2005年 紹介文


2005年


2月24日 「フリークス」綾辻行人
1月10日 「バッテリーV」あさのあつこ
1月10日 「琥珀の望遠鏡 (ライラの冒険V)」フィリップ・プルマン

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★★★☆
○ フリークス 綾辻行人
  角川文庫

 
 本格綾辻行人の病室の部屋番号を題名にする倒錯的な3作の連作中編集。館シリーズ以来ほんとに久しぶりに綾辻を読んだ。やっぱり綾辻はすごい。面白い!!本格ミステリが好きな人にはたまらないでしょう。でもホントに微妙にですがホラー的要素も入ってるのでその辺が気になる人もいるかな。まあ、倒錯的な話なので雰囲気的にちょうどよいと思います。
表題作のフリークスでは読者への挑戦状まで入ってます。


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★★★★
○ バッテリーV あさのあつこ
  角川文庫

 一気に読了してしまった。人気の児童向け小説の三作目。でも大人が読んで充分面白いと評判らしいです。たしかに面白い!
中学の部活での上下関係によるいざこざも乗り越え、いよいよ天才ピッチャーが試合で活躍し始めます。中学生らしい心の動きについつい引き込まれてしまう。天才の孤独感、凡人の嫉妬・劣等感、様々な少年たちの気持ちが、とてもストレートに入ってきます。
次はいよいよ全国レベルチームとの練習試合、この先どうなる!?
バッテリーWがはやく読みて〜


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★★★☆
○ 琥珀の望遠鏡(上・下) フィリップ・プルマン
  新潮文庫

 いや〜面白かった。「ライラの冒険」シリーズ三作目にしてついに完結。長かったけど非常に濃い内容でした。途中多少間延びする部分もありますが、これだけの話なのでしょうがないでしょう。読み終わってしまえばそんなこと気になりません。
最後の終わり方もだいたい納得。これだけいろいろなネタ使って、これだけすっきりと終われるのはたいしたもんだと思う。
まさに一大スペクタクル冒険ファンタジーという感じ。近いうちに映画化されるらしいけど、ハリポタやロードオブザリングみたいにヒットするかな?

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