正義VS正義の行方
ユダヤ人とパレスチナ人の争いは爆弾テロによって再燃し、だらだらと(失礼)いつまでも続いているわけですが、この戦争でパレスチナ人のほうは何を最終目的にしているのでしょうか。 @
イスラエルからの独立 A
イスラエルの打倒 B
滅びたい @の場合、今の現状は目的を達成するのに有効であるとは言いがたい。せっかく和平プロセスが続き、共存への道が出来てきているなかで、それを逆行させるのは得策であるとは言い難い。事実イスラエルでは対パレスチナ強硬派が台頭してきているので、共存しての独立は難しくなってきている。又、強引に独立宣言しても上手くいくとは思えない。あくまで予想ではあるがそうした場合、 戦争(あくまでイスラエル及び某超大国は内戦と言い張るだろうが)になる〜軍事力の差でパレスチナが押される〜中東でも強硬派(イランとかシリア…ひょっとしたらサウジも)が乗り出す〜某正義の味方及びエジプト、ヨルダンあたりが調停に乗り出す〜停戦、ふり出しに戻る。 あたりが妥当な線ではないでしょうか。時間と労力、人員のムダであるとしか言いようがない。 では、Aの場合はどうであろうか。現実問題として現状では不可能である。とりあえず軍事力が違いすぎるので、まともに戦って勝てるとは思えない。ゲリラ戦に徹すれば負けないことはできるでしょうが、「倒す」のはちょっと無理っぽいでしょう。仮に倒せたとしてもイラク・ユーゴと同じで御大の出動になるのは間違いないところなので(人種のるつぼの「あの国」ではユダヤ人の数及び金の量はバカにならないので、放っておいたら政権の安定にかかわる)、これも難しい。 Bの場合、これは可能かもしれない。人員にも装備にも圧倒的に差があり、爆弾テロなどをやらかした段階でイスラエル側の大義名分も(一応)立つ。おかげである程度のところまでは他所の国もちょっかい出しづらいですし、あとは玉砕すればOK!滅べます。 所詮、日本にとっては対岸の火事(思いっきり失礼な言い方だが事実。今の原油需給のバランスから言って原油の輸出停止をしたら米欧がどう動くか、容易に想像がつきませんか?)ですので、放っておいて構わないでしょう。いずれ、どんな形であれ武器を持つ人がいなくなれば戦争は終わりますから。一応。 なお、イスラエル側の目的がパレスチナ人を滅ぼすことに「無い」事は明白です。そんなことしたらどうなるか分かっているでしょうから。 |