清進塾 師範紹介
【練馬に無二の合気道師範あり】


 一見ただのおじさんだが・・・?これが武田師範だ!僕が先生にホームページに掲載するプロフィールを書いて下さいとお願いしたら、それとなく断わられてしまった。

 先生は形式的なことは苦手らしく、あまり表にも出たがらない。帯なんかも白帯なんです。それで七段?・・なんだから不思議な感じ!でも先生の演武を見ると納得する。・・・こりゃー本物だぜ!神ながら言上げせず!やはり神業は他人には見せびらかさないものなのです。

  その先生の技は格闘技のそれとはまた異なる分けです。強さと云うよりはむしろ人の持つ動作の美しさと言った方が良いのではないでしょうか。その意味ではフィギアスケートなんかの美しさと共通なものを感じます。しかしフィギアスケートは広く人前で演じて見せるものなのに対し、合気道はスポーツではなく武道であり本来は人前で見せるものではないのです。

 それは神仏自然に対し奉納するものだし、もしくは師匠の前で演ずるものなのです。つまり観客のために演じるものではないのです。その点は能楽と同じではないでしょうか。

   清進塾の稽古においては入門者に対しての初心者クラス等の配慮はありません。もちろん練習は強制されないし、自分で出きる範囲で稽古に参加するしかありません。先生や他の先輩に聞けば色々親切に教えてくれる分けですが、基本的には見様見真似でいくしかないのです。したがってせっかく習い始めた人は不満に思ってしまう・・・。

 しかしそれで良いのだと思入ます。先生にしてみれば、技は言葉を使わないと説明できないし、かといって言葉ですべてを説明しきれるものでもない。説明してしまえば心残りが生じるし、説明したとたんに本質は逃げて言ってしまう。

 結局は習い手自身が師匠の伝えようとする体系を構造的にいかに認識して行くか。そしていかに気が付いて行くか。稽古はその作業の繰り返しでしかないと思います。そのために見取り稽古が大切なものとなるのかも知れません。

 以上は当然ながら先生が語られた事ではありませんのでご注意下さい。・・・文責 守屋

(2001年12月23日)


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