〜WildCatの読書談義〜


 まあ、世の中には読書好きとか、読書家とかいるわけですけど、僕の場合はただの読書好きだと思うわけです。
僕の中では、

○読書家=大変たくさんの本を読む、基本的にいわゆる文学作品を好む、その上読んだ内容はけして忘れず、その人自身も文才を持っている=非常に上手い書評をする。

○読書好き=ただ本を読むのが好きなだけ、ノンジャンルで何でも読むが有名作家や人気作品を好む、突然狂ったように読書するかと思えば、何ヶ月も何も読まないことがある。基本的に文才は無い=書評はへたくそ。

 このような偏見を持っているので、これに当てはめると僕は読書好きなわけです。
 特に僕の好むジャンルは推理とSF。さらに推理では本格物、SFはこてこてのハードSFが好きです。作家で言えば、推理ではエラリー・クイーン。SFでは初期のハインラインかな。
結構古い作品ばっかり読んでます。というか新しい物は良く知らないというのがホントのところなので、面白い本を知っている方は教えてください。

 僕にとって読書って、本を読んでいるときは物語の主人公、語り手もしくは第三者とまったく同化しているんだよね。本の中の人間が感じたことを感じ、見た物を見ている。だから、本を読むんじゃなくて物語の中に入る、っていう感じかな? それで読み終わると現実のこの世界に戻る。
 まあ、本を読む人はみんなそうだと思うけど。この感じがいいんだよね。今いるところとはまったく違う世界に入って、ずっとそこで暮らしていたようにいろんな体験をする。現実逃避という人もいるかもしれない、そうかもしれないけど、でもそれが気持ちいい。
 読書中ってまわりが見えないよね、時間も感じない。ぐっと中に入り、ぱっと戻ってくる。違う世界をこんなに身近に感じられるのって読書の特権だね。そんな読書のすばらしさを、いろんな人に知ってもらいたいです。

 マンガと違う所って、情景が自由自在に思いどおりになるって事かな。よく行間を読めっていうけど、活字になっていないところを自分の好きに想像できる。自分のより好きな世界を構築できる。なれない人はそれが出来ないみたいだけど。ホントに面白い本、熱中できる本は自然にそうなれる。だから、読書があまり好きでない人も一回ホントに面白い本を読んで欲しい。そうすれば本のおもしろさが分かるはず。
もちろんマンガも面白いし、いいところがある。だから両方面白く読めるようになりたいね。

 えー。ということで僕は書評は下手です。なので感想文です、感想文とも言えないかも。
それにこれから読む人のために内容は極力ばらしたくありません。だから、書くこともありません。それでも多少の参考にはなると思うのでどうか読んで行ってくださいな。



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