有機工業化学(平成八年度)

(3問中2問を選んで回答のこと。)

1.C1化学とその技術について以下の問いに答えよ。
イ、C1化学の主原料である合成ガス(CO+H)の工業的合成法についてその原料、反応、特徴などについて述べよ。
ロ、C1化学により工業的に合成される製品を一つ挙げ、その製品の合成ガスとその他の原料からの合成ルート、触媒、反応条件、副生成物などについて述べよ。
ハ、C1化学が日本の将来のエネルギー供給に対してどのような役割を果たしえるか、実例を挙げて説明せよ。

2、塩化ビニルモノマーについて以下の問に答えよ。
イ、ビニルモノマーの主たる用途、その化学式、最終製品などについて答えよ。
ロ、ビニルモノマーの合成ルートについて
1、石炭を炭素原料とするルート
2、石油を炭素原料とするルート
についてその反応経路、触媒、プロセスなどについて記せ。
ハ、二大合成法が主として工業的に用いられた年代およびその理由について記せ。

3、日本における有機化学産業(化学工業、石油精製、汎用高分子化学産業)について現状と将来進むべき方向について問題点の解析、その解決方法および将来展望について2千字以内で述べよ。


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