2019余所自02『痴漢されて抵抗できず気持ちよくなっちゃう女の子』

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 もう止めないと…もう逃げないと……。
 何度も繰り返している決意が頭に浮かびながら少女は文庫本へと視線を落とし、呼吸を整えようとする。通学電車内で毎日痴漢に身体を弄ばれてもう一ヶ月以上経つ。最初はただ手の甲を当ててくるだけだった痴漢は、完全に目を付けたのかいくら乗る電車を変えても車両を変えても確実に少女を毎朝弄び続けていた。
 はぁっと浅く零れる吐息の度に痴漢が笑っている気がする。穢らわしいと思うのに、執拗に自分を狙い続ける痴漢に怯える少女にはそれを咎める事も誰かに助けを求める事も出来なかった。
『あっ…嫌……。それは嫌……っ』
 慣れきった手付きで下腹部の敏感な突起を爪で掻き毟る動きに、少女の膝が崩れそうになる。どれくらい前からだろうか、少女の身体は痴漢の行為に反応する様になってしまっていた。最初は少しだけ恐怖で漏らしてしまったのかと思えた濡れは、今は電車に乗る前から谷間の奥を湿らせる様になり、そして今、電車内で二十分以上ずっと弄ばれている今は、既に下着を湿らせるだけでなく膝近くまで愛液を滴らせてしまっていた。
『もう嫌…やめて……』
 文庫本を眺め続けるのに耐えきれず少女は瞳を閉じて快楽を堪える。電車の小刻みの揺れが快楽が伴わせる眩暈に重なり、かくんと膝が崩れそうになるのを、痴漢の手が乳房を強く掴み留めさせた。
「ぁ……っ」
 まだ未成熟な乳房を掴まれる痛みに少女の唇から小さな声が漏れる。汚い、怖いと思うのに、だからこそか逆らえない中、痴漢の指に掴まれぐにぐにと揉まれる痛みの中で、ぽつりともどかしいむず痒さが芽生えて少女の乳房に根を張っていく。この前、乳首を弄ばれた時の堪らない疼きと恥ずかしさを思い出し首を振りそうになり、少女は身を縮込まらせる。求めてなどいない。そう繰り返し心の中で唱えるその下腹部で、くちゃくちゃと粘度の濃い愛液が掻き混ぜられる淫猥な水音が鳴り、走行音にかき消されない程になる中、男の腕の中でびくびくと少女の身体が跳ね、そして思春期の少女の甘くいやらしいにおいがその一角に漂った。

Next 03『混浴温泉での羞恥プレイ』
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