1997年 3月 8日

高いカメラを買えば良い写真が撮れる わけではない

HARIがF5を購入した話はすでに書いた。
でも、HARIはF5を使う事によって今以上の写真が撮れるようになるとは、全く考えていない。
もし機械で写真が変化するとしたら、カメラ本体よりレンズの方が影響は大きいと思っている。
ポートレートを撮るなら、多少無理しても良いレンズを購入する事をお勧めする。

これからHARIが使うニコン85mmF1.4Dは、今まで落合氏のご厚意によりお借りしていたミノルタ85mmF1.4Gと同レベルのはずだ。
とすれば、カメラがα7700iからF5に変わった所で、写真が急に良くなるはずが無い。
そこそこのカメラを使っている場合、カメラの値段と写真の質は全く無関係だからだ。
構図は人が決めるのだし(モデルに撮らされた写真で満足しているのなら、それでも良いが)、プログラムオートにしてカメラお任せで撮るならともかく露出は人の感性・判断が重要だ。

EOS-5だってF5だって、露出F4・シャッタースピード1/125は同じなのだ。
(機械の誤差はこの際考えない。)

そこそこのカメラを使えば、カメラ本体の仕様が写真に影響する差はわずかだろう。
カメラ内部の光学的処理が良い方がいい作品が生まれるだろうが、それは写真の質をとことん突き詰めていった時に現れるのであって、今のHARIの写真はそれ以前の状態だから関係ない。

繰返しになるが、

重要なのは人の感性であって、カメラではない。


お詫び

独り言インデックス及び更新情報のタイトルが、
「高いカメラを買えば良い写真が撮れる」となっておりました。
謹んでお詫び申し上げます。


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