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ひとくちメモ


気象サイエンス
「天気予報の歴史」


月1日は「気象記念日」、日本で天気予報が初めて発表されたのは、明治17年6月1日でした。

そのころの天気予報は一日一回だけ、全国を対象にした、簡単な内容であった。気象記念日にちなんで、天気予報の歴史を考えてみる。

天気諺時代

 16世紀より前の時代には、天気の諺や空の雲の動き、風の方向や強さを観察して、翌日の天気を予想していた。
その中には ”夕焼けは明日晴れ”のように、科学的根拠があり、外国の天気諺と 共通しているものもある。

気象計器時代

17世紀の初めにガリレオが温度計を発明し、中ごろにはトリチェリーが水銀気圧計を発明して以後は、科学的気象観測が始まった。

地上天気図時代

1820年にブランデスという人が、ヨ−ロッパ各地の観測デ−タを地図に記入し、初めて地上天気図を作った。

高層天気図時代

1927年に気球によるラジオゾンデの実験に成功し、第二次大戦になって本格的な高層天気図が作られるようになった。
その結果、ジェット気流とかフェーン現象という言葉が生まれた。

数値天気予報時代

天気予報の数値予報は、これまでの予報官の体験と知識をもとにした方法と違った、コンピュータによって予報を出す新しい方法で、天気予報の成績も少しずつ良くなってきた。

=1997/06=


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