2002年10月28日

キーボードレイアウトの違いによる生産性の低下


 HARIは、仕事では会社から貸与されたノートPCを使用している。
 最近、メインに使用するPCを富士通FMV NoteBookの企業向けモデル(机上使用をメインに考え、ポインティング・デバイスが未装備のモデル)から東芝のDynaBook Satelliteに切り替えた。
 別にノートPCのメーカーが変わったくらいで仕事に影響はありまい、と思っていたら大間違い。
 CPUのスペックはアップしたのにも関わらず、予想しなかった事から生産性が低下している。
 
 それは・・・、「キーボードレイアウトの違い」
 英数字は規格に従って同じだが、特殊キーの位置が微妙に違う。
 たとえば、キー入力の「半角」から「全角」への切り替え。
 これは、Windows上で日本語キーボードを使用する場合「Alt」+「半角/全角(漢字)」だが、この「半角/全角(漢字)」キーの位置が微妙に違う。
 FMVは「1」キーの左だが、DynaBookは「1」キーと「2」キーの上。
 FMVの「半角/全角(漢字)」に当る位置はキーが無く、近い位置には「Esc」キーがある。
 つまり、FMVで慣れた指は、「半角」「全角」を切り替える時、「Alt」+「半角/全角(漢字)」を押したつもりが、実際には「Alt」+「Esc」を押しているのだ。
 (「Alt」+「Esc」はどんなショートカットが割り当てられているかは、Windows搭載PCでお試しあれ。)
 さらには、左下の「Fn」と「Ctrl」キーの位置が入れ替わっている。
 (FMVは「Fn」「Ctrl」、DynaBookは「Ctrl」「Fn」)
 この為、FMVに慣れたHARIはDynaBookでカット&ペーストに失敗する原因となっている。
 「Insert」や「Delete」、「PageUP」「PageDown」キーの位置・配列も異なる。
 DynaBookでは「Enter」キーの横にある「PageUP」「PageDown」、これが曲者で、文章入力中に間違って押下してしまい、何度も泣きをみた。
 (FMVは「Enter」キーの横には何もキーが無い。)
 ソフトを使えば、ある程度のキーアサインは変更できるが、キートップと実際のキーが異なるのは避けたい。
 おかげでHARIは、作成中の文章は壊すし(「やり直し」で復活させてはいるが・・・)、作業効率はガタ落ちである。
 
 (キータッチも、DynaBookは腰が無くて好きになれない。)
 
 もし、ノートPC(又は、小型キーボード)の買い替えを検討しているのなら、キータッチだけではなく配列にも十分に注意しないと、購入してから痛い目をみることになる。
 こういったキーアサインは、店頭では確認し忘れるし(確認するとしたらキーの押した感じ位かな)、実際に使い始めるまでは気がつかない事が多い。
 ノートPCや小型キーボードを買う時、スペックだけではなく(実際に使用する事が多い)キーボードにも十分に注意する必要がある。
 (余談だが、HARIは昔「124Key Any Key」という英語キーボードを使用していたが、これを日本語キーボードに切り替えたときも、慣れるまで苦労した。)
 
 だが、そんな「使いづらい」DynaBookのキーボードレイアウトにも慣れてしまうと、逆にFMVのキーボードが使いづらく感じ始めるのだろうなぁ・・・。
 



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