同時多発テロ関連 タリバーン編
今回の同時多発テロ、旅行先で起きたもんですから最初の頃は貿易センタービルが倒壊した位の事しか判らず帰ってから情報集めに苦労してました。結果(と、言ってもまだ完全に流れをつかんでいるわけでは無いですが)思った事は、戦略的に見ても今回の同時多発テロは失敗だったという事です。 まず、彼らの失敗は「中途半端に大惨事になってしまった事」です。大掛かりなテロならアメリカの政治、経済が大混乱に陥る物でなければならず、今、アメリカはそういった事に対する対策、及び中枢に打撃をうけた時のバックアップもしっかりしているのでほぼ不可能でしょう。 するっていうと彼等のテロに対して報復させ、イスラム世界vs米国という構図を作りあげる(ジハドを発動させる)にはもっと細かいテロでなければいけなかった。 何千人もの死者及び行方不明者を出してしまっては、今現状がそうなっているように「テロvs秩序」という判りやすい正義をアメリカは打ち出し、諸外国に対して納得させる事ができてしまう。「正義の敵」である私にでさえも今回のアメリカが掲げる正義には納得せざるを得ないです。今回の事に関して言えば明らかに彼等はやりすぎたのである。 道義的に見ると…いうまでも無いが…テロは許せませんね。 「人間は人間を殺さない」とはとある私の好きなマンガ家の作品からの引用です。これは勿論理想論ではありますが、だからこそ忘れてはいけない事だと思います。 自分の掲げる正義のために他人を犠牲にしていい理屈などは存在すべきでは有りません。これだけです。 |