部落史紀行 | |
司馬遼太郎に『街道をゆく』という紀行文の名著があります。そこでは、歴史の中で重層的に育まれてきた「風土」とそれに培われてきた人間が、どのように時代や歴史に性格づけを与えてきたのかを跡づけようとしています。 私は「部落」(被差別部落)に視点をおいて、歴史や時代がどのように「部落」の風土と精神を形成してきたのか、その基層をなしている核は何であるのかを探っていきたいと考えています。―著者まえがきより(クリックすると目録に目次があります) |
第四の生き方 「自分」を生かすアサーティブネス
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私が1992年に初めて日本を訪れ、アサーティブネスに関するワークショップや講演を行ったとき、特に印象に残ったのは女性たちの思いやりの深さである。そして、日本でもアサーティブネス・トレーニングに関心を寄せる人たちが少しずつふえつづけ、このたびA
Woman in Your Own Rightの改訂版が出ることを大変うれしく思っている。 この本は、理論書であるとともに実践書でもある。著者のアン・ディクソンが、とりわけ女性たちに向けてエールを送っているのは、あなたが誇りと自己信頼を取り戻し、希望をもって人と社会に関わっていくことが、何よりも大切だと考えているからだ。自分を責めたりまわりを責めたりすることなく、「イエス」「ノー」が言えるようになることで、あなたが変わり、まわりが変わり、ひいては社会のありようをも代えていく力となっていくと信じているのである。 本書は、柘植書房から出された「アサーティブネスのすすめ」の全面改訂版です(1991年)。10月20日発売 |
続Let's Enjoy 林 恭子著 ISBN4-8068-0408-8 |
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レッツエンジョイソーウツ病から三年、私は、またまた色々なことに遭遇し、頭に血を昇らせたり、ショックから変調を来たし主治医の指示を仰いだり…… このソーウツ病患者は、自分の周囲のことだけでなく、世の中で起こる様々なことについても関心が強すぎて、心休まることが少ないのです。 神経・精神病を患う人をくい止めなければならないのです。そして、患ったときでも早期発見、早期受診です。世の中には、色々な病気がありますが、この病気は明らかに社会から差別されています。そして人生を棒に振るような人が、一人でも少ないことを願います。 今年は発病三〇周年です。 精神病のキャリアのものの見方、考え方を記してみました。 三〇年といえば、とても長い年月ですが、私はこの三〇年に出会った人や起こったことを克明に憶えています。嬉しい事も悲しい事も。 これが私の病気なのかも知れません。 “あわてず!”“あせらず!”“あきらめず!” Let's Enjoy 精神病 (著者――はじめにより) |