筆者が自宅に近い横浜駅周辺を散策していると、なにやら路上の一角よりまがまがしいオーラが放たれていた。「?!」
ごみの山の向こうからこわばった微笑みを投げかけてくる彼。しかし、両腕と右足のないその姿には、私はただひたすらの恐怖を覚えるのみであった。その胸には、きっとごみと一緒に収集されてしまわないためであろう「カラス除けです」との解説があるが、これでは人間はおろか魑魅魍魎の類さえも近寄らないに違いない。さらに、彼を設置した者が、すこしでもこの恐さを和らげようと飛ばしたギャグ「モッコリ」も上滑りして、恐怖に輪をかける結果となっている。