1998年1月 1日
’97年も終わろうとしているのに、PCに向かって年末処理の準備をしていた時、部屋で付けていたTVの紅白歌合戦と隣の部屋から聞こえてくる紅白歌合戦の音声がが、微妙にずれていることに気が付いた。
隣の部屋から聞こえてくる音声の方が微妙に遅れているらしく、部屋のモノラルのTVがいやに立体的に聞こえてくる。
音声のズレは、多分msの単位だと思う。
だとしたら、サラウンドは確か15ms程度の遅れが一般的なはずだから(オーディオが趣味だったのはコンピューターやる前だったので、もう忘れてしまった)、疑似サラウンド状態になっているらしい。
そう、隣の部屋ではBSで紅白歌合戦を観ていたのだ。
たまたま同じ歌番組を地上波とBSで、別々の部屋で観ていたために起こった現象のようだ。
やはり地上波とくらべて、地上から衛星軌道に行って帰ってくる電波では、微妙な遅れが出るのだろう。
まさか、こんな身近に「電波の速度」について実感出来るとは思わなかった。
しかし・・・、たかが「衛星軌道」でこれだけ遅れが出るのだから、本当に宇宙時代が到来したら通信はどうするのだろう。
やはり亜空間通信を実現しない限り、「宇宙大航海時代」は到着しないのかもしれない。
え、それよりも「宇宙空間での航行方法が先だろ!」だって?
それは大丈夫。
2063年4月4日に「人類初の」ワープ実験がゼフレム・コクーン博士によって成功するのだから。(^^;
そう、あと「たった」65年先の事なのだ。