改革は本当に必要か?
バブルが弾けてもう10以上、景気の悪い頃しか知らない少年達が増える中で、右や左の旦那様方が憲法改正だの社会システムの改革だの色々言ってますが、本当にそういったものが必要でしょうか? 憲法改正…これは「石原慎太郎何考えてんだ?」で既に述べている通り、必要は無いと思います。確かに、黒塗りワゴンの方々の言う通り押付けでしょう。それはその通りだと思います、が、押し付けられて何か問題が発生したでしょうか?取り合えず権利が拡大して右でも左でも自由に言えるようになり、戦争を放棄して平和を享受でき、主権を貰って日本国籍があれば誰でも政治に参加できるようになりました。天皇陛下は昔からお飾りでしたので特に主権を放棄しても問題なく、八方丸く収まっているではないですか。問題が無いものは変える必要は無いです。石原慎太郎氏の言う通り文章が妙な部分は勿論ありますが、暗誦するのは大変ですが内容は何とかわかるレベルです。前にも述べた通りこれで困るのは憲法を勉強する学生くらいのものです。 社会システムの改革…なんでもかんでも変えればいいって物ではありません。例えば首都機能移転、これは今現在は考える必要が無いと思います(将来的には別)。理由は二つ、この不景気のご時世に借金を増やす事は控えるべきだと言うことと、政界と財界の癒着がたびたび問題となる日本で首都機能を移すと、当然のように企業も金魚の糞のようについていって、政治と経済の分離と言う当初の目的が達成されなくなるからです。首都機能移転をどうこう言う前に、この二つを何とかする方が先だと思いますが、違いますでしょうか。 逆にすぐさま何とかするべきなのは財政構造改革でしょう。借金は先延ばしにするとどんどん増えてしまうのは国も個人も一緒です。支出を減らして余った金を借金返済にまわすのは個人が借金した時の基本だと思いますが、国は違うとでも言うのでしょうか。 てな事を言うと景気回復のために支出を減らせない。と言う反論が来ると思いますが、今までそれをやってきて上手く行かずに借金ばかり増えていってるのは誰もが知っていることだと思います。今までのやり方で上手く行ってないのですから違うやり方を試すべきでしょう。ただ一つ言えるのはアメリカの好景気が長続きしているから財政が黒字なのではなく、財政が黒字でいざというときに財政が出動するという安心感があるから好景気で低インフレが実現できた、と、言うことです。 今、右も左も改革改革言ってますが、改革すればすべて良くなるって事はありません。全ての改革にはメリットとデメリットが有り、タイミングの良い悪いが有ります。じっくり見て現状の改革に有効か、今するべきかを良く考えて賛成or反対していければと思います。 |