全日本学生個人

   ウエイトリフティング選手権大会




                 平成9年 5月9〜11日   会場: 大阪府立体育館


 インカレとならび学連主催の2大大会の一つのこの大会、近年は前年度の主将であった升田のように優勝にあと一息というところまで我が部の選手は力を付けてきている。今年の我が部は6人が出場した。なお、吉田 光志(人3)、中津原 潤一郎(人2)はこの試合は回避した。今年の結果というと・・・。
 54kg級に出場予定の中嶋 和幸(人2)は急遽、減量失敗のため1階級あげて59kg級で登場。スナッチ1回目、90kgは楽に成功。2回目92,5kgは前に落とし失敗。3回目も同様失敗した。ジャークは112.5kgスタート。クリーンは軽くしたものの、ジャークで失敗。2回目は115kgにあげて挑戦。見事成功。3回目は120kgに上げたがクリーン失敗。トータル205kgで17位となった。
 新人の川原 修司(人1)が64kg級で登場。スナッチ97.5kgでスタートしたが失敗。しかし2回目は同重量成功。3回目は自己新記録の102.5kgに挑みこれまた成功。ジャークは120kgの1回成功だけに終わった。
 3年生になった"室蘭の星"松本 淳(人3)は76kgでエントリー。スナッチは1回目105kgでスタート。楽に取り2回目は110kgにあげたが失敗。しかし気を取り直して3回目に再度挑戦。今度は成功した。ジャークは1本目125kg成功。が、後の2回の130kgは失敗に終わりトータル235kgで16位に終わった。
 今大会、最高学年である4年生の2人は明暗を分けてしまった。
 76kg級の主将、野中 敬介(人4)はスナッチを115kgあげたが、ジャークで3回失敗し、失格となった。
 対する83kg級出場の副将、比嘉 盛人(商4)はスナッチ100kg、ジャーク130kgと1回目だけの成功に終わったが16位と健闘した。不調ぎみの主将と怪我から復活しつつある副将、今後も目が離せない。インカレまでのあと半年をしっかり悔いの無いようにがんばってほしい。
 最後に登場はルーキー吉岡 史生(人1)はスナッチ1回目117.5kgは惜しくも失敗したが、その後117.5kg、122.5kgと2回成功しスナッチ3位と上位にくい込んだが、ジャークは135kgの1回成功に終わってしまったが総合7位と1年生ながら大健闘した。

 今回の個人戦の記録は吉岡をのぞき低調に終わった。私個人の意見してはもう少しこの学生個人戦という大会を重要視して欲しいと思う。大阪まで来て調整不足で実力が発揮できなかった・・・というのではなく、インカレと並んで学連の試合の最高峰に位置することを忘れないで欲しい。来年はインカレ後の次の大きな大会の目標としてしっかり調整をして万全の状態で望んで欲しい。         
                           (平成9年6月10日 保 井)



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