育毛事典
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プロペシア |
Date: 2005-10-21 (Fri) |
プロペシアは、アメリカで男性型脱毛症用としてFDAが認可した唯一の経口用医薬品で
メルク社が開発したものです。一般名を、フィナストリドと言います。
男性型脱毛症が生じるメカニズムとして最も有力な仮説は、男性ホルモンが酵素によってジヒドロテストステロンに変化し、この物質が毛根に作用し発毛を阻害するというものですが、プロペシアは、ジヒドロテストステロンに変化させる酵素の作用を阻害する事で発毛を促そうするものです。ただし、この酵素の型は、遺伝的に2つの型があると
されていますが、プロペシアは、5アルファ還元酵素U型にのみ作用するとされています。プロペシアは、20歳以上男性専用です。女性には効果がないとされていますし、
妊娠の可能性がある女性は、絶対に服用してはならないとされています。
妊娠中の女性が、摂取すると男性の胎児の性器成長に影響を及ぼす恐れがあるからです。また、妊娠の可能性がある女性は、コーティングが壊れた状態で錠剤成分に接触
することも危険とされています。
20歳以上の男性が服用する限り、重篤な副作用はないようですが、まれに一時的な
性欲減退や勃起不全が生じる場合があるようです。
しかしながら、男性型脱毛症で、かつ、5アルファ還元酵素U型の場合は、根本的
対処法ともなりえます。
また、現在では、服用前に、酵素の型を診断して有効性を事前に推測することも
行われているようです。
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