嘘。嘘……。
男に押されホームに降りた香澄は膝だけでなく全身を震わせて一歩足を進ませた瞬間、膣内で存在を主張するバイブレータの誇張し過ぎている凶悪な鰓がうねる感触にびくんと身体を跳ねさせた。膣奥手前にがっちりと嵌め込まれた鰓は膣が脈打つ度に無機質な傘の先端で膣奥に突き上げ、よろめいて姿勢を直そうとする香澄を脈打つ度に卑猥に攻めてくる。
「あうぅ……っ」
思わず両手で自分の身体を抱き締めて腰をくねらせびくびくと震える少女に、入れ替わりでホームから電車へと乗り込む人々の視線が注がれた。四つに増えた鈴の音がちりんちりんと震える度に鳴る中、発車メロディがホームに流れ不自然に固まっている少女と少し離れた場所にいる数人の男達を残し始発電車の扉は閉まり発車する。
早朝のホームに風が吹いた。
「ひ……!」
ホームから離れていく電車に背中を向けている少女の崩れかけ引けている腰が、ふわりと舞い上がったワンピースにその丸みが全て露わになる。両手で腕を抱き締め妖しい刺激を堪えていた少女が慌てて身を伸ばしワンピースの裾を掴み引き下げた瞬間、乳輪の上で辛うじて留まっていた布地がずれた。
ニップルリングに淫らに挟まれしこる乳首を頂にしたたわわな乳房は当然そこから半球状にカーブを描いており、丘を越えた布地は淫猥な乳房の裾へと一気に滑り落ちていく。姿勢を伸ばして揺れた乳房が露わなまま更にぷるんと弾み、細い鎖で繋がれたニップルリングが陽光を弾く。
「いやっ……!」
腰と乳房を反射的に両手で隠した香澄の目に巨大ターミナルならではの連なるホームが映る…幾人かの視線は確かに自分へと向けられていると感じる間も風がふわりとワンピースの裾を舞い上げ、押さえている後ろ以外の腰全体が腹部近くまでが露出する。びくんと少女の肢体が跳ね、膣全体がバイブレータを締め上げぐびりぐびりと妖しく上下し、膝を合わせていてもしなやかな脚の付け根の間で隠し切れていない肉色の柄とピンクゴールドの鈴が揺れ動く。あまりの状況に頭が真っ白になり身体ががくがくと震えその場に崩れ落ちそうになる少女の細い腕を男が掴んだ。
「おや貧血かい?これは大変だ」
心配している雰囲気など欠片もないにやけた顔の男は先刻の男達の一人だと気付き、惨めな状況だというのにどこか安堵してしまう香澄を、胸元を直させる暇も与えずに男は階段の脇へと引きずり込み跪かせた。
「手間をかけさせるなよ」下り階段を取り囲む成人の腰ほどの高さの縁と男の間の僅かな隙間で跪く香澄の目の前で、男が忙しなくジーンズの前をはだけさせいきり勃つものを露出させる。「次の電車までの十八分で抜かないと皆にちんちんしゃぶってる所見られるぞ?気合い入れてしゃぶりな」
《フィニッシュするまで直しちゃ駄目だよ?あと、おっぱい揉みながらバイブ抜き差ししてオナりながらフェラチオしてね。あーあと膝締めちゃ駄目だよ肩幅位に開いてて》
目の前に突き出された赤黒いものから視線を逸らせつつまず乱れた服を直そうとする香澄の耳に他の男からの指示が届く。公の場での余りにも酷い命令にすぅっと血の気が引き眩暈を覚える少女の跪くその腰の奥で膣口から僅かに露出している肉色の柄がぐびぐびと上下に揺れ、四つ全てが露出しているピンクゴールドの鈴がちりちりと鳴り続ける。
「ほら早く始めろ」
視線を逸らしたままの香澄の頬を男のものがひたひたと叩き、軽く漂う牡の性臭に少女の長い睫毛が揺れ喘ぐ様に唇と小鼻が震える。従わなければ何をされるか判らない恐怖と染み着き始めている諦めと消えたくなる羞恥心と、そしてニップルリングとバイブレータが攻める場所から広がるどうしようもない妖しい疼きに、何度も浅い呼吸を肩で繰り返した後、香澄は男の性器へと舌を差し出し舐め上げた。
舌が傘に触れた瞬間、香澄の全身がびくんと跳ねる。熱い。バイブレータにはない牡の身体の熱さと性臭に一段と大きくしゃくりあげる膣口の蠢きを至近距離に置かれた男の鞄に仕込まれたビデオカメラや僅かに離れた場所から多数から撮影されているとは気付かず…いや今まで執拗に撮影され続けている為に今も監視され晒し者になってしまうと判りつつ、香澄は男のものを小振りで可憐な口に咥えた。あと十八分で電車が到着してしまう。それまでに男に満足して貰わないといけないと焦る香澄は一瞬泣き出しそうになりながら自ら頭を前後に動かし、ごつごつと硬く猛る性器を唇から喉奥までを使う大胆な動きで擦り立てる。一往復の度に乳房が前後にぷるんぷるんと弾み鈴が鳴り、細い鎖に操られるニップルリングが不規則に前後左右に乳首を引き回され、口内を満たすものに吸い付きながら香澄は鳴き声をあげる。
男達が性器を衛生的に保って香澄を犯すのは集団で弄ぶ互いの身の安全の為であり、もしも一対一で方針ならば不潔な状態での辱めも構われなかったし、少女が友達と信じていた娘が実際浮浪者達に犯させたいと提案した事実を香澄は知らない。少女を辱める前にシャワーなりを浴びているであろう性器に漂う牡臭は決して濃過ぎるものではなかったが、鼻腔を満たすそれに少女の腰は震え膣内のバイブレータは大きな鰓を中心にぐびりぐびりとうねり柄の鈴が鳴り響く。口内の幹と傘は処女を奪った男よりは常人的であるが十分に大きく硬く、幹に舌を這わせる少女の瞳は焦りと羞恥の色だけでなくとろんとした発情の潤みが漂っていた。小鼻から零れる声は甘く詰まった鳴き声であり、清らかな朝の日差しから隠れる様に男と階段の縁の陰で少女は口戯に耽る。自分はこんな行為が好きなのではない仕方なく行っているのだと繰り返す頭の中の言い訳がもどかしく滲み、先走りの塩っぽい粘りと性器の感触が世界の全てに変わっていく。
「ん……んふ…っ、んんっ、ん!」
香澄の頭を男の両手が抱え、大きく揺さぶり始めた時に香澄から溢れたのは悦びの声だった。
《バイブ抜き差ししないと駄目だよ》ぐちょっぐちょっと下品な音を立てて牡の性器に口腔を荒々しく犯される香澄の耳に通話機からの指示が届き、虚ろに手を伸ばした香澄はまるで生き物の様に上下する柄に触れた瞬間びくりと震える。《今香澄ちゃんのおまんこアップと遠距離撮影が交互に生放送中だよ。ずぽずぽしないと美味しそうなフェラ顔垂れ流しにしちゃうよ?》
その声に香澄は啜り泣きながら柄を指で摘まむ。そっと引き抜こうとするもののびくともしない柄はぐびぐびと香澄の指を無視して上下に蠢き、そもそも短い柄をどうすればいいのか判らない香澄に、通話機の声が鈴の付いている輪を使えと指示を出す。細い指を輪に差し込み、ぐっと力を入れた瞬間、膣奥近くでがっちりと嵌まっている柄が牝肉を引きずり白い身体がびくんと大きく跳ねる。悲鳴を上げてしまう香澄の口から跳ね上がった牡肉が顔を叩き粘液が一筋顔に垂れ、再び香澄の口腔に深々と突き挿れられ、激しい抽挿が再開された。
口腔を荒々しく犯す牡の猛々しさに服従し馴染もうとするかのように細いウエストが撓り、腰が揺れ、幹と傘に掻き乱され香澄は吸い付く。男の性器に口内粘膜がぬろぬろと絡み付き揺さぶられるいやらしい刺激に小鼻で鳴きながら微かにバイブレータの柄を動かす香澄は、不意に感じた他者の気配に凍り付く。
「何やってるのかなぁ?」
「調教中でね、露出好きのドMなんだけど兄さんちょっと弄るかい?」
「――っ……はぁ……」
ぬぽっと音を立てて口腔から性器を引き抜かれた香澄は現れた第三者に思わず救いを求めて見上げそうになりかけて竦み、俯きかけ…直前まで弄んでいた男にぐいと引き起こされる。ぶるんと剥き出しの乳房が弾みニップルリングの鈴が鳴り、先走りと唾液の糸を口の端から垂らしてしまいながら小さな悲鳴を上げかける香澄は慣れないミュールによろめき乳房を隠す動きが遅れる。
「あっちのホームからも見えたよ。ノーパンでおっぱい丸出しとか朝っぱらから凄いねー」
朝帰りのサラリーマンらしき男から漂う濃いアルコール臭に息を詰まらせつつ何度か唇を震わせた香澄は勇気を振り絞って顔を上げた。
「助けてください……っ、私、もう…こんなこ……はぁああああっ」
男達に逆らえばどうなるか判らないが、それでも男達の仲間ではない一般男性にまで奇異な目で見られたくない、救われたい一心で勇気を振り絞った言葉を、背後から手を伸ばした男が膣内からバイブレータを引き抜きかけた衝撃が断ち切る。がくんと崩れかける少女の身体を階段の縁に凭れ掛けさせた男が片脚を持ち上げ、まるで犬が排泄をする時の様な惨めな姿に香澄の顔が羞恥に染まる。
「いや……っ、いやっ」
「兄さんバイブ揺すってみないかい?」
ワンピースは乳房の下まで落ちている上に短い裾は臍の辺りまでめくれ上がり、秘めるべき場所を露出した白い身体が第三者の前でがくがくと震えた。ニップルリングに搾られる乳首とクリトリス、そして中途半端に引き戻された肉色のバイブレータを第三者の好奇の目に晒す辱めに身を縮込まらせた香澄の瞳から大粒の涙が零れ…その一方で無毛の下腹部のその奥で終わりなく弄ばれ続け僅かに腫れた艶やかな鴇色の粘膜の底で、淫らな牝肉の蠢きそのままに牡肉色のバイブレータがぐびりぐびりと脈打つ。誰が揺らしているでもないバイブレータの柄の先でちりんちりんと鳴る鈴の音に頼りない鳴き声が重なり、突き刺さる様な男の視線を感じ香澄は更に縮込まる。
こんな服装では同意の上でとしか思われないのか、いやそれよりも咄嗟に助けを求めてしまったがもしも自宅や父親の職場に画像が撒かれた場合はどれだけ両親を悲しませ迷惑をかけてしまうだろうか、少女は寸前の自分の行動に血の気が引いていく。どうすればこの事態から逃れられるのかが判らない。
竦む少女に濃いアルコール臭の息がかかり、不意に乳房が鷲掴みにされた。
「まだ高校生くらいでしょ?いいおっぱいだねー、夏休みの冒険かなー?いい身分だねー」
「ゃ……っ、いやあっ……ゃ……あ」
ニップルリングと鎖を巻き込んで大きく揉みしだかれる片方の乳房に、もう一方の乳首のニップルリングが引かれ先端から揺さぶられぷるんぷるんと弧を描き、痛みと疼きに香澄は首を振りたくる。知らない異性に、男達の仲間でもない大人に開けた場所で乳房を荒々しく揉まれる恥ずかしさに身悶える香澄の下腹部で、片脚を抱え上げられ大きく開いた腿の間で途中まで引き戻された肉色のバイブレータが妖しく揺れ、ぐびりぐびりと前後に蠢く。もしも小さければ抜け落ちたかもしれないが凶悪に張り出した誇張された鰓は少女の膣内にみっちりと填まり、簡単には抜け落ちるものではなかった。
「本当にこの子いじっていーの?」
「どうぞどうぞゴム着ければセックスしてもいいよ」
「怖いなー後で金取るとかなしだよー?」
調子よく笑いながら香澄の身体を舐める様に見回した男が揺れ動くバイブレータの柄の底を掴んだ。ぐっと力が掛かったのを感じた瞬間、香澄の背が思わず仰け反り四つの鈴がちりちりと鳴り響き、階段の縁に縋り付き嫌いやと譫言の様に繰り返すその指先を低い角度から射す金色の細い光が照らす。
幼児の様な無毛の柔肌と淡い鴇色の粘膜の奥底から血管や縦の細い筋がグロテスクな程リアルに造形されている肉色のバイブレータがゆっくりと引き戻され、ぐちょりと音を立てた。
膣口のくねりを越えかけた大きな傘の圧迫感にじわりと汗を滲ませながら声を堪える香澄の瞳から涙が零れる。バイブレータを一気に引き抜かれ犯されてしまうのではないかと過ぎった不安が戸惑いに変わる前に、再び香澄の膣内に淫らな淫具がずぶずぶと押し込められていく。苦しささえ覚える鰓の大きさに痙攣の様な息をつくものの肺の奥に新鮮な空気が届いている実感も出来ないまま、少女の身体はバイブレータの抽挿に揺さぶられしなやかな黒髪とワンピースの裾がゆらりゆらりと宙を踊り、白い乳房がいやらしく弾み鈴が鳴る。
鰓の凶悪さが判らないままの抽挿に声も上げられない香澄の開いたまま震える口の端に背後の男が指を差し入れ舌を撫で、唾液を絡ませた後、それをバイブレータの抽挿を繰り返される膣口のすぐ後ろの窄まりへと宛てがい撫で上げた。
「ん……ぁ!」
すぐ近くで苦しい抽挿を繰り返されていると言うのに、窄まりを撫でられた瞬間ぞくりと妖しい疼きが香澄を仰け反らせる。膣口を捏ねまわされるのとは質の異なる触れられたくないおぞましさは排泄口故だろうか、だがこそばゆさや疼きだけでないその負の感覚は少女にあってはならない犯される実感を倍増させた。
「この子、アナル弱いんだぜ」
「ゃ…あ……っ、ぁ…っ……あふ…ぅっ……」
見ず知らずの男にはしたない娘の様に紹介される恥ずかしさに首を振ろうとする香澄は窄まりの襞を一枚一枚伸ばす指の動きに甘い声を漏らしぶるぶると身体を震わせる。何故おぞましい場所がこうも敏感になってしまうのか、それは他者に弄ばれてはいけない場所故に身体が拒否反応を示して警告しているのではないだろうか…即座に中断して貰わないといけないと切望する一方で香澄の身体は男の指に意識を集中し、すぐ近くで膣内を捏ね回す苦しさをもたらす肉色のバイブレータですら恐らくこれから前後の孔を弄ばれるふしだらでおぞましい行為を予感させじわりじわりと香澄の理性を削っていく。
襞を撫でる指が、ゆっくりと窄まりを綻ばせる。発情期の牝を連想させる甘い鳴き声をあげる香澄の乳房を男が鷲掴みにする痛みも鰓の圧迫感も視界の隅の朝の光も肌を撫でる風も男達のいやらしい視線も何もかもが疼きに換わってしまう。信じられなかった。男二人に挟まれているとは言え有数の巨大ターミナルで全裸に近い状態で身体を弄ばれて淫らな悦びに蕩けてしまいそうになっている。
「はあ……ぁん! ぁ……ふぅ…んっ、ゃ……、ぁ…ぅんっ、おし…り……やぁ…んっ、ぁ……んっ…はぁぁ…」
口の端からとろりと甘い唾液を垂らす香澄が弱々しく首を振るのを見下ろす男がゆっくりとバイブレータを操るのとは別のリズムで、背後の男がきゅっと窄まる小さな孔を妖しく捏ね回しじわりじわりと指を捩じ込んでは引き戻した。
苦しさと異物感の中で排泄口を弄られる事への本能的な羞恥が妖しい疼きを招き、底無しに膨らんでいく。一度疼きを感じてしまった身体は鰓の揺さぶりも指の蠢きも淫らではしたない悦びへと刺激をすり替えられ、苦しい鰓さえ淫猥な責め具と認識してしまうとそこからは坂道を転げる様に思考は蕩けてしまう。酷く残酷なグロテスクなバイブレータに犯されている、男達にこのバイブレータが相応しいと思われた、お似合いの凶悪なバイブレータが動いて、すぐ近くの場所も一緒に掻き混ぜられて、いやらしい身体が疼いて、ぞくぞくと甘い痺れと火花が弾けて膣奥から頭の芯や爪先まで流れて身体中を巡っていく、蕩ける、朝日の中、見られながら、カメラ、映されてる、太いの、恥ずかしい言葉、ぐちょぐちょ、噛んで、もっと、お尻の穴、もっと……。
前後から男に挟まれ激しく弄ばれ汗塗れになりながら、香澄は全身を震わせて絶頂に溺れていた。
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