インフレ化政策に反対しますか?
今日8月22日の朝日新聞の読者投稿欄にインフレ誘導政策に反対してこんな事が書いてあった。 〜略〜国民年金でほそぼそと生活する老夫婦は多いのである。それらの人の声無き声は一切聞こえないのか。 それとも政府自民党はインフレを起こして銀行、ゼネコンを救い、ひいては国の借金をチャラにしたいと考えているのか。失政をインフレによって切り抜け、庶民に犠牲を強いようというのなら、次の選挙で、自民党の議席を激減させてやろうではないか どう思いますか?そりゃ、年金で生活してらっしゃる方は景気が良かろうと悪かろうと収入は一定なわけですし、景気が悪くて物価が安いまんまの方が都合が良いんでしょうが、 また、こうも書いてあります。 大戦末期から戦後にかけての悪性インフレの恐ろしさを知らない人が多いが、一度インフレの火がつけば、庶民の生活はひとたまりも無い。 まあ、そうですね。コーヒー一杯飲むのにトランク一つ分の紙幣が必要だった第一次大戦後のドイツのような無計画な紙幣乱造によるインフレは一発で庶民の生活が破壊されます。 今のインフレ誘導政策はそこまで目標にしてますか?してませんね。ですので貴方の懸念は杞憂にすぎません。そもそも、悪性インフレの原因は常に国の借金が膨大な量になり、それを紙幣を乱造して切り抜けると言った愚策をもって対処しようというものです。 今、インフレ誘導政策に反対して国の借金がさらに増えれば、悪性インフレになる確率は更に高まります。貴方の意見は悪性インフレを阻止しようとしてかえってそれを招こうとするものです。 実際、インフレ誘導によって通貨流通量を増やして購買余力を上げて景気を回復させるなんて、景気回復策の常道だと思ってましたんで、正直私の中では 何を今さら といった感想しかありません。 |