三味線 「棹」 のできるまで

               

 

荒 木

高級品の棹にはインド原産の紅木を
使います。
他には紫檀、花林も使いますが、
いずれも原産国はタイをはじめとする、
東南アジア諸国です。



木 取 り

荒木を鋸で切断し、 それぞれ継ぎ手を作ります。 上から順に、天神、上棹、中棹、中木。 右上が下棹。




 

天神、下棹の形取り

丁斧(ちょうな)、鑢(やすり)、 ノミで形作っていきます。








溝作り、細金入れ

継ぎ手に溝を作り、ホゾ穴に金の 金物を入れ、補強と同時に高級感を 出します。







丸め、磨き

寸法通り棹を鑢で丸め、 砥石で丹念に磨いていきます

 

 

三味線の構造と名称