初出 2005年 2月14日 |
修正 2005年 2月20日 |
HARIの妄想設定 |
何処よりも早い、ニコンD200(仮称)レポート |
本コンテンツは、ニコンD200がニコン内部で開発中であった2005年 2月 14日に、「D200について内輪の開発発表会があった」事を妄想して書かれたものです。 従いまして、2005年11月 1日に発表されましたD200とは全く関係がございません。 本コンテンツをお読みになる方は、この点をご注意ください。 2005年11月 1日 HARI ついに発表となったD200(仮称)について報告しよう。 ただし、発表といってもカメラ本体の撮影許可が下りず、一部スペック及び実写像データは未発表(まだチューニング中らしい)だった。 今回は、「ニコンはこんな製品を開発中で、近々正式発表するよ」っていう意思表示みたいなもの。 なお、守秘契約があるので、本稿はあくまで「根も葉もない噂」って扱いでお願いします。 |
・D2Xジュニア D2シリーズ(D2X、D2Hs)が開発終了した今、ニコンは「次のデジタル一眼レフ」にリソースを全力投入しはじめた。 その名はD200(D200という名称は、まだ仮称との事)。 そのD200が発表(というより、開発表明の方が近い)になった。 といっても、まだまだ詳細をチューニングしている段階であり、未公表(というより、「まだまだチューニング中であり、現時点ではお答えできません。」との回答)のスペックも少なからずあり、また画像データについても同様な理由から公開されなかった。 しかしながら、ニコンは「F100がF5ジュニアと呼ばれたように、D200はD2Xジュニアとなるべく開発しています。」と我々の期待を裏切らない力強い決意表明が聞けた。 ニコンユーザーが「待ちに待った」D200の姿が「おぼろげながら」でも見えた事を素直に喜びたい。 ・F6みたいな外観。 まずは、外観。 全体的にはD2シリーズを踏襲しているるデザインであるが、「Dヒトケタ」と異なるのは縦位置グリップが無い所にある。 (別売のコントロールパックを付ければ縦位置撮影に便利なシャッターボタンやメイン/サブのコマンドダイヤル、AF-ONボタンが使用できる。) また、D2シリーズのペンタ部にある「環境光センサー」も無い。 ここまで読んで、感の良い人は「あれ・・・、それって・・・」と気づいたかもしれないが、正面から見たD200の第一印象はF6そっくりなのである。 当然、メタルボディであり、マグネシウムが使用されている。 背面は、D2シリーズとほぼ同一のレイアウトであるが、「背面表示パネル」が無い。 これは、「縦位置グリップが無い為、背面表示パネルを付けるスペースが無かった」という事であろう。 その代わり、背面モニタ上で画面下部にカメラ設定情報を常に表示する事が可能となっている。(カスタム設定により「非表示」「画像の上に重ねて表示」「画像とは別に表示」の設定可能、「画像とは別に表示」の場合、撮影画像は左右がマスクされて(つまり、縮小されて)表示される。) 限られたスペースにモニタやボタンを配置する為の苦労がしのばれる。 ・基本スペックは!? では、基本スペックを。 ・有効画素数:8.0メガピクセル ・映像素子:23.7x15.7mmサイズCMOSセンサー(ソニー製、ニコンと共同開発) ・撮像感度:ISO100〜800相当(1/3、1/2、1段ステップ)、ISO800に対して1段の増感可能) ・連続撮影:約4.5コマ/秒 ・ファインダー:アイレベル式ペンタプリズム ・ファインダー視野率:上下左右とも約96%(対実画面) ・ファインダー倍率:0.86倍(50mmF1.4レンズ使用時) ・フォーカスエリア:9個所から1個所を選択 ・オートフォーカス:TTL位相差検出方式、新開発のマルチCAM1700オートフォーカスモジュールにより検出 フォーカスエリアの9個所というのは、D2シリーズの左右両サイドが無くなった配置。 新開発のマルチCAM1700オートフォーカスモジュールというのは、どうやらD2シリーズで採用されたマルチCAM2000オートフォーカスモジュールの廉価版らしい。 ただ、D100やD70のマルチCAM900はもちろん、D1XのマルチCAM1300よりも性能は上と思われる。 ・質疑応答から では、質疑応答から少々。 「LBCASTを採用しなかった理由は?」:「(ニコンが求める)スペック、コストで一番最適だったのが今回採用したCMOSセンサーだったのです。LBCASTも引き続き開発中です。」 D2Hsはともかく、D2Xに続いてのCMOS採用、LBCASTはこの先どうなるのだろうか? 「撮影可能コマ数は?」:「現在、チューニング中ですので回答を控えさせていただきます。」 まだJpeg圧縮についてはチューニング中との事で、これは実写データが提供されなかった事からも想像がつく。 補足すると、記録形式はJPEGは「FINE/NORMAL/BASIC」、RAWは圧縮/非圧縮を選択可能(もちろん、RAW+JPEGも可能だけど、JPEGは「BASIC」のみかは不明。)、TIFF(RGB)。 「連続撮影可能枚数は?」:「現時点ではお答えできません。ただしD70が評価を頂いた大きな要因として「軽快な撮影(3コマ/秒で144コマ連続撮影)」がありますし、D2Hsでも高速性を重視してキャッシュを増やしております。その点を十分に踏まえた値にしたいと考えております。」 コスト対効果をまだ見極めきれていないのかもしれない。 ただ、個人的な希望としてはRAWで連続10コマ以上は欲しいものである。 「D2Xで採用されたクロップ高速撮影機能の採用は?」:「現段階では採用を考えておりません。」 小耳に挟んだ噂だけど「クロップ」じゃなくてCCDシャッター機能を利用した高速撮影機能話題があった。 つまり、シャッター開けっぱなしにしておりてCCD側をコントロールして連続撮影するのだ。(動画撮影の要領。) こうすると、機械的な要素(シャッターの動作とか)は無くなる。 ただ、これだと「露出」や「オートフォーカス」は連動できないし、CCDの熱問題、そしてなによりもシャッター押している間はファインダーに何も写ってない。 D200に限らず、実現の可能性は極めて低いけど、一応噂って事で記載しておこう。 「非CPUレンズの対応は?」:「Aiニッコールに関しては、絞り優先もしくはマニュアルで使用可能です。この場合、スポット測光又は中央部重点測光となります。」 D2X等で採用した「レンズ情報を入力する事によりマルチパターン測光等が可能」になる機能は取り入れられなかった模様。 現実的には問題ないかな、思われるが、古いレンズをお持ちの方は、色々と「こだわり」があるようで・・・。 「価格帯は?」:「現時点ではお答えできません。」 ただ、色々な話を継ぎ合わせるとボディ単体で実売30万円前後を想定している模様。 D100が定価30万円なので、実質的には同価格帯ではない。(これについては、次の質疑を参照。) 「D200はD100の後継機なのか?」:「D100の上位機種の位置付けですが、後継機と思って頂いてもよろしいかと存じます。」 某社のインタビューにあったニコンの映像カンパニー副プレジデントの富野氏の「D70とD100の上にも、下にも新しい製品を投入します。また、ある機種の後継モデルも登場します」とは、D200(D100の上)と、また見ぬUデジタル(D70の下)の模様。 (「後継機が出る、ある機種」は先日発表されたD2Hsである。) やはり、D200は「D100の上位機種」であろう。 発売当初はともかく、市場が落ち着けば20万円後半が実売価格となるだろう。 そうなれば、事実上D100は意味がない事=販売終了となる見方が自然である。) ・総合評価 実写データを見ていない現時点での判断は難しいが、まず「買い」である! 但し、発売・即購入は例によって「初期不良」がおまけに付いてくる可能性がある。 そもそも、発売日がまだ未定であるし、発売日が発表されても延期されるパターンが続いているので、いつ購入できるか全く不明である。 (キャノンが対抗機種を発売して、発売前から陳腐化、というパターンが一番恐い。) なにはともあれ、早く実写データが見たいものである。
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