デジタル化しても安心です

 今日、海里(嫁)が私に面白い記事を持ってきてくれました。まず普段見ることは無い「女性○○」の中に放送のデジタル化に関しての問題をあれこれ書いてあったのですが…無駄に不安をあおる記事に呆れてしまいました。

 「地上波デジタルはBSデジタルとも違う。今のBSデジタルのテレビでも、やっぱり地上波デジタルを見ることはできない。」

これは、その通りです。ただし、その後に書かれている共○党(共和党ではない)の「考えてみてください。現在全国に約一億台のテレビがあるが、8年後にはすべて写らなくなり、ただの粗大ごみと化します〜」…ってねぇ…チューナー発売されるってその後自分で書いてあるでしょう(苦笑)。

 さらには「一般の視聴者が求めているのは高画質テレビや大型テレビではない」って言ってるけど…そうならウチに来るお客さんが27800円位のテレビを見比べて「どっちが画質いい?」って聞いてくるのはごく普通に有ることなのですが…どう説明します?放送が面白ければいいっていうのも勿論ですが、同じ面白いものなら綺麗に見たいってのも事実でしょう。

 で、双方向に関して「何をする気なのか」って疑問を投げかけてますけど…BAZ(CSデジタルの音楽チャンネル)のデータ放送(1〜100位までのランキングが見れる)や野球で選手の成績が見れるのは結構重宝してます。売り場で暇している時に。BSデジタル…見てる?

 で、さらに地上波デジタル対応のテレビの値段を問題にしている。東芝が6月5日発売予定のBSデジタル対応テレビ(D4000シリーズ)が20万円〜30万円でアナログ型に比べるとまだ相当高いと言ってますけど…これってBSデジタルにも対応しているD4端子搭載のハイビジョンテレビで高いのは当たり前です。例えば32型ソニーのBSデジタルハイビジョンを今購入しようとすると大体20万円位…新型であることを考慮すればそんなに高い買い物ってわけでもないと思いますけど…実際前述のソニーのテレビも新製品の頃は26万くらいしてたし。さらに「デジタル対応のテレビ受像機が2011年までに急速に安くなることは考えられません」って何を根拠に?BSデジタルチューナーでも、CS110°まで対応にしなければ24,800円位で買えるのにねぇ…嗜好品のBSデジタルチューナーですらこうなのに、生活必需品になるアナログのデジタルチューナーが高くなるわけが無いってのが正直な意見なのですが。勿論、今年の12月とかに新発売された頃は嗜好品ですからまだ高いでしょうけど、切り替えまでには安くならないわけがないです。

 さらには、今現在発売されている24インチとか25インチのBSデジタルテレビが実はハイビジョンではないのですが、実はそれで十分綺麗に写ります。この記事の中の「アダプターを付けることで画像が映るようになります。ただし、つけてもきれいな画質にならない」って言うのはどう考えてもTH24D25とかC25DS1っていうテレビの存在を知らないか、知ってて無視しているかのどちらかでしょう。

 付け加えると、デジタル放送は電波の減衰に対して強いので、東京タワーから発信しても結構遠くまで受信できます(現在勤務先の千葉市は問題なくうつる。日本アンテナの営業さん談)。12万世帯だけなんて事はありません。

 あ、勿論地上波デジタルが見切り発車なのは言うまでも無いですし、現在使用予定の周波数帯20ch〜27chはまだ別の事に使用中という体たらくはどうかと思います。2011年までに終わらない可能性も高いでしょう。ただし、あなた方の言っているような消費者の負担になるような事はありえないでしょう。

 …それと、日立のプラズマテレビPDH3000シリーズはチューナーを取り替えることにより(メーカーサービスが対応してくれます)地上波デジタルに対応できるようにするそうです。頭で言ってる「全部デジタル放送になれば、チューナーをつけるか、テレビを買い替えていただくことになりますね」っていうのは情報が古いです。ちゃんと調べましょう。

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