1998年8月 30日

外国語って・・・。

最近、あるHPでアメリカ発信の翻訳記事を見て首をかしげた。
AT&T社の会社ロゴを“死の星”と比喩していたのだ。

「何故、ここで死の星なんて言葉がでてくるの?」

唐突に出てきた単語だったので一瞬理解出来なかったのだが、AT&T社の会社ロゴを思い出して笑ってしまった。
原文では多分、「Death star」となっている事に気が付いたのだ。
そう、スターウォーズに出てくるデス・スターとAT&T社の会社ロゴをひっかけていたのだ。
そう思って考えると、確かに似ている。(^^;

日本でもヒットしたスターウォーズだから、訳文も素直に「デス・スター」としておけば良かったものを、翻訳者(翻訳ソフトかな?)が正直に日本語にしたため、執筆者の意図とまるで違う言葉になってしまった良い例である。

考えてみれば、翻訳って非常に難しい仕事だと思う。(絶対、「完全な機械化」は無理だし。)
例えば「不思議の国のアリス」なんかは、「英語による言葉あそび」の部分が多いのだけど、日本語訳版ではほとんど「言葉あそび」が無くなっているか、訳注で意味を説明したり日本でもわかる言葉に変更している。
(そもそも、英単語での言葉遊びを日本語に訳すことが無理なのだけど。)

そう言えば、某有名RPGで「蝶のナイフ」というアイテムがあったけど、あれは本当は「バタフライナイフ」の事なんだろうね。
その当時はバタフライナイフなんて有名ではなかったから素直に訳したのだろうけど、攻略本で蝶の形の柄が付いたナイフのイラストがあったのをHARIは未だ覚えている。(^^;
さらには、「ドラゴンスレイヤー」って武器、実物(ってあるのかな?)は「剣」ではなくて「槍」なんだよね。
(これには、ちゃんと理由があるのだ。)
でも日本では、「ドラゴンスレイヤー」のイラストって殆ど「剣」として描かれているし。
ん、話がそれてきたぞ・・・。

洋画のコメディでも字幕で見る場合は、オリジナル音声の方が笑えるらしいし。
(その前に、その国のスラングや生活風習を知っておく必要があるけど・・・、知らないと前に話したような勘違いが・・・。)
となると、やっぱり外国語の一つ位マスターしておいた方が世の中をより楽しめるのだろうねぇ・・・。

何故、急にこんな話になったかといえば・・・、何故か毎年数回訪れる「英語が出来ない事を後悔する日」にぶち当たってしまっているからなのだ。
だから日本語マニュアルの無い製品を使うのはいやなんだよなぁ・・・。

Good grief! (T_T)


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