ふぇいの大ドイツ奇行紀行その5
9月13日(木)ニュルンベルグ
マイスタージンガーの町(違う)、ニュルンベルグです。元々ライプツィヒからミュンヘンまで距離があるので途中どこか寄る所を探して選んだ所なのですが
そういう所に限って素晴らしい
のは何故だろう…(例・日程の都合で選んだドレスデン)根本的に間違ってるのかな?まあ、それはともかくこの町は中世の城塞都市そのまんまって感じです。
駅を降りるとお堀があって、その向こうが旧市街になってるのですがそこに沿って城壁があります。城門を通って旧市街に入ると本当に第2次大戦後に立て直したのかよって感じの昔ながらの町並みに出会います(たまに場違いな建物がありますが、それはご愛嬌)。あまりの感動にTCを現金化しなければいけないのをしばし忘れる(そして、後で慌てる)。
そして、旧市街観光の目玉聖ローレンツ教会は本当に素晴らしい。ケルンの大聖堂に比べて、大きさでは相当負けてますが荘厳さでは全然負けてません。オルガンの演奏が聞ける場合もあるのも良い。また、たまにトチるのもご愛嬌でしょう。
そして高台にカイザーブルグというお城があるのですがこれが又凄いんです。眺めも最高に良いですし、とんでもなく深い井戸(しかも枯れてない)が又凄い。城内ガイドの一番最後に見せてくれるのですが水を落とすと5秒後位に音がするくらい深い。蝋燭を下ろしてくれるので下を見ると高所恐怖症の私は怖い位深いです。
ただ、この町は一つ欠点があります。それは
疲れる
体重に自信の有る方
は転がった方が早いかもしれない位坂がキツイです(カイザーブルグ周辺)。「体力」に自信のある方以外は坂道に入る前にカフェで一休みした方がいいでしょう。
でも、本当にいい所ですよ。
ところで、今ホテルでテレビつけてて気がついたたのですがオチをつけるときのBGM「ファ・ドドレ・ド・ミ・ファ」というのは全世界共通みたいですね。
9月14日(金) バイロイト〜ミュンヘン
ニュルンベルグからミュンヘンに移動する前に、ちょっと寄り道してバイロイトに寄る事にする。そう、ここはかのワーグナーさまが一番ご活躍なされた所、ワーグナー博物館、そしてお墓のある町なんです。
まず、博物館に行く。ベートーベンハウスやバッハ博物館が大した事無かったので全然期待してなかったのですが、ところがどっこいワーグナーは違います。さすが19世紀の人、記録が結構残ってるばかりか写真まできちんと残っている!!堪能させていただきました。
が、でるとやっぱり雨。荷物の中にPCが入っているのでその他のものは見ないでミュンヘンに向かう。チクショウ、バイロイト、絶対もう一回来てやる!!できれば、彼女と…
ミュンヘンでホテルに入るが、今回のホテルは予約の都合で
最高級ホテル
に、泊まってます。家具なんかも何十年前のだよと突っ込みを入れたくなる位年代物の(しっかりしてはいる)で、高級感満ち溢れてます。狭いけど。
酒でも飲もうと下にいったら私みたいな若造120%場違いっぽいサロンがあるだけなので遠慮…参った。
今日も荒天に恵まれましたが、明日は好天に恵まれますように。
9月15日(土)ミュンヘン
インターネットカフェを発見!したのはいいのだがハチの巣は文字化けして書き込めないしなにが何だかわからない…駄文は読めるし、みっきいはうすの掲示板とか4月の魚の掲示板は読めるのだが…なにが悪いのだろう…
ずーっとネットしてたのでは何しに来たのか分からなくなるので8時ちょっと過ぎには移動する。今日の目的はニンフェンブルグ。もしワーグナー様のファンクラブがあったとしたら会員No1番の栄誉を手にするであろうメルヘン王フリードリヒ2世の生まれた城です。
まずはじめに思うのが豪華だが防御を考えて作られてない事。カイザーブルグは、見ててここを攻め落とすのは大変そうだと思うのですが、ニンフェンブルグにもし立て篭もられてもちっとも怖くないであろう。
それもそのはず、ここは元々夏の離宮として作られたもの。いわゆる別荘なわけですから、防御よりも華麗さを重視しているのは当たり前といえます。
中に一部屋、ルードヴィッヒ一世が愛した女性36人の美人画ギャラリーがあるが、中にはなんでこんなのが…てのもあります。しかし愛人36人とは剛毅な…
その他庭園、小宮殿を見て周る。なかなか華麗でよい所なのですが、とにかく広い。9時に中に入ったのに全部見終わったのが12時…ここの小宮殿まで見ようとしたら
体力必要です。絶対
城ってのはどこもそうなのだろうか…(ニュルンベルグ・カイザーブルグ参照)
帰りの市電に乗ってる最中大きなフリマを発見、早速寄る事にする。ちょっとお土産でカバンの中が大変になってきたので、リュックを購入。安物だが、容量は多い。そのほかお土産をここで物色。詳しくは、みやげ物リストを見て欲しい。
その後、ホテルに一回戻って市庁舎に向かったのだがこれが
凄い
こんな立派な市役所ドイツの中でも初めて見る…仕掛け時計の人形は実物大らしいし、凝ってる。これはたいしたもんだ。これを見れただけでもミュンヘン来て良かった…そう思えるほど凄い。ドイツに行く事あったら是非!!
夕食は、庄屋という日本食レストランに行く。
カレーがある!
のは良かったのだが…下水道が壊れて閉店…仕方が無いのでテイクで寿司を買って公園で食べる…そのご、ホーフブロイハウスというビアホールに行く。相席の人がいちいち愛想がいい。つたない英語力でなんとか意思の疎通を試み、本当に仲良くなってしまう。のは良かったのだが飲みすぎ…そりゃ、4.5リットル飲めばビールでも潰れるよ…へろへろになってホテルに帰る。