【裏】更新履歴 |
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2014年12月24日
■裏物語『夕立迷路・8』更新。表で書きました夜着問題。沢村、お笑い系焼き土下座一発芸いきまーす。
『誘惑NG』
ふわりと秋風がそよぎ、白衣の裾を揺らす。
「――?」
不意に口の端に咥えていた煙草を取られかけ、守崎は反射的にそれを掴む。
額に乗せていた本がゆっくりと落ちていく中、視界に映ったのは守崎に手首を掴まれて思わず身体を引きかけているもっさりとした人影だった。
入院患者だろう右手のギプスを袖から覗かせる、一目で上質と判る純白の正絹地に優雅に施された刺繍は白鷺、襟も純白で足元まで続くそれは、男の知識では掻巻と呼ばれる寝衣である。掻巻。半纏や褞袍と同じ綿入りの昔からの日本の寝衣の一種だが、北日本や北海道の田舎の高齢者のいる家庭でもなければ今は死滅しているのではないだろうか。少なくとも守崎がそれを実際に目にしたのは初めてである。
「……」
男の顔がやや微妙なものになった。恐らく今自分は非常に珍しい表情をしているに違いないと思いながらもその奇妙な空気からなかなか抜け出る事が出来ないのは、自分を見つめる少女が同じく呆然としている為だろうか。
綿入れである以上当然そのシルエットは重くなり豊満な女性と言うより相撲取りを連想させる状態だが、守崎の掴んだ手首は簡単に折れそうな程に細い。深く重ねた襟から覗く首とその上の顔は華奢で細く、ただひたすら掻巻が大きい。腰まで届くしなやかな漆黒の髪とそれと対照的な白い肌と、驚いた表情で守崎を見つめている整った清楚そのものの顔立ちが印象的だったが、掻巻の衝撃には敵わない。
ベンチの上に、本が落ちる。
「あ…あの、眠っていらっしゃるのかと思って…申し訳ありません」
穏やかで柔らかく澄んだ声色と丁寧な物言いが耳に心地よい。守崎が解くのを敢えて止めていた手首を掴む手が気恥ずかしいのか、わずかに頬を染めて伏せる長い睫毛と黒目がちな大きな瞳が堪らなく初々しく、そのまま困らせたい衝動に医師は駆られる。
「いや、構わない。――一つ聞いていいだろうか?」どうすればいいのか判らないのか凍りついたままの少女の手を放し、華奢な指先から煙草を取り上げて守崎はポケットの中にあった携帯灰皿にそれを押し込む。少女を見上げる、医師の目は未だに衝撃の余韻が残っている。「その姿は、何だろうか?」
「? 掻巻、と言うそうです」
男の問いに答えながら僅かに首を傾げる少女もその綿入れの袖口を上げて珍しそうに見た。まだ着慣れていないのかまるで初めて身に纏ったドレスか着物を確かめる様な仕草にしなやかな黒髪がさらりと揺れる。
「それは君の選択か?」
「いいえ父が『虫除けに』と…今朝一番にいつものデパートの外商の方が持ってきて下さったのです。先生、ご存じでしょうか?骨折などに虫か何かが影響するのですか?」
密林での外傷や院内感染ならばまだしも大都会の病院でそれはないだろうと内心呆れつつ、少女の父親の言葉の意味を推測して男は口の端を歪める。しかしその父親の気苦労も判らないまま従う娘も相当変わっている。
「院内規定で前を空けられる物を着用する様にとなっているが」
何気ない男の言葉に、ふと気付くと少女が顔を真っ赤に染めて俯いていた。
掻巻が前開きなのは一目瞭然であって少女は目深にそれを合わせて帯を結んでいて晩秋の屋上であっても十分に温かそうな姿なのだが…恥ずかしげなその姿を眺めていて思いついた事を確かめていいものか考えながらベンチからゆらりと身を起こす。きゅっと左手で胸元を深く合わせる少女に、男の悪戯心が刺激された。
「まさかそれ以外は身に纏っていない、と言う訳でもあるまいな?」
耳まで真っ赤に染まって身を縮込まらせる少女の華奢な指先が震えているのに気付き、男の推測が確信に変わる。
「ち…父が退院するまでこれを着る様にと…、入院の手引きに先生のおっしゃった事も記述されていましたし…でも院内は暖かいのですがこれを着ていると少々…ですので…でも皆様普通のパジャマでいらっしゃって…、ですが私の症状と皆様全員同じとは流石に思えませんので……」
柔らかく穏やかな声を囁きの様に小さく上擦ったものにさせながら説明するその姿は言い訳をしている様にしか見えない。掻巻は寝間着の上に着込むか羽織るかであって寝間着自体とは異なると少女は知らないらしい。守崎ですら実際に見たのは初めてなのだからまだ十七〜八歳の少女がそれすら知らなくてもおかしくはない、だが、名前すら知らない異性の前でこの姿は無防備としか言いようがない。掻巻を床に広げてしまえば後は身一つでは鴨が葱を背負っていると思われても仕方がないだろう。FAF 1512242315
2014年07月05日
■裏DOLL『縄打ってみた♪』更新。お久しぶりの裏DOLL。
最近興味を持ってしまったのはARCADIA(旧YAMATO)の胸パーツ。Type-Bが超好みの乳でしかもOBITSU50と互換ありだそーで…アヘ顔が苦手で避けてしまっていたのでボディパーツノーチェックでした(泣)。しかも不定期超少数入荷とか…物販イベント翌日に乳の魅力を知った自分の馬鹿バカばか(泣)。いつか手に入れるぞー。
アヘ顔はなぁ…そもそものドールが無表情と言う表情が基本の中、一つの表情に特化し過ぎるのも何だか怖いという感想なのですが…恥じらいMAXの顔なら行けいけGOごーな沢村なので結局趣味の世界ですよね結局。街行くお嬢さん達の生脚が眩しくなってきた今日この頃。夏場は目のやり場に困ります。
2014年06月14日
■裏物語『真夏日とセーラー服(仮)・朝曇り4』更新。清らかな病院でエロえろ書くぞーと思っていたら痛みで創作スイッチ入らなくて、退院してみてもまだ痛いわ苦しいわで純愛スイッチ(『誘惑』『空中浮遊』必須スキル)入らない。そうだ 陵辱、しよう(某JR東○CM系ほっとする口調)。――腐ってるわー<自分。
ちなみに後半部分は100均のツボ圧しをじっと見ながら書いていたり。いやこれぶちこんだらパーツ抜けて絶対危険でも瘤のサイズとか先端が細めとかよく見れば見る程的確な構造だよなぁーと団子三兄弟(死語)な瘤やら見てくるくる回したり(苦笑)。何と言うか小説のキャラはよくお道具見つけてくるよなぁいや新宿アルタ脇のあの通りやらインタネやら入手方法は沢山ありますがなとは思うけれど通販は嫌だ…絶対に嫌だ(汗)よく画像で晒されてる「品物:大人の玩具」やら抱き枕やアダルトグッズ…あれは嫌がらせなんだろうか?でも業者がプライド持って世に送り出しているから!とか熱弁奮われたらそれはそれで納得しそうな自分だからこそ、通販は避けたい(苦笑)。
毒が抜けて恋愛スイッチ入れば次回は前述のどちらかで、毒がのこっていればこれの続きの予定です。
2014年05月12日
■裏物語『誘惑 〜Induction〜改訂版』STAGE-4更新。第2回、先生ブレーキかけてー。
夜の診察室シーンがこれに変わった様子。んでもって次は先生サイドの様子。しかしまぁ何だ、前回初期の先生にブレがあるので今回は安定と言うか初っぱなからこの先生ってホントに迷惑と言うか…。朝になったらちと入院と手術で少し出かけて来ますので、書き貯めて戻って来る、つもり(汗)。
2014年04月08日
■裏物語『誘惑 〜Induction〜改訂版』STAGE-3更新。先生ブレーキかけてー。
何と言うか昔の作品なので最初と最後では先生も変化してたりできちっと最終バージョンの先生で書こうとすると衆合地獄楽勝野郎なものでちょっと油断するとレベル1瑞穂相手にあーんな事もこーんな事も平気でやろうとしそうで怖い。あと改訂版コンセプトはキャラ性の統一で…瑞穂あんたしゃべり過ぎ!も修正対象だったりします(汗)。とりあえずの目標は既読の方でも楽しめます様に、だったりします。しまった一ヶ月以上の間が空いた…(汗)。申し訳ありません。とりあえず体調いい時のベッドの中に石板ちゃん連れ込んでぽてぽて打って作成中。実に生臭い辞書に育ちつつあります。JOTA+ちゃんのクリップボードもなかなかエロばかり…まぁ、そういう作品だからなぁ(滝汗)。――人に見せられないタブレットPCってどうなんだろう。でも快適。
2014年02月25日
■裏物語『夕立迷路』7更新。神津君×槇原ちゃん派にとってはちょっといらっとくるかもしれない(汗)。
でもちょっと子犬がご褒美下さいと尻尾を振ってるのですよ。この子犬ご褒美あんまり貰えないと判ってるのですよ、でも頑張って尻尾振ってるのですよ。でも槇原ちゃんの返答は次回持ち越し。子犬、待て。ちょっと待て。結構待てかもしれない。とりあえず待て(鬼)。一応一ヶ月と開けずに小説更新ー!いやぁまだ路上の隅には雪が生け垣状態で残ってる神奈川県中央部、んなのに初夏の話。少女マンガ雑誌でバレンタインやクリスマスの時事ネタが少しズレて載ってると何だか笑ってしまうのに自分だと楽勝でぶっちぎってますなぁ…(滝汗)。読み手にとってはプロも素人も関係ない季節の違和感なのになぁ。反省。
そう言えば石板ちゃんでちょっと感動したのが半角「と全角「がかなり見分け易い事だったりします。03ちゃんだとかなり判らなかったので一括変換したりしていたのですが…サイズと言うよりフォントの差なのかな?快適です。
2014年02月04日
■裏物語『誘惑 〜Induction〜改訂版』STAGE-2更新。随分と久しぶりです(汗)。
微エロ、というかエロないかも。こんなのエロじゃないでもエロ。いつもの言い訳「本番までがポルノです」。それにしても別シーン挟むと言うか展開させると改訂と言っていいのか元シーンどうなるって問題ががが。久しぶりです小説です。WILLCOM03ちゃんでの入力がちとキツくて石板ちゃん(HP-Slate7)に乗り換えてからの初発表分。変換辞書がATOKに変わりましてこれから大人な辞書に鍛えて行く予定でそうなると沢村のこの面知らない人にとってはとんでもねぇ鍛え方をしている辞書になるから要注意(汗)。あー携帯入力じゃなくなったからケータイ小説を名乗れないじゃないか。今後どう名乗ればいいんだろうか?