* * *タンザニアでワークショップ&オクトーバーフェスタ* * *

   2008年9月17日(金)〜10月7日
 

 今年1月に2007年度事業として委託を受けて行ったタンザニアの山村へ2008年度事業として9月17日羽田から出発した。

 17日20:45の出発。搭乗前の検査で、クッカー工作に使う速乾性ボンドがひっかかった。はじめは長い刃物のような物が入っていないかとト尋ねられた。心当たりが無く、リュックの中身を全部出して検査。500gのボンドに行き着いた。私は何で?と思ったけれど、係員は成分がどうのとか言い出した。結局帰ってくるまで預かりますと言われてしまった。

 日本とタンザニアは時差が6時間、長い事乗っているなあと思っても、6時間引いた時間になる。ダルエスサラームには18日15:30に到着。ホテルへ直行。ササンサンホテル。高級ホテルだ。
 夜、鳥居先生の昔からの知り合いで、現地でNPO活動をしていて、タンザニア人のご主人を持つ、椿さんと会うことになっていた。「かるぴか」を寄付するに当たり、組み立て方を教えるためだ。 (最初は組み立てて渡そうと思っていたけれど、バスに乗って帰るということだったので、組み立ててしまうと、厄介なことになると思ったため)

 19日午前中はJICAと日本大使館を訪問し、今回の事業について説明した。午後は15:50に乗る予定の列車が6時間も遅れるということで、オイスターベイで時間つぶし。
                         
駅に18時に入り、出発を待った。列車を待つ人で物凄い・異様な雰囲気。大きな荷物を大急ぎで列車に積み込みほっとして夕飯を列車のレストランから出前してもらったのは22時を過ぎていた。
 急行列車と聞いていたが、夜中でもいくつもの駅に停まっていた。夜が明けて外が見えるようにって、車窓から覗いてみると、列車を見に来る人や、出迎えの人でごった返していた。抱き合ってむかえる人もいた。久しぶりに帰った人なのかな?
(高速バスは急行列車より3倍早いそうだ。でも危なそう。)
                        

 20日19時ムベヤ駅に着いた。翌日21日は現地のNPOSisi Kuwa Sisiを訪問したが会えず。1月に来たときも会えていない。これから連携してツアーガイド講習を担ってもらう予定なのに。昼食をとって、クッカー工作に必要な段ボールを調達。外国人だと思ってお金をとった。テレビが入っていたような大きな箱を3つで4000Tsh 約500円。ようやくマタンバへ向かって出発。
 16時マタンバ村のFEMAのビジターハウスに到着。今日からムペトオクトーバーフェスタに向かって、サッカーの予選が始まっていた。
                      

 22日朝食後、TANAPA(国立公園局)の事務所に各村からリーダーが集まって日程調整を行った。そのあと、この地方の行政官を迎えてムペト・オクトーバーフェスタのサッカー選手団と意見交換。

 23・24日 いよいよワークショップの始まり。イクングラ村へ。ソーラークッキングの実演の後村人にテルケス型クッカーを作ってもらった。翌日それを使ってじゃが芋を調理。栄養の話を鳥居先生にしてもらった。他に竹の利用法の話。タンザニアの農村青年を支援する会ではツアーガイド講習を行った。もう一つクッカーを作りたいというので、材料を提供。

 25・26日 ムパンガーラ村でワークショップ。

 27・28日 キニイカ村・ンダポ村合同でワークショップ。クッカーをもう一つ作りたいというので材料を提供。

 29・30日 マタンバ村のFEMAの女性たちにワークショップ。クッキングとクッカーの作り方説明。翌日はクッカー組立て体験、竹細工のお話。テルケス型でご飯を炊きたいというので少し不安があったが、やってみることに。約2時間後とても美味しく炊き上がった。驚き。

 10月1日 いよいよムペト・オクトーバーフェスタの日。9時開始と言っていたけれど、人々は三々五々集まって、11時ごろからイベントが始まった。各村のクッカーが勢揃いした。村人のダンスと歌。小学生達のダンスと歌。また、小学生の絵画コンテスト。2時ごろ大会委員の方たちと昼食。
 4時からサッカーの決勝戦が行われ、人出も最高になった。約1000人の人出だとか。
絵画コンテストの表彰とサッカーの表彰式が行われ盛り上がって終幕した。
     
   優勝が決まり歓声をあげる村人たち  西川式に似せたクッカーを段ボール箱で作った人もいた

 2日昼食に普段はないお魚を昼食に出してもらった。とても美味しかった。おしょうゆがあったので和風な味で食べる事ができた。午後からムペトの反省会。雨が降り出した。

 3日朝食をとって、Tukuyu地方にある段々畑を見に行く。約2時間かかった。広大な茶畑が広がって、驚いた。日本の茶畑と違い、茶葉を摘むのに摘みやすい植え方になっていなかった。木の高さも低く、通る道がついていないので木を掻き分けて進まなくてはいけない。働くのに動きやすくとかあまり考えないようだ。この地方の土は肥沃でバナナの木も4m以上に成長している。じゃが芋の出荷の盛りのようで、運搬車を待つ袋がたくさん道端に置かれていた。昼食をとってから、ムベヤに向かう。Kitulo国立公園の所長が会議をしている事務所へ向かう。車を乗り換えて所長専用の新車でマタンバへ帰る。今まで乗っていた車は修理に出された。

 4日今日はお別れの日。ダンスとキゲレゲレで送ってくれた。今日はミクミ国立公園に泊まる。4時半に着いて一休みして夕方サファリへ。ライオンやキリン・象・インパラなどを見ることが出来た。
      夕日がきれい

 5日朝部屋の前にはサルが来ていた。1月のときはキリンや象もやってきたなあ。
8時50分出発。途中でカシューナッツを買ったが、1月のときは大きな袋だったのに袋が大分小さくなっていた。値段は1000Tshで4袋買えたのに今回は1袋しか買えなかった。物価高だねエ。15時サザンサンホテル到着。 20時に資源観光省の第一秘書官ルハンジョー氏の招待で、ニューアフリカホテルでタイ料理をご馳走になる。9階の窓から海が一望できとてもきれいだった。

 6日スーパーで村人が欲しがっていたポップコーンの種を買い、Kitulo国立公園の所長に託した。その後JICA、日本大使館を訪問し、ワークショップの報告をした。
14:20空港に到着。16:50搭乗。
           

 7日20:30羽田に着きました。
 今回全部の村でクッカー工作が出来、村人がクッカーが有効活用できることを実感して継続して使ってくれるということが確信できたたことはとても嬉しい。

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