Wings of Fame
この作品、実は日本でもどこかの映画祭*で上映されたそうなので、もしかしたらご
覧になった方もいるかもしれません。Valmontとほぼ同時期に撮られた作品で、メグ
・ティリーとの同棲生活に入る前の最後の作品です。
(* 東京国際ファンタスティック映画祭 だそうです。電気羊さん、ありがとう!)
ストーリーはいたってビザール。フリーライターのブライアン(コリン)は、映画
スターのヴァレンティン(ピーター・オトゥール)の熱烈なファン。彼のバイオグ
ラフィーを書くほど崇拝しているにもかかわらずヴァレンティンに相手にされない
ブライアンは、映画祭の会場で思いあまってヴァレンティンを殺してしまう。逃げ
る途中でブライアンも落ちてきた照明に頭を打ちあっけなく死亡。死んだ二人は船
に乗って死後の世界へ運ばれ、ある島に連れて行かれる。そこにある瀟洒なホテル
は現世でいまだに名声を博している者だけが滞在できるホテル。スキャンダラスな
死に方をした二人はそれぞれスイートルームに案内されるが、現世での知名度が落
ちていくに連れどんどんとランクの低い部屋へと移されていき、ついには島にもい
られなくなる日がやってくる...
話は何だかな〜と思っている内に終わってしまうのですが、映像が素晴らしくきれ
いで、アヴォリッツ等いろいろな映画祭の美術や撮影部門で賞を取っています。
この作品の売りはなんと言ってもコリンの「ハンサム度」でしょう。全作品中「最
もハンサムな」コリンを見ることができます!(と私は思います)。それに、往年の
スター、ピーター・オトゥールとの共演というのも見物。ただ、長年のオトゥール
ファンに言わせると、「演技に気がはいっていない」そうで、若い人に「これがピ
ーター・オトゥール」と思われるのは心外だそうです。コリンの演技は、まあまあ
と言ったところでしょうか。演技的にこれといった見せ場がないと言ったほうがい
いかもしれません。ま、「ときめきアムステルダム」同様、ハンサムなコリンのプ
ロモーションビデオのような感覚で見るのが正解でしょう。もちろん、お色気シー
ンもあるよ。
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