第50回

大田区ウエイトリフティング大会





                 平成9年 6月22日   会場: 大森スポーツセンター


 あらゆる人が気軽に参加できることで有名な大田区大会も今回で50回という記念すべき大会になった。今回は55人がエントリー。そのうち我が部から清水(政経3)と高橋(理工2)がエントリーし、OBでは鵜飼信一OB(48歳)を筆頭に、大高正夫OB(47歳)、薮田雄一OB(47歳)、中井辰哉OB(36歳)、保井俊一郎OB(23歳)と5人がエントリーした。(以後敬称略)


 70Kg級は大高と保井がエントリー。大高はスナッチ70Kgと75Kg軽く成功したが80Kgは惜しくも失敗。ジャークも90Kgスタートを成功したが2本目の95Kgは失敗したが、3本目は成功した。トータル170Kgで3位入賞。
 対する保井はスナッチのスタート85Kgを何故か失敗。しかし2本目を増量して90Kgを軽く取ったものの、95Kgは引ききれず失敗。ジャークはスナッチの不調が響いたのか105Kgスタート。楽々あげその後も115Kg、122.5Kgと3本成功して前回に続き優勝をさらった。

 76Kg級は鵜飼、中井、清水がエントリー。鵜飼はスナッチ75スタートを取ったものの、2回目の80Kgで故障発生。3回目は棄権してしまった。ジャークはスタート重量を下げて90Kgスタート。成功したものの、2回目95Kgはクリーンできず、3回目の97.5Kgは立ち上がったもののさせずに失敗。6位入賞に止まった。復帰第一戦のこの大会に賭けていたためにアクシデントが悔やまれる。
 中井は全体的にピリッとせず、スナッチ90Kgのジャーク105Kgの1本1本で2位となった。本人曰くちょっと調整不足気味だったということである。
 清水は早慶戦以来の試合で気合いが入っていた。スナッチも75Kg、80Kg、82.5Kgと無理なく3回成功。ジャークも危なげなく95Kg、100Kg、105Kgとこれまた3回成功。105Kgは自己新というおまけつきで3位に入った。

 83Kg級は薮田が登場。昨年の世界マスターズ選手権で痛めた肩が治りきっていないのか、スナッチもハイで取って前で押さえるのがやっとという感じで、95Kg1回のみ成功。ジャークは127.5Kgスタートは軽く取ったものの132.5Kgは起てず。3回目は起ったものの、肩の痛みがでて後ろに回してしまったが難なく優勝した。

 91Kgには高橋が出場。スナッチは70Kg、75Kgと2回成功。ジャークは90Kg、100Kgの自己新と好調だった。高橋のこれからの課題としてはロークリーンなどの低い位置で取るリフティングをいかに正確に行えるかどうかではなかろうか。事実、ジャークの3回目の105Kgはハイクリーンをしようとしたが中途半端な位置で終わった。高橋の今後に期待したい。


 全体としては失格者が少ない非常に締まった戦いであったと思われる。またこの大会は9月にも行われるので、東京近郊の皆さんは参加費の500円を持って大森スポーツセンターへ来て日頃のトレーニングの成果を発揮して見ませんか????


                           (平成9年6月26日 保 井)



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