1.運動方程式
運動方程式は、多彩な量である力と、実際の運動に関係する加速度を繋ぐ、力学で最も重要な式といえます。しかし式の形はいたってシンプルで、F=m・a(F:物体にかかる力、m:物体の質量、a:物体の加速度)です。力Fと加速度aはベクトルなので、質量mはこの二つを繋ぐ定数という味方も出来ます。2.運動方程式の注意点
注意すべきなのは、力が関与するのは実際の運動の様子である速度ではなく加速度であるということです。具体的に言うと、力が働いていない状況というと普通は静止状態(速度ゼロ)を想像しがちですが、実際は加速度ゼロ、つまり等速直線運動をするのです。また、速度と力が逆向きということもありえます。