屋の駐車場には、こういったトーテムポールや絨毯のようなものを売りに、子供や老人が寄ってきます。バスの窓越しに交渉を持ちかけて来るんですが、相場よりかなり高いようですので、気をつけて下さい。時間のないところを狙ってくるのかも知れませんが、やりとりをしている最中にバスが走り出してしまったりすると、お金だけ取られてしまうこともあったりします。




 ガイドさんの説明によると、その昔、松田聖子主演の映画でロケに使ったという教会です。 帰り道に少し時間があったのか、色々バスで回ってくれました。