ーーーーーーーーーーーー第2回 おせっかい 再びーーーーーーーーーーーー
こんにちは。
1月もあとわずか・・・。ついこの間新年を迎えたと思ったのに、もう2010年2か月めへの突入です。この、時間の早さにびっくりするとともに少し焦ってしまいますね。いろいろと・・・。
受検生の皆さんはなおさらでしょう・・・。
さて、ちょっと振り出しに戻るような話になりますが、今回の教程改訂には正直なところ皆さん戸惑ったのではないでしょうか・・・? 受検2回目以上の方たちは、「やっと理解できてきたところだったのに・・・」という気持ちもあるでしょう。教程改訂、検定内容変更の発表がなされたのが、県連ツールも出来上がり、2010年度シーズンがスタートしてからのことでしたから当然ですよね?もちろん私も「超」が付くほど戸惑いました。「マジ〜!!!!!!!?????
今から!? おっそいよー」って。
私たち専門委員がシーズン初めにSAJからの伝達を受ける南関東ブロック研修会では、当然新教程についてのレクチャーをたっぷり受けました。しかしながら、雪不足のため、満足に滑って理解することができず、教える立場としては不安は募るばかり。しかも、私、今シーズンのスタートはいつもより遅く、市協の蔵王行事でした。
不安を持ちながらも、実際に雪の上に立って、まず新教程の内容を素直にトライしてみました(これまでのことは考えずに・・・)。すると、今までターン前半でしっくり来ていなかった内足がスッと使えました。「確かに自然で楽かも!?」っと実感した瞬間でした。
結局、スキーはアウトドアスポーツ。頭の中だけでは理解できない。実際に雪の上に立ってみればわかることがたくさんあるのです。そして、どんなに教程や検定内容が変わっても、決して変わることがないのが“スキーは斜面を上から下に向かって滑っていくスポーツ”ということです。これが、下から上に滑っていくスポーツに変われば、びっくり!?ですが、そうではないのだから、慌てたり、不安に思う必要はないのです。(なんちゃって^^;)
当たり前のことですが、そこが最大のポイントではないかと思うのです。
また、ずっと以前から外足荷重と言いつつ、上手に滑る選手たちは両足を巧みに使って滑っていました。表現や方法が違っても、ずっと内足使いは主張されていました。今の表現が万人にしっくりと受け留められるものかどうかということは別にして、まずは教程を読んで、、、また講師の話を聞いて、素直にそれを表現してみる、ということが大事ではないでしょうか?
・・・実は私、今回の教程やDVDを見たとき、「こんな滑りじゃスキーが面白くなくなっちゃうのでは?」と思っていたんです。けれど、まずは素直に・・・、できるだけ要点をシンプルに解釈してトライしてみたら、「わっ!」。違いました。
今までターンのきっかけでうまく使えていなかった内足が以前よりも使えるようになった気がします。そして、ターンのきっかけで体を持っていく方向に迷うことが多かったのですが、そういうことがなくなってきました。うまくいくときはどこにも変な力が入らず、スーッと楽にターンできます。ズルズル・・・とかギューとかではなく、スーッと。
まずは教程の文章や講師の言葉を頭の中で自分なりにシンプルに整理して、素直に滑ってみる!そして、少しずつ修正していけばいいのではないかな、と思います。
雪なし県にいる私たちは、滑る機会が少ないのでつい頭でっかちになりがちです。でも、滑っている最中にあれもこれも、それもこれもと考えながら滑ることは不可能です。まずは“素直に受け止めてシンプルに表現する”――これが大事なことなのだと思います。
そして、今回五竜行事で発見した練習法!
1日滑ったら、今日やったことがどこかに出ていないかな?と教程をめくってみるのです。きっとどこかにその日やった内容が出ていると思うので、見つけたらその前後数ページを読んでみてください。納得できることや、さらに疑問に思うことが出ていると思います。そうやって、滑って、読んで、滑って、読んでを繰り返していると(私は、「へぇ〜」とか「ふ〜ん」とかブツブツ言いながら読んでいました)
、自然と教程の内容も頭に入ってきますよ。
それともうひとつの方法。毎日(でなくてもいいですが、気づいたら)、教程をパラッと適当なページを開いてその先数ページを読んでみます。数ページくらいなら、「読まなきゃ・・・」とか眠くなる・・・とかいうことが少ないのではないでしょうか?しかも、検定までにはまだ日があります。検定当日まで毎日続けていれば、それほど苦にならず何回も教程を読むことができますよ。でもって、何度も開いてしまったページはいつのまにか記憶に残るし、理解も深まるはず!めでたし、めでたし・・・にならないでしょうか?(苦笑)
実は、蔵王行事の模擬検定のあと、皆さんに「もう一度教程をしっかり読んで・・・・・・!」なんて強いことを言いましたが、私、お硬い本を読むのが苦手^^;もちろん教程は読みましたが、決して面白いとは思えず、後になって「あんなことを言っちゃったけど、私だって嫌だもんなー」と少々罪悪感を抱いていました。それで、「受検生に“読むように”なんて言ったのだもの、私ももう一度くらいは読まなきゃ」と。。。が、しかし、なかなかあの文字の塊を再び読む気にはなれずいました。
しかし、講習の際になんとか教程を生かそうと思って、編み出した(って言うほどでもありませんけどね^^;)方法がこれでした!。
けど、これが意外といい!「おっ、ここだ、ここ!」「へぇ〜、こういう動きか!」と文章&写真をけっこう面白く読むことができます。
そして、私は、講習内で「何ページをもう一度読んでみてくださいね」と言ってみるんです。そうするとさらに自分にインプットされます。
いかがですか?こんなふうに、読んで、滑って、読んで、話してみる・・・。ぜひ一度やってみてください。意外と苦にならず教程を読みきれますよ。
こんなふうに、嫌なことを楽しいことに変える工夫はとっても楽しいことです。皆さんもどんどん編み出して、ぜひ教えてください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ある本に書いてありました。
「人間はプラスな言葉もマイナスな言葉も言える。それ自体は悪くないけど、漢字の“吐く”を見てみて。口にプラス(+)、マイナス(−)。でも、マイナスを控えれば、、、“叶う”」そうなんですよ!プラスなことをどんどん言って、目標を、夢を、叶えましょう!!
では次回をお楽しみに!!(何とか神奈川&千葉技術選に間に合った?)
|