[Q]
230MB の MO にバックアップをとりたいのですが、
何枚かに分けないといけません。
何か良い方法はありませんか
[A]
tbackup というツールや LinuxMLD についてきている
taper を使うのが良いと思いますが、
僕は afio というのを使っています。
afio の説明の前に MO のファイルシステムですが、
どうやら使用できる領域の大きさはファイルシステムに依存しているようで
ufs < ext2 < msdos
という感じのようです。
ですから、msdos format の方が Windows からもみれますし、
空き領域を数メガ程度多くなるようですので良いかと思います。
以下では msdos format したとして説明します。
afio は LinuxMLD にはついてきていないと思いますので、
自力で rpm package を見付けてくるか make してみてください。
fdisk で MO に fat16 のパーティッションを作成し、マウントします。
ここでは作成したパーティッションは /dev/sda1、
マウントポイントはあらかじめ自分で作った /mnt/mo とします。
バックアップをとりたいディレクトリーが /home の場合、
手っ取り早くバックアップだけとりたい時には root で
$ find /home | afio -ovZ -s 210m /mnt/mo/home.afz
とすれば、210MB を越えたところで自動的にコピーが一時中断しますので、
kterm などを別に開き、そこでアンマウントして MO を取り出してください。
次に、新しい msdos format してある MO を挿入し、マウントしてください。
準備ができたら元に戻って Return key を押すと再開します。
上記のコマンドについて簡単に説明しますと、
始めに find で /home 以下にあるファイルの一覧を表示し、
それを afio に渡します。
afio はこのリストを受け取って gzip で圧縮し、
home.afz というファイルに書き出し、210MB を越えたところで一時停止します。
msdos format だと 220MB ぐらい使えるようですが、
210MB とすこし少なめに設定しておかないとトラブルようです。
戻す時には、一枚目の MO をマウントして
$ afio -ivZ -s 210m /mnt/mo/home.afz
とすると、今いるディレクトリーにコピーできると思います。
$ afio -tZ /mnt/mo/home.afz
とやるとこのファイルの table of contents を見ることができるようですので、
元に戻す前にこのようにして中を確認できると思います。
もっと詳しいことを知りたい時には、
JF の Backup-mini-HOWTO を読んでみて下さい。
とっても親切で分かりやすいと思います。
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