１０月下旬に、キョンシー系サイトで知り合った方６人（HKSARさん、LEONさん、つるつるさん、千奈さん、小出玲さん、ようすけさん）と共に台湾を訪れた。おかげさまで内容も濃く非常に素晴らしい旅行となり、その楽しさはLEONさんやようすけくんのＨＰにアップされているレポートの通り。今回の特集は、この旅行でついに対面した台湾人のテンテンファン、Aaronくんのインタビューをお届けするぞ！

台北一の繁華街、西門町。ここでAaronくんのインタビューを収録。

映画『新十二生肖』

　　　　まずはテンテンを知ったきっかけからお聞きしたいんですが。
Aaron　７歳の時に父親に初めて映画館に連れていってもらったんですが、その時見たのが『新十二生肖』でした。あの時見た記憶が強烈でずっと心に残ってたんですけど、歳月が経つうちに一度は忘れてしまったんです。で、中３の時にテレビで偶然再放送を見たんですけど、その時にエンディングのスタッフロールで初めて彼女の名前（劉致[女予]）を知ったんです。でもその時は情報の収集方法も何も分からなかったので、そのままだったんです。
　　　　で、今年の３月に彼女のお兄さんの劉至翰の掲示板に彼女の情報を募る書き込みをしたんですよね？
Aaron　はい、彼女が『超級星期天』に出演したという記事が新聞に載っていて、それをたまたま見たんです。いま台湾で誰もが知ってる劉至翰の妹だという事をその時初めて知りました。それで、誰か彼女の情報を持っていないかと思って、彼の掲示板に書き込みをしたんです。
　　　　その書き込みをHKSARさんが発見したと…。
HKSAR　僕はそういう人がいないか前からチェックしてたんです。だから僕が見つけたのは別に偶然じゃなくて、狙ってたんですよ（笑）。
　　　　最近のテンテンの活動についてですけど。彼女の載った新聞や雑誌、テレビに出演した情報を我々に提供してくださってましたけど、そういう情報は毎日チェックしてるんですか？
Aaron　チェックと言うほどではないですけど……例えばこれは今日の芸能新聞なんですが（新聞を取り出す。ちょうど劉至翰の記事が掲載されていた）、こういう新聞をよく見てます。
　　　　なるほど。こういう新聞に載る事があるんですね。Aaronくん自身は、最近のテンテンの出演番組などは見てますか？
Aaron　『超級日本通』はまだ見てないです。『仙鯉奇縁』（ドラマ）は見ました。
　　　　あのドラマはどれぐらいの期間やってたんですか？
Aaron　１カ月ちょっとですね。５週間ぐらい。台湾ではドラマは月曜から金曜まで毎日放送するんです。
　　　　という事は５週間×５日で、２５話ぐらいですか。日本のドラマと比べるとかなり多いですね。
Aaron　台湾では最低でもそれぐらいやりますよ。
　　　　『新十二生肖』の話に戻りますが、台湾の掲示板などを見ているとあの映画を知っている人がかなり多いようなんですが、台湾では有名な映画なんですか？
Aaron　そうですね、比較的知られていると思います。
　　　　例えば彼（Aaronくんの友達）も『新十二生肖』は知ってますか？
友人　　はい、知ってますよ。見たことあります。
　　　　日本ではあの映画は残念ながら公開されなかったんですけど、非常に良く出来た作品ですね。今回お渡ししたビデオの中に『幽幻道士（キョンシーズ）』という映画があるんですが、『新十二生肖』と同じ監督が作った作品で、面白いと思いますよ。
Aaron　趙中興という人（監督）でしょ？
　　　　そうそう、よく知ってますね（笑）。
Aaron　覚えてますよ（笑）。
　　　　彼女はこの『幽幻道士』をはじめとした多くのキョンシーシリーズに出演して日本では非常に有名だったんですけど、そういう事は知らなかったのですか？
Aaron　全然知りませんでした。日本のＨＰを見て初めて知りました。
　　　　あの頃は日本ほどではないにしても、台湾でも香港でもキョンシー映画は流行っていたと思うんですけど、そういうブームがあった事も知らなかったと？
Aaron　まだ小さかったから（知らなかった）。
　　　　『幽幻道士』は１９８５年の作品なんですけど…
Aaron　（僕が）３歳の時だ！（笑）
　　　　そりゃあ知ってるわけないですね（一同笑）。

（2000年10月22日　台北・西門町にて）

（00.12.16）

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