ふぇいの大ドイツ奇行紀行その7
9月18日(火) ウィーン
ええ、実はウィーンにあまり期待してなかったんですよ。ほら、ザルツブルグが思ったほど大した事無かった訳ですから、まあ、あんなものかな?とか思ってたんです。
凄いよ
素晴らしいを通り越して凄まじい
位とんでもない町並み。前に、ドレスデンの町並みが凄いって書いたけど
あれ以上
何ていうか、普通の店や住宅が一々バロック様式。ただ、
旅行会社の地図間違ってるよ
旅行社にもらった地図に載ってるホテルの位置と、実際のホテルの位置が違ってるよ…地図に載ってるホテルの位置よりもっとリング寄りだよ。無駄な時間使ってしまったよ…ただ、このホテルが又
凄い
ドレスデンでさんざん見て一々感動したバロック様式の建物がそのままホテルになってる…さすが4つ星の歴史あるホテルです。内装もしっかりそれっぽくて感動。歴史あるままになってるもんでオートロックじゃないし…家具調度品もイメージを壊さないようになっている。しかも部屋が広い。
5回屋根裏部屋なので窓の外が全然見れなかったり
シャワーしかなかったり
駅からのアクセスが悪かったり
するのもご愛嬌としておこう。それだけ感動できるホテルですよ。ウィーンのホテルアストロンは
ウィーンはステキな町並みで歩くだけでも十分楽しいし、観光名所も沢山あるのですが、気になる事が2つ
いちいちセコい
事と
終わる時間が早い
事。
ドイツでは大抵タダのガイドフォンも王宮は45AS取られるし…最終入場16:30までの所が結構ある…おかげで今日は王宮内位しか見れなかった…明日は、完璧な計画を立てて一つでも多く観光する!!
しかし、もう一日宿泊すべきだったなあ…
後、これも言っておくべきだろう。今日はダーメルで本家(の片方)のザッハートルテを食べました。感想は
美味いが、甘い
ええ、最後の方は結構食べるの大変でした…晩飯入らなくなってしまいましたよ、又…明日はザッハーで食べようと思ってるのですが、こっちはアンズのマーマレードが入ってるそうなのでさらに甘そう…
支払いの時、何故だか入り込んでたドイツの5pf(0.05DM)で払おうとして店員さんに笑われた…恥…
9月19日(水) ウィーン
今日は朝8時にホテルを出て、シェーンブルン宮殿に向かう。開場が8:30で到着したのは25分位、少しはすいているかと思ったら。
めちゃ混み
ええ、私が甘かったです。団体客のバスが3台ほど停まっている上に、路駐が地平線の彼方まで有るんじゃないかって位ありました。さすが、ウィーン1の観光名所。
地球の歩き方には日本語のガイドフォンが無いとの事でしたが、ばっちり日本語対応していて、最初のガイダンスに「盗難防止機能が入ってます」
盗らねえよ
そんなこんなで見て周ったのですが、フランツ・ヨーゼフ1世の住居からマリア・テレジアの住居に移った途端に
豪華さ3倍増し
になるのが面白い。性格と趣味の違いがでてるなあ。
庭園も見て周った後、昨日休館日だった王宮内の古楽器コレクションに向かう。ええ、見ましたよ
生セルパン
生オフィクレイド
生ワーグナーチューバ
を。チューバ吹きとしてチューバの歴史を目の当たりにしたのは感動です。
そんなこんなでいい気になってたら、王宮前でコンサートの勧誘につかまる。今日楽友協会でモーツァルトの曲を中心にコンサートをするらしい、良い気分のままふらふらと良い席を購入、660AS(5200円位)払う。が、ふと気付く
詐欺だったらどうしよう
まあ、カードもOKと言ってたしそれはないかと思い直し、その後の観光は手早く済ませようと、オーストリア帝国皇族の地下墓地(ここでもフランツ・ヨーゼフ1世とマリア・テレジアの豪華さの違いは凄かった)とシュテファン教会を見て周って飯を食う。カフェの屋外テーブルで昼飯を食べていると警察が通りがかる。その手にはなんと
アサルトライフルが
写真を撮らせてくれと頼むが断られ、失意のままホテルに戻る。なぜこんな時間にホテルに戻るのかと言うとコンサートを見るためにはベストな状態でないといけないからである。寝たり、あくびしたりするのは大変失礼なので軽く寝て体調を整える。
それにしてもこのホテルは良い。部屋の内装、壁にかけてある絵、本当にいいホテルです。
風呂が無くてシャワーだけとか
シャワーが熱くなるのが遅いとか
今時オートロックじゃないとか
見えない
見えてない
見えちゃいけない
まあ、置いといて夕食を済ましコンサートに向かう。今回見に行ったのはウィーン・モーツァルト・オーケストラという楽団で、冬場はよく日本にも来たりと結構有名な所みたいです。
その割には当日S席のチケットが余ってたりするけど
やはり、名前の通りヴォルフガング・ミッターマイヤーアマデウス・モーツァルトの曲を中心に当時のままの衣装を着けてかつらを被ってコスプレして当時のコンサートみたいな雰囲気を出すという特徴があります。最初はイロモノかなと思ってたのですが、一曲目の「フィガロの結婚」で楽しそうに笑ってる指揮者の横顔をちらりと見た途端
KOされました
本日、ノリノリでした
トルコ行進曲と、最後にやったシュトラウスの「ラデツキー行進曲」は観客も手拍子をするのですが、手拍子する所が終わっても間違って一回叩く人続出、その度に指揮者がダメダメとジェスチャーをして間違えなかった観客が笑ってました。
なかなか楽しいコンサートでしたが、一つ
フラッシュたくんじゃねえ(怒)
常識だろ?おい。というわけで皆さんはくれぐれもフラッシュをたかないようにしましょう。
さて、楽しい楽しい2時間を過ごした後は夜10時以降の暗い町並みを一人で帰らなければなりません。歩く距離自体は短いのですが、電車の待ち時間に
ホームレスに金せびられたり
怪しい酔っ払い(薬でラリってる?)が近くを歩いてたり
したときは、怖かったです…
幸いにも何も無くホテルに着いて、これを書いていて気が付いたのですが
ザッハーに行ってない
明日行こうかな?時間あるだろうか…荷物しょって街中歩くのいやだしなあ…
さて、明日はいよいよ日本に帰ります。
9月20日 飛行機
さて、朝食を食べて11時までにはチェックアウトしなければいけません。飛行機の出発は17:00というわけで6時間もの間何もする事がありません…その間私に何をしろと?観光?
こんだけクソ重い荷物しょって観光は出来ません
第一、
リュックの中のパソが心配。というわけで、飛行場で適当に暇を潰す事にする。
飛行場に着いたのが12時ちょっとすぎ、適当に飛行場内をぶらぶらしてから昼飯、ウィーン空港内のカフェでターゲススープ、ターゲステラー(今日のスープと今日の料理、と言ったところでしょうか?)を食べたのですが、これが
美味い
本当こっちの肉料理は美味しい。昔アメリカ行った時やカナダ行った時の飯とは大違い!飛行場内メニューですらこれですから…単に私の口に合ってるだけ?
食事が終わって午後1時、これからの4時間…何して時間潰そう…あまりに暇なので途中ぞみぃの携帯に電話する。ギタフリ6はなかなか凄いらしい、エキストラステージが終わって成績いいと
主よ人の望みの喜びを
が演奏できるらしい…燃える、燃えますよ私は。
ところで、皆さん私がこちらに来る時
プロペラ機
に、乗ったのを憶えていますよね?今回は一応ジェット機でした。
聞いた事無い会社製の
見たことの無い飛行機
こんな小型機で4発ジェット?翼が機体上面についている?
軍用輸送機ですか?
それより、これひょっとしてイタリア製?
空気とか漏れないよね?
そんな心配をよそに飛行機はちゃんとイタリアに着きました。めでたしめでたし…来た時は夜だったので見えませんでしたが、上から見るアルプスの景色は
凄い
アンコール(無理)
と、言うわけでミラノ・マルペンザ空港に現在居ます。こちらでネット接続用のコンピュータ発見!イタリアテレコムカードが必要?
よし、両替だ
自販機売り切れだ
トーマスクック(両替屋)で国際電話テレホンカードが売ってる?
よし、買った
使えねえ…
というわけで、無駄金を使ってしまいました…まあ、いまこれを書いてる段階で搭乗までのこり20分。適当に暇を潰してればいいか。
そうして、ようやくの事で愛しい(という事にしておこう)我が家へたどり着きましたとさ。
おしまい。