リプロ盤 / コピーブート
latest update June 22,1998
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下記に挙げるリプロ(reproduction)盤、コピーブートは
正規盤しか取り扱わないはずの卸業者に流れてしまうことがよくあり、
一部の店舗では本物と称して売っていますが、ブートです。
リプロ盤をはっきりブートと明記しない店が多いですが、ブートと同意語です。
Creeping Death + Jump in the Fire
MUSIC FOR NATIONS のCDをコピーしたCDで、
ジャケの色がオリジナルに比べて、かすれた色をしています。
また、ジャケの METALLICA ロゴの右はじに
よくみると縦線が入っています
15 Pieces of Live Shit:Binge & Purge
アメリカで出た2枚組プロモCDをコピーしたCDで、
オリジナルは盤の METALLICA ロゴが赤ですが、
コピーものはピンクに近い色になっています。
Garage Days Re-Revisited (CD)
ドイツ盤をベースにしたコピーブートCDで、
ジャケの色の発色が良くありません。
マトリックスが MY1294 ならブートです。
この他にも Garage Days をコピーしたブートCDがありますが、
ほとんどかオリジナルより曲数の多い物です。
また、韓国盤に見える Garage Days もありますが、
どうも韓国では Garage Days のCDは出ていないそうです。
参考 6曲物の詳細
Jump in the Fire / test press
MUSIC FOR NATIONS が赤盤の12インチを出しましたが
これはそれのテストプレスと称してコピーした物。
ジャケ無しで白ラベルに test press と書いてあり
本物に見えますが、大量に出回っているブートです。
Fade to Black
Elektra が出したプロモ12インチのコピー盤で、
本物は黒盤か、蛍光緑盤(夜光)なのですが、
ブートは青紫、緑などの色をしています。
Load
97年にドイツ方面で出回りだしたコピーピクチャーLPで、
「アルゼンチン限定ピクチャー盤」としてプレスされ、
300枚作られたと言われています。
これを作ったブートメーカーは、他にも
KISS / Chikara や IRON MAIDEN / Maiden England 等を
ピクチャー盤でプレスしました。
また同時に Elektra 名義で METALLICA / Greatest Hits なる
ピクチャー盤のベスト集が出ましたが、これもブートです。
Ride the Lighining
Load と同じくドイツ方面で出回りだしたコピーピクチャーLPで、
絵柄はフランスだけで出た緑ジャケを利用しています。
...And Justice for All
これも Load と同じくドイツ方面で出回りだしたコピーピクチャーLPで、
2枚組を1枚にまとめています。
なぜか MUSIC FOR NATIONS 名義でリリースされました。
これは350枚作られたと言われており、
他にテストプレスとして両面がA面の絵を使用しているのが25枚、
両面がB面の絵を使用しているのが25枚、
絵のない白盤が20枚、A面だけに絵を入れているのが15枚、
B面だけに絵を入れているのが15枚というのがあります。
Master of Puppets
フランスのみで出た7インチをコピーしたもので、
ブートの黒盤はドーナツ盤で、オリジナルと違います。
また、カラー盤のブートが大量に出回っています。
微妙な色違いが存在しますが、
基本色は 赤、黄、緑、紫、茶 で、
これらはオリジナルのラベルを使用しています。
97年に白ラベルの 橙、水色、緑、赤、
さらに Echantillion(何語?)と書いたラベルの
モスグリーン、茶、青、チェリーレッドが出回りました。
黒盤だけにマトリックスナンバーが付いていて、
他のカラー盤はナンバーが削られています。
Eye of the Beholder
97年末頃、イギリス盤のプロモオンリーで作られた
12インチをベースにしたリプロ盤が出回りました。
ジャケットはにじんでいてコピーしたものとわかります。
METALLIPROMO(Harvester of Sorrow)
これも前述の Eye of the Beholder と同様、
97年末頃、イギリス盤のプロモオンリーで作られた
12インチをベースにしたリプロ盤が出回りました。
元々白黒の2色刷の簡素なジャケットなので見た目は本物っぽいですが、
本物はジャケットにナンバリングされているので、
これが無いことによりブートと判別できます。
Garage Days Re-Revisited(LP)
98年になって、オランダ盤のアナログをベースにしたリプロ盤が出回りました。
本物のオランダ盤と同様、レコードの取り出し口が上側となっており
ジャケットにもオランダ盤に付いていた赤い丸型のシールがあります。
ですが、このシールはシールではなく直接印刷されていました。
元をそのままコピーしたのでしょう。
FanCan #2
97年に Fan Club 会員向けに売り出されたCDをコピーしたCDです。
本来この FanCan CD というのは缶の中に入っているCDなのですが、
98年になってCDだけ出回り始めました。
違いはジャケットの印刷がにじんでいることと、
ジャケットの背の文字位置が異なります。
さらにCDのマトリックスも異なりますし、
Pケースも本物は市販されていない物を使用していますが、
コピーCDは簡単に手に入る物を使用しています。
by Kengo Shimoyama(下山賢悟)
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