1998年4月 22日

Show Stopper

先日、アメリカで行われたWindows98の発表会(?)で、ビル・ゲイルがデモしようとしたWindows98がエラーを出して停止したとのニュースをTVで放送していた。
画面下に表示されたタイトルは「ビル・ゲイツ大恥」。(^^;
その時、ビル・ゲイツは「だからWindows98は出荷出来ないのです。」とコメントしていたが、HARIは、ある書籍を思い出して爆笑していた。

日本語タイトル「闘うプログラマー」、WindowsNT3.1開発の物語である。
その原題こそが「Show Stopper」。
発表会(Show)を止めてしまうほどのバク(Stopper)、の意味とのことらしい。

今回のWindows98発表会でのバクこそ、正にShow Stopper!(^^;
(実際には、どの程度のバクかは分からないけど。)

「闘うプログラマー」は、DECの伝説のプログラマー(と、紹介されていた)、デビット・カトラーがマイクロソフトでWindowsNTをいかに開発したかの話だ。
この手の本としては、かなり面白く、実際にHARIの周囲でも、その手の好きな人からは好評価だった。

「闘うプログラマー」で思い出す話は、いかに「雑誌のレビュー担当者が本を斜め読みして書いているか」だね。
バク潰しの為に開発中のWindowsNTを使用してWindowsNTを開発しているのだが(ああ、ややっこしい)、この事を隠語で「ドック・フードを食べる」と表現してあった。
(もちろん、文中に「ドック・フード」の意味は説明はされている。)
ところが、何を勘違いしたのか、ある雑誌で「ドック・フードを食べながらWindowsNTを開発したプログラマーたちの云々」って紹介されていたんだよね。
おいおい、それじゃ意味が違うって。(^^;
いくら仕事が忙しいからって、ドック・フード食べながらプログラミングするやつはいない・・・よなぁ。(^^;
(キャット・フードが結構美味らしいとの噂を聞いたので、自信が無くなってきたぞ。)

でもねぇ、やっぱりシステム開発って、どこの国でも大変なんだねぇ。
家庭崩壊するプログラマーはいるし、会社に泊まり込みなんて当たり前なのは、本当にアメリカの話なのか、って思ってしまう。
あっちって、家庭を大事にするのじゃなかったっけ?

ハードカバー上下2巻は価格的には高いけど、興味のある人は読んでみる価値はあると断言できるよ。


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