須藤君の先輩が盲腸で緊急入院してしまい、どうしても一日分の穴を開けられないアルバイトを頼まれていたのは前日の夕方の事だった。体育会系上下関係特有なのか打てば響く返答をぽーっと聞いていた私が臨時バイトの不慣れをカバーする頭数に自分が含まれていると気付いたのは、須藤君の実家のお婆さん特製のキンカンの甘煮をたっぷりと乗せたアイスクリームを半分以上食べてからだった。
「一応女の売り子がいた方が得点高いだろう?」
「え?え…えー…?」
高校三年の夏に『こういう事』をしているのも何だけれど、アルバイトしてしまうのも、有りなのだろうか?
軽い面接で何度も年齢を確認された揚げ句、ようやく生徒手帳を見せて納得して貰えても、小学生高学年に未だに間違われる体格だけはどうにもならなかったらしい。そもそも貧血で倒れやすい私が臨時とはいえ夏のプールで親にも秘密のアルバイトをするのは無謀なのではなかろうかと思っていたのだけれど、不採用になるとそれはそれで何だか切ない。須藤君と神津君が臨時採用になって佐々木君は何故か辞退の形となった。
その直後、食堂からかかってきたヘルプコールで、たった数時間だけ私も佐々木君も半人前以下の猫の手要員として採用されてしまった。一流ホテルなのにいいのかなぁと思うのだけれど、どうやら私はちびっこの職業体験の扱いらしい。――これでも高校三年生なのだけれど。
でもホテル付属プールのレストランの制服である白いブラウスも黒の短いタイトスカートとベストも殆ど新品で、その凛々しい印象のお蔭で何だか何歳も年上になった気がして嬉しくなってしまう。――須藤君は『馬子にも衣装』と実も蓋もない感想の後に頭をわしわしと大きな手で撫でてくれたけれど、神津君も佐々木君も何故か感想を言ってくれなかった。もしかして髪の毛を大人っぽく結い上げたのが似合わなかったのだろうか。
「ブルーハワイフラッペお持ちしました」
日差しが降り注ぐプールサイドを抜けてエグゼクティブデッキの一つに注文品を届けにきた私は、テーブルに置いた金魚鉢の様な巨大グラスいっぱいのフルーツ大盛りの豪華で鮮やかなかき氷とデッキ内の人物の不釣り合いさに、何とか慣れてきた営業用笑顔を作るのが少し遅れてしまった。
黒い水着姿の男性は三十代半ばだろうか、でも悪役俳優か悪徳政治家か…ともあれ第一印象がもの凄く怖かった。綺麗な漆黒の髪を柔らかなオールバックに撫であげ、筋骨隆々とは違う引き締まった身体をしていて格好よい男性なのだけれど威圧感が半端ない。
興味なさげにデッキチェアの上でノートパソコンを広げていた男性がこちらを見た途端、足が竦んでしまうのが判った。蛇に睨まれた蛙はこういう気分なのだろうなと頭の隅でぐるぐる思考が空回りする。
「子供…いや、女だな」
低い呟きが聞こえた瞬間、まるで自分が裸に剥かれてしまったみたいな異常な恥ずかしさに身体が熱くなる。踵を返して数歩進めば賑やかなビーチサイドなのに、まるで真夜中の寝室に迷い込んでしまったみたいな…何でこんなに妖しい気分になるのか判らないぞくぞくする恐怖に、呼吸が浅くなる。
「――申し訳ありません、スプーンを忘れておりました!」
唐突に背後から聞こえた声に続いて肩が軽くぽんと叩かれて思考が戻ってきた。スプーンはちゃんと持ってきた筈なのにと思うより先に、あれ?他のだったかななど小芝居みたいに呟いた後、一礼をした神津君に私は手を引かれてデッキから連れ出されるのと入れ替わりに、ピンク色の水着の女の子が入っていく。
昼下がりのレストランは混んでいてエグゼクティブデッキ以外のサービスは行っていないから、何でフロア担当の神津君がここにいるかが判らない。ちなみに須藤君はビールととうもろこしの屋台で佐々木君は私と同じで雑用。
私の手首を掴んだまま足早に歩く神津君のベスト着用の後姿は肩幅が広くて、見慣れない姿にどきどきしてしまう、
「ど、どうして?」
「インテリヤクザみたいな所にお前が行ったから頼むって佐々木が」
「佐々木くん、が?何?なんで?」
ちらりとこちらを振り向いた後、神津君はレストラン裏への職員通路の影で唐突に私に覆い被さる形でキスをした。軽いものでなく最初から舌を捩込んでくるハードなキスに、先刻どきどきしてしまった余韻から一気にいやらしい気持ちにされてしまう。んっんっと詰まった声を漏らしながら舌に意識が集中してしまう私のタイトスカートの裾が捲り上げられ、神津君の指が下着を脇に寄せて一気に膣内に挿入される。
「はぁ……ん!」
ぐちゅんと大きな音が鳴り、私は神津君にしがみついてしまう。いつの間にこんなに濡れてしまったのか…いや多分あのお客様のデッキの時のおかしな感覚がいけなかったのは判っているのだけれど、何でこんなになってしまっているのか判らない。
私の口内と膣内を激しく掻き混ぜる神津君に、膝の力が抜けて崩れ落ちそうになってしまう。いや、それより、どきどきしすぎて神津君が欲しくなる。いつスタッフさんが通るかもしれない場所なのに、神津君が欲しい。口戯でもいい、ううん、やっぱりちゃんと膣内を目茶苦茶にして欲しい。信じられないくらいに昂ぶってしまっていて、神津君が指を挿入してからすぐに達してしまい、それなのにもっとエスカレートしてくれないと辛い。
「こうづくん…おねがい……」
唾液がとろんと垂れる事すら気持ちよくてうっとりと見上げた私は、とても機嫌が悪そうなその表情に凍りつく。
「他の男に欲情させられるなよ」
小さな呟きの後、神津君は私に壁に手を突かせタイトスカートをウエスト近くまで捲り上げ、下着姿の私の片脚を高く上げさせた。恥ずかしくてぎゅっと目を閉じるとプールの喧騒が目を開いている時よりもはっきりと届いて、自分がこれから何を求めているのか、今神津君がファスナーを下しているのは何故か、目が眩みそうな位恥ずかしいのに嬉しくてもどかしくて堪らなくて腰の奥から全身までぞくんぞくんと甘い疼きで溶けてしまう。
ぐいと神津君が片脚を更に高く引き上げ、私は片足爪先立ちにされ、そして背後から一気に貫かれた。
「は……!ぅぐ……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
手に口を塞がれて声がくぐもる中、じゅぶじゅぶと激しい抽挿で神津君の根元近くから先端までの長い範囲に私は溺れる。最初からもの凄く硬くてぎちぎちに反り返っていて熱い。指とは比べものにならない逞しいモノに腰奥や頭の芯から爪先まで火花が散っては甘い痺れが波の様に引きかけ、そしてまた火花が散った。寄せただけの下着が潤滑液を吸いきっていて気持ち悪い筈なのにそれすらいやらしくて、神津君に知られたくないのに暴かれたい。ベストとブラウスとブラジャーの下の乳首が掻き毟りたくなるなる位にむず痒い。
もっと突いてもっと突いてもっと突いてもっともっと。
何度も達しているのにそれだけしか考えられない私は、神津君の指が下着の上からクリトリスを撫でた時もいつの間にかハンカチを口内に押し込まれている事に気づけないでいた。気持ちいい。神津君のおちんちん、気持ちいい。ぐりんってして。大きいえら、すごいの、ひっかかって、どろどろおつゆでちゃう、おまんこ、いく……。
「――ひぎ……ぃっ!」
神津君に下着の上から爪でクリトリスを強く抓られた瞬間、全身が弾けた。
神津君の形にぎゅっと締まった膣が限界までぎちぎちと固まり、ハンカチを咥えたまま顎が跳ね上がったまま全身が激しく震える。
そして、遅れて通路のタイルの上を熱い飛沫が叩いて大きな水溜まりを作っていく。真っ白になる意識の隅で止めたいと思うのに、恥ずかしいのに、神津君のモノが密着して圧迫されて一度緩んだ状態は絞り出す様に液体を迸らせ続ける…その量のだらしなさに私が泣き出す位に。
かろうじて奇跡的に神津君のズボンを汚さずに済んだ私は、膝立ち状態で神津君のモノを口に頬張って舐め続ける。恥ずかしくなる位の潤滑液は苦みがまったくなくて、つまり私の液体だけだった。
気持ちいいのは私ばかりで、神津君は満足してくれなかった。
それが悲しくて少しでも気持ちよくなって欲しくてじゅぽじゅぽと音が立つ位に懸命に動かす私の頭を神津君が掴む。ああ、激しく揺さぶって口内射精まで目茶苦茶にして貰えるのだと安心した次の瞬間、ぬぷっと音を立てて神津君のモノが引き抜かれて私の鼻を叩いて離される。
「……」
「どうした」
下着がずれたままの状態で私はぺたんとタイルの上に崩れてしまう。
「しゃせい、してくれない……」
何とか言えた言葉が正しく伝えられていないと思えるのに賢い言葉が浮かんでこない。ぽたぽたと涙が胸元に落ちていくのを防ごうと両手で拭ってもぬぐっても次から次からまるで小さな女の子の様に涙は溢れて、何で自分がこんなに泣いてしまうか判らなくて、とにかく神津君に迷惑をかけない事だけを考えようとする。
不意に、神津君の手が優しく頭を撫でた。
「馬鹿。――社員の昼休憩が全員終わったからお前も休憩してこいってフロアマネージャーが言ってた。キツかったらもう上がってもいいし、まだやれるなら三時前に戻ってこい、だそうだ。俺はまだ仕事」
そう言えばまだアルバイト中なのを思い出して顔が真っ赤になるのが自分でも判る。
「休憩中は着替えて泳いでいいそうだから、佐々木に護衛でも頼んでおけ」
「神津君の休憩時間は?」
「俺は先に貰ってる」
それだけ言って神津君は通用口へと向かってしまった。仕事に早く戻らないといけないから射精まで時間がかかる神津君は切り上げるしかない、そう判っても胸のどこかが、身体の奥が淋しくて、ふらふらと起き上がろうとする私を不意に背後から誰かの手が引き起こした。
「ひゃ……!」
「大丈夫。僕だよ槇原さん」
みっともないままの格好を思い出して慌ててウエストに溜まった状態のタイトスカートを引き下そうとして、そして下着もろとも潤滑液やら何やらでぐっしょりと濡れている下半身に気づいて私は凍り付く。
「もうちょっと裏に来て」
佐々木君に手招きされて私はレストランの更に奥へとふらふらと回り込む。出入りのある通用口から離れるとそこは本当に人が来ないのだろう、タイルの合間から雑草が生えている様な場所だった。
「拭くから、足開いて」
びくんと一瞬身体が震える。下着も脚の内側もしぶきで汚れているし、何より直前まで神津君に開いていた身体を他の人に見せるのには抵抗があった。
「でも自分で拭くの無理だよね、ヨロヨロしていて転びそう。制服それ以上汚すと三時からの手伝いに使えなくなるよ」
佐々木君は内気そうで子犬を連想させる人なのに、冷静で反論出来ない言葉をよく言う。
「あ…。そういえば、先刻、神津君を呼んでくれてありがとう」
「僕も円滑にこのバイトを終了させたいしね」
彼が恩人であるパターンが多いのをぼんやり思い出しながら、私は佐々木君に促されるままに片足を上げて、ぐちょぐちょに濡れている下着を引き下されていく。下着を脱がされ、そして蒸しタオルが優しく腹部から下へとゆっくりと濡れた肌を拭っていく。神津君のくれる気持ちよさとは違う、性的でない筈の心地よさは、それでもどこか妖しくて私は戸惑う。佐々木君は趣味の人でこういう事をするのが好きなのだから気にしてはならない。
フェンスに指を絡めて、身体が崩れそうになるのを防ぎながら浅い呼吸を繰り返す私の下腹部を蒸しタオルが怖いくらいにゆっくりと拭っていく。パーツの一つ一つを磨く様な執拗な動き。たまに息を吹きかける辺り女の子の身体ではなくて本当にプラモデルか機械みたいに考えているのかもしれない。神津君達の中で一番ソフトで優しく、私の方が先にダウンしてしまう位に遅々とした速さで丁寧に扱ってくれる。
「ん……ふ……ぅぅ…っ」
緩く溢れる声。神津君との時の様に足掻いたりしないで済む心地よさに腰がぴくぴくと震えた。お湯に浸かっている様な、オイルマッサージを受けている様な、日向に置いたかき氷みたいに身体が溶けていきそうな感覚。もうずっと膣口やその少し内側も拭っているのに、奥からとろりとした潤滑液が溢れてくる。
神津君。
ぽやんとする頭の中で、私は脳裏に浮かぶ顔に話し掛けた。
佐々木君がこういう事をすると判っていて神津君は任せるけれど、でも、私はちょっとこれが怖いです。
何が、と言えないけれど…何かが怖い。
男の人としては細くて器用な指と舌が、二つの穴を捏ね回す。大波に翻弄されるみたいな快楽とは異なる、足元を波がさらう様な…でも徐々に抜け出せなくなる中毒性のある終わらない動き。
神津君、私が嫌いなのかな。好きまでいかないどころじゃなくて、嫌いなのかな。駄目なのかな、私、駄目なのかな。
いつの間にか泣きじゃくっている私に、佐々木君の声がどこからか聞こえてくる。
大丈夫。槇原さんを可愛いと思わなければ僕らはこんな事を続けていないから。だから、泣かないで。
いつの間にか着せて貰えていた水着姿で、私は小さな浮き輪に填まった状態で流れるプールで漂っていた。
「バイトは八時で終わりらしいから、その後四人で遊ぶぞって言ってたよ」
「……。遊ぶと言っても、須藤君は飛び込みプールとかでどんどん飛び込んだり真面目に泳ぐ方が好きそう……」
「ウォータースライダーじゃないかな」
くねくねと曲がるタイプと急降下タイプの二系統を思い出して私は首を振る。どちらも怖くて行きたくないけれど男子はやはりそういうモノが好きなのだろう。
「下で見てるね」
本当は下で見ているのも怖い。でも男子の楽しみを邪魔したくはない。ちゃぷんちゃぷん揺れながら流されていく感覚が気持ちよくて私はうとうとと微睡んでしまう…危ないからプールから上がって日陰で寝た方がいいかもしれない。
こくんと落ちてしまいそうな身体を、浮き輪と一緒に器用に抱えられる感覚。そう言えば、何で佐々木君は臨時アルバイト採用を辞退したのだろうか。ずっと忘れていた疑問がふわりと浮かび上がって、でも睡魔と共に明るい水の反射に溶けていく。何故だろうか、聞かない方がいい気がする。佐々木君は言葉少なくて、曖昧な笑みを浮かべるだけで返事をくれない事も多くて…春からどんどん会話が減っている。
「佐々木君も、ウォータースライダー今から行きたいなら行っていいのに」
「いいよ。お姫様の護衛しろって言ってたし」
「? うん…ごめんね」
流れに背を向けて両肘を浮き輪に乗せて引っ掛かっている私と、浮き輪に手を突いてたまにステップで流れの中動く佐々木君の身体がたまに当たっていた。私は力が抜けているから撫でる程度の接触。――神津君が佐々木君に護衛を頼めと言っていた気がするけれど、佐々木君には実は説明済みだったのだろうか。
先刻、何だか目茶苦茶な泣き方をしてしまった気がする。頭の中がぐちゃぐちゃになってはっきりと憶えていないけれどともあれ迷惑をかけてしまったし、神津君にとんでもない事を言ってしまった気もした。
時折気恥ずかしくてちらっと佐々木君を盗み見るけれど、不思議なくらいいつも一秒遅れで彼は私の視線に気付く。いや、視線が最初から合う事は多いのだけれど、頭にクエスチョンマークがつく様な曖昧な問いかけの笑みが浮かぶのが一秒後。その仕草が子犬みたいで、何となく謝るタイミングを逸してしまう。
「そう言えば」
「? 何……?」
「今日は僕、槇原さんの替えの下着は持ってきていないんだけど、槇原さんは?」
半ば眠りかけていた意識が急に現実に引き戻される。先刻の下着は確か脱がされてから…制服は確か水着に着替えた後レストランのバックヤードの男女兼用手荷物ロッカーに干して…でも下着はぐちゃぐちゃで多分佐々木君がビニール袋に入れてくれた分しかない。替えがないと判っていれば佐々木君の事だから洗濯して見つからない場所を探して干してくれていそうだけれど、すっかり失念してしまっていた。
「三時からのバイト、パスしておく?」
「泳げるから、行かないと」
顔色が変わったのを察したのか困った顔で提案してくれる佐々木君に私は首を振った。流れるプールはレストランの近くも通っているのでこの姿を他の人が見ている可能性は高い。折角続けて使ってくれるのならばその顔を潰してしまうのは忍びない。
「とりあえず…バイトに入る前に洗って干しておくし…ホテルに行けば着替え買えるから」
「で、でも水着姿で買いに行くの平気じゃなかったかも」
「それなら僕が買いに行くよ」
「洗って干すの……え、あ……!」
プールサイドの時計が三時の十五分前を指しているのを見つけ私は凍り付いた。プールに入っているのだから当然最低限身体を拭いて出来れば髪も乾かして…十分は欲しいけれどシャワーブースまで走って片道五分で混雑待ちの可能性が大きく、その上着替えはレストランにあるからまた水着を着て…計画が破綻している。ぐるぐると空転する思考に佐々木君がちょっと悪戯っぽい表情で私を見ていた。
「顔と身体は濡れタオルで拭いて、髪は生乾きで諦めようよ。気になるなら僕今回のバイト代で美容院のトリートメント奢ってあげるから」
「で、でもそれは佐々木君の仕事の報酬で……」
「のんびりプール入ってた僕のミス。それに槇原さんこれから物凄くヒヤヒヤする思いするからそのお詫び」
「ヒヤヒヤって……」
質問しかけて私は凍り付く。着替えに一品足りないまま何時までお手伝いをする事になるのだろう、しかも、ちょっとミニ、いや結構なミニのタイトスカートだけの姿で。
「大丈夫、プールサイドぎりぎりを歩いて下から覗き込まれたり、膝伸ばして物を拾わない限り、槇原さんの身長なら覗けないから。――秘密にしておいた方がいいよね?」
何か物凄く含んだ様な満面の笑みを浮かべてプールサイドへと浮き輪を押す佐々木君に、私は何度も頷くしかなかった。
その後、営業終了までそれなりに健全に遊んだ後、男女別々にシャワーに向かう間際、いつの間にか佐々木君が用意してくれた可愛くラッピングされている新しい下着を受け取った私は、不意に何かを思い出した様な須藤君に「阿呆」と言われ、神津君にはそっぽを向いたままの困り顔でデコピンされてしまった。
何で叱られてしまったのかは、考えないでおこう。
End
FAF201208272108