* * *新聞社が取材にきたぁ* * *

   2009年1月25日(日) 12:00〜13:30

 私は2002年からホームページを開設している。
どうして個人でホームページを開設したのかというと、勤めていた研究所が閉鎖になり失業してしまい、失業保険を受けていた。そこで交通費が出て教材費が只の研修があることを知った。そして情報処理学科に通う事になった。そこのカリキュラムに、ホームページ作成というのがあったため、みんな作らざるを得なかった。今でも続けている人は少ないかもしれない。なにせクラスの受講生32人中30人が中高年のおじさん・おばさんだもの。

 そんな私のホームページにたどり着いた新聞社の人からメールが来た。私のソーラークッキングを取材させてほしいとのこと。自分の活動をホームページで発信している人を取材したいとのことだった。それでは、と、お受けする事にした。

 でも、この日はちがさき自然エネルギーネットワークの会議が午前中にあった。出かける前に、サンオーブンに黒いアルミホイルに包んださつま芋を並べ、西川式にプリンをセットし、ききょうにじゃが芋を丸ごと入れ、テルケス型にじゃが芋と人参をセットし、ソーラードライヤー1号にスティックパンをスライスして並べた。(9:30)

 11時頃早退させてもらい急いで帰ってきた。蓄熱式は焦点がないので出かけるときでもセットしておけるからいいねえ。パラボラ型のクッカーの組立てに取り掛かった。記者さんは作り始めるところから見せてほしいと言っていたので、調理はまだ出来ない。でもお湯が沸いて、もうお茶が飲める。

 12時、記者さんがやってきた。まず、炊込みご飯を作った。無洗米を2合鍋に入れ、水を3カップと炊込みご飯の素を入れ、かき混ぜて蓋をして、かるぴかにセット。(12:05)

 チョコレートホットケーキを作る。ボウルに卵一個と砂糖大匙3杯と粉ミルクを大匙3、4杯。水を100CC入れて、よく混ぜ、そこへチョコレートホットケーキミックスを入れ、だまにならないように混ぜてフライパンに流し込む。サニークッカーにセット。(12:10)

 出来上がるまでの間に、もう一つのかるぴかでポップコーンを作ってみる。前の晩雨が降ったので、湿度の影響がないか心配だったけれど、1分もしないうちにはじけ出した。湿度計を見たら、45%だった。まずまずだ。そして、クッキングのコツや色んな質問に答えて12:30サンオーブンの焼き芋を出してみる。軟らかく甘く出来上がっていた。
 続いてききょうのじゃが芋を出して、記者さんに握ってもらった。軟らかく割れた。こんな小さな手づくりでも調理が可能なんです。
 ドライヤーのラスクはカリカリに仕上がった。冷めたら保存食容器に入れよう。
西川式に入れたプリンは入れすぎて少しすがたってしまった。いつもは4人分の分量で作るところ、1人分だったため、時間を誤った。でも甘いものも好きだという記者さんに好評だった。 25面体で目玉焼きを作ったが、取り出しに失敗してぐちゃぐちゃになってしまった。
 テルケス型の人参とじゃが芋はもう一息というところ。そうこうしているうちにチョコレートケーキの上が焦げてきた。フライパンのもち手を反対側に回したりして焦げが広がらないようにした。12:45には出来上がり。かるぴかの炊込みご飯は55分に出来上がり。
テルケス型の人参とじゃが芋は夕飯のポテトサラダになりました。(写真忘れた!)

 全部のお料理をテーブルに並べると壮観だ。太陽の光で全部出来てしまう。学校の授業でも、光電池の勉強の後、体験として呼ばれることが多いけれど、ソーラークッキングの体験ほど、見て、嗅いで、触れて、味わって、沸騰する音を聞いて、五感で体験できるものはないかな。

 記者さんは、「こんなに楽しい取材は初めて」と言ってくれた。私も喜んで食べてもらえて、楽しんでくれた事で、幸せな気分。ソーラークッキングをするって、人を優しく、楽しくさせるものです。いい一日でした。 この日の気温は10℃。冬にはできないんでしょうという人が多いけれど、どうです!冬でも出来るんですよ!

 記事は読売新聞2月2日の環境のページに載るそうです。

   
  かるぴかでポップコーン    かうぴかで炊込みご飯     かるぴかでお湯

   
 サニークッカーでチョコレートケーキ  サンオーブンで焼き芋   ききょうで蒸焼きじゃが芋

   
 ドライヤーでラスク       西川式でプリン         25面体で目玉焼き

 
今日のランチ こんなご馳走が太陽の光で出来てしまうのです

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