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今夜、ぼくらは、哨所でご馳走になった。
司令官の大尉殿が、自慢げに、自分の庭を見せて下さる。 大尉殿は、そういえばフランスから、本当の土のはいった荷箱を三つ受け取られた。 荷箱は四千キロを飛び越えて来たわけだ。 緑の葉が三枚芽を出している、ぼくらは指の先でそれを撫でてみる、宝石か何かのように大尉殿がそれについて言われる、 ＜ これは自分の公園です ＞と。 あらゆるものを乾燥させる熱砂の風が吹き出すと、人はあわてて、この公園を、穴倉の中へ取り込むのだ。
『人間の土地』 サン＝テグジュペリ著（新潮文庫 堀口大学訳より） |
| MATERIAL :
STAINLESS STEEL
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『ジャルディネット』
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