公式参拝するんですか?

 今、小泉首相が8月15日に靖国神社に公式参拝するかどうかでかなりモメております。与党内でも公明党なんかは反対したり、いろいろ言われてますが、私の意見としては

本来ならば反対だが今回は参拝せざるを得ない

と、なります。

よくわからんと言う声が聞こえてきそうなんで、背景から説明します。まず、なぜ歴代首相は公式参拝にこだわるのでしょうか。

日本遺族会という団体があるのをご存知ですか?これは第二次世界大戦中に亡くなった兵士達の遺族の団体です。ここは自民党の支持団体となっております。そう、犠牲の上に繁栄があるとか二度と悲惨な戦争を起こしてはならないとか立派な事を言ってるのは建前で、本音は

日本遺族会という票田をがっちり押さえるため

です。

政治家ですから、支持団体に対してサービスをするのが悪いとは言いません。そんなことはどこかの理想主義者に任せておきますが、自民党の票集めと外交的損失を秤にかければ外交的損失の方が大きくなるのは、私が自民党員でもなければ支持者でもない以上反対するのは当然でしょう。

で、ここまでが「本来なら反対」ですが、それではなぜ「賛成せざるを得ない」のでしょうか。

小泉首相が改革を推進しようと言っている事も、それに抵抗する勢力があることも皆さんご存知だと思います。

この条件下で、朝令暮改の前例を作るのは抵抗勢力に付け入る隙を与える事になりかねません。従って、一回決断した以上、やり遂げてもらわないとそれはそれで問題になってしまいます。本当に改革を実行するつもりがあるならば。




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