ジオン拡張キット導入のススメ 〜すべてのジオンファンの為に


全国のジオン公国ファンの皆様、こんばんは。SHIPSにてジオンデッキが陣営ランキングで最下位にランクされている事にショックを受けておられる方も多いと思います。そこで今回はジオンデッキの救世主「ジオン拡張キットVOL1」について解説したいと思います。

 「なぜジオンデッキが弱いのか?」このような質問をされる方も多いと思います。そこで「ジオン弱体」の原因をまとめてみました。
1.「壁」となる前衛の艦船の耐久力が低く、艦載機セグメント前に後衛の空母が沈められてしまう。
2.決戦兵器であるMSの地形への汎用性が低く、有効な「戦力の集中」がしにくい。
3.艦載機Pの人数が少ない為、艦載機戦においてMS隊が消耗してしまい、敵艦船に有効な打撃を与えられない。

上記のような問題が生じているかと思います。まず1番目の「壁」の問題ですが、大体前衛の「壁」は21(ムサイ×3)〜30(ザンジバル×2)になるのですが、平均すると24(チベ×2)〜25(グワジン×1)あたりに落ち着くかと思います。他陣営では大体30位が平均なので、たしかに「壁」の耐久力は低い方になります。とはいえ、通常は「ミノフスキー粒子」を散布して戦闘に臨むと思いますから、必ずしも「壁」が極端に薄いというわけではありません。次のMSの地形適性の問題と艦載機P不足の問題はリンクしておりかなり深刻です。通常地形不適合の機体であっても艦載機Pの能力補正でカバーできるのですが、ジオンの艦載機Pは3人しかおらず(ドズルは艦隊司令官としてカウント)他陣営の艦載機Pの人数は4〜5人はいる為劣勢は避けがたく、艦載機戦で多くの「キャラなしMS」が撃墜されてしまいます。また艦載機デッキで「艦載機Pなし」の陣営は「瞬間物質移送機」等の戦術でカバーしていますが、ジオンデッキにはそんな物はありません。ミノフスキー粒子下でのMSの対艦攻撃力が打撃力のすべてといっていいジオンデッキとしては、艦載機戦での損耗は致命的です・・・そこで「ジオン拡張キットVOL1」の登場となるわけです。

「ジオン拡張キットVOL1」は、主にOVA「0083」より、デラーズフリート所属のキャラ・艦載機・艦船を収録したセットでスターターでのジオンデッキの問題点のいくつかを解消しています。それでは各ジャンル毎にその特徴を見てみましょう・・・

<艦船>
 艦船は、それほど特筆すべき艦船が収録されているわけではないですが、改グワジン級の「グワンザン」、グワジン級の「グワデン」、改ザンジバル級の「リリーマルレーン」等が収録されており、多少なりとも艦隊に「厚み」を増す事ができるようになりました。とはいえ、まともに艦隊戦をやる事は避けるべきかとは思いますが・・・。

<艦載機>
 スターターでは敵大型艦船に致命的なダメージを与えられるのは「ビグザム」位でしたが、これに「ノイエ・ジール」「GP02ガンダム試作2号機」「ヴァル・ヴァロ」「ビグロ」「ブラウ・ブロ」といった試作MA等を加える事で、今まで不可能だった敵艦隊旗艦クラスの大型艦船を一撃で撃沈できる攻撃力を得る事ができます。また「高機動型ゲルググ」や「ガーベラ・テトラ」といった運動性に優れる機体も追加されたので、艦載機戦でも十分対抗できるようになりました。

<キャラクター>
 この拡張キット最大のポイントはの多くのキャラクターが追加された事でしょう。デラーズやシーマといった艦隊司令官や艦長に加え(シーマは艦載機P兼用)、ガトーやシャリアブル、ジョニーライデンやシンマツナガ等のエースクラスの艦載機Pが追加された事で、MS隊の戦力が大幅に強化されました。これでシャアやランバラルが撃墜されても戦力がガタ落ち・・という自体はおきなくなります。

 言い事づくめのような「拡張キット」によるデッキ改造ですが、実はいくつかの問題点があります。まず第一に追加された大型艦船や試作MA等は当然資源/燃料コストを大量に消費します。つまり、従来のような「生産スピード」は期待できなくなるわけです。次に試作MAはサイズが大きい機体が多い為、搭載できる艦船に制限を受ける事になります。実際「ノイエ・ジール」はドロス級でないと満足に運べなくなります。もし艦隊が大きな被害を生じるとMS隊の何機かは帰還できなくなるケースが発生しやすくなります。また艦載機Pを多く入れすぎると、キャラは来ても機体が揃わないケースも発生しやすくなります。

 このような問題点もありますが、敵が大型艦船中心のデッキの場合は拡張キットを導入すると今まで勝てなかった陣営にも勝てるようになります!是非導入を検討してみてください。