2001年3月22日

HARIは萌えているか 〜サクラ大戦3購入〜


 

 3月22日(木)19時、HARIは秋葉原を上野方面に向かって歩いていた。
 ふと、某有名ゲーム販売店を覗くと、店内は人でごった返していた。
 普段の、この時間がガラガラと言うわけでもないが、明らかに異常な混みようだった。
 (実は、その店で購入すると「イベント特典」が付く為の混みようだったらしい。)
 「新作ゲームの発売日、か・・・。」
 HARIは呟くと、その「新作ゲーム」を探した。
 パッケージが目に止まる。
 「危険!」理性が判断し、視線をそらそうとしたが、それよりも早く「ヲタク心」が視神経の制御を握っていた。
 「これは・・・。」
 そう、これこそが「サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜」との出会いだった。
 「良い、良いキャラクターじゃないか。\(^^)/」
 視神経の制御を握った「ヲタク心」は、ゲームをデモしているモニターを探し、そして見つけた。
 「良い、良いゲームみたいじゃないか。\(^^)/」
 さらに調べると、HARIが見つけたパッケージは「通常版」で、初回限定版が2種類ある事も判明した。
 Aセットは「シャノワール謹製オルゴール付き」で、Bセットは「携帯キネマトロン型ビジュアルメモリ付き」かぁ。
 初回限定版・・・、この言葉に、HARIはとてつもなく弱い。
 「Aセット、欲しいなぁ。」「ヲタク心」は、完全に購入モードに入っていた。
 探してみると、どうやら初回限定版2種類は、在庫がなさそうだ。
 次ぎに覗いた店も、その次ぎに覗いた店も初回限定版は無かった。
 そうなって来ると、無い物ねだりで、物欲心が湧いてくる。
 ここで、「理性」が盛り返す。
 「限定版は売り切れだから、買うこともないでしょ。」
 「ヲタク心」は、あきらめなかった。
 「もうちょっと探そう。幸い、上野に向かっているので、ちょっと足を伸ばして某カメラ量販店のゲームコーナーによってみよう。」
 
 某カメラ量販店の商品陳列棚にも、「サクラ大戦3 初回限定版」は無かった。
 「理性」は諭す。「さぁ、帰ろうか。」
 だが、「理性」の隙をついて「オタク心」が体を制御し、店員に確認した。
 「サクラ大戦3の初回限定版は、売り切れですか?」
 店員は、「少々お待ち下さい」と言って、後ろの箱をごそごそ探す。
 「2セットあって、どちらも2個残ってますねぇ。」
 その「2個」が、販売店特有の「小出し作戦」なのか、「本当に2個づつしか残っていない」のかは、この時点ではどうでも良かった。
 「!」理性が「ヲタク心」から体の制御を奪おうとしたが、「ヲタク心」は電光石火のごとく回答していた。
 「Aセット下さい。」
 愕然とする「理性」に、「ヲタク心」は諭した。「AB両セット買わないだけ、成長したろ。(^^)」
 
 かくて、HARIは「サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜 初回限定版Aセット(シャノワール謹製オルゴール付き)」をゲットした。
 
 パッケージを持った帰り道、HARIは呟いた。
 「また、ハードを持っていない「ソフト」を買ってしまった・・・か、でも困ったなぁ。」
 我が家にはドリームキャスト無い、だが、それは「困った事」では無い。
 (かつて、LDプレイヤーを買った時には十数枚のLDソフトを持ち、今もDVDプレイヤーが無いにも係わらずDVDソフトを買っているHARIには、決して珍しい事ではないのだ。)
 
 「これ、パッケージ開封出来ない気がする。」
 
 そう、HARIは重度の「限定品は開封できない病」にかかっているのだ。(爆)
 



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